人気ブログランキング | 話題のタグを見る
シチリア周遊、駆け足「観光」編 その2
シチリア周遊、駆け足「観光」編 その2_b0206901_10133173.jpg 少しのブレイクを経て、シチリア周遊の「観光」編、第二弾をはじめます。

 前回は、パレルモ・アグリジェントといきました。残された観光地は、タオルミーナ・エオリエ諸島・シラクーサ。延々と世界遺産と、映画の舞台になった場所が続いていきます。

 今回は、その中でもタオルミーナとシラクーサをご紹介。

 一枚目は、タオルミーナ! 映画『グランブルー』の舞台になった場所です。そのメイン地点のイゾラ・ベッラというちいさい島です。

 ちなみに、私この映画をまだ観ておりません……内容は初上映当時から知っていたので、いつか鑑賞しようといいながら、先に舞台地に行ってしまったという。

 10月上旬の、暑いのか涼しいのかすごく微妙な気温だったのですが、私がんばりました。がんばって水着になって、海につかりました。

シチリア周遊、駆け足「観光」編 その2_b0206901_10154327.jpg 二枚目は、実際にイゾラ・ベッラへ歩いて渡ってみた写真です。案外水着で浜にいらっしゃる旅行者の方々もいました。ドイツ人観光客だけでなく、イタリア人のおばちゃま方も水着になっていました~。水着で撮影会していました(笑)。

 欧州の方々は、海大好きのイメージですが、海にはいって遊ぶというよりも、砂浜でひなたぼっこがメインです。ちなみに家主のマリナは違います。還暦すぎようが、私よりも全力で海に飛び込んで遊ぶタイプです。愛していますその精神。

シチリア周遊、駆け足「観光」編 その2_b0206901_10164878.jpg 三枚目は、まともに観光しようということで、タオルミーナのギリシア劇場。保存度はかなりのものでした。毎年夏、ここでは演劇が行なわれます。また、世界のアーティストたちがコンサートを開くそうです。確かに見てみたい!

 ちなみに、古代ではエトナ山噴火のガスによって、日光の色が緑などに変化したことを重要視したとかなんとか。それがタオルミーナのギリシア劇場の背景になったとか、なんとかいろいろガイドさんから説明を受けましたが、うろ覚えな(うえに、イタリア語が少し難しかった)のです……。ダメすぎる私。

 とはいえ、高台にある劇場なので(タオルミーナ自体、日光いろは坂並の坂をのぼって町の中心部に向かいます)、エトナ山とイオニア海がよく見えます。絶景です。

 その一方、もうひとつ有名なギリシア劇場があります。シラクーサにあるほうです。

シチリア周遊、駆け足「観光」編 その2_b0206901_10174716.jpg ということで、四枚目はシラクーサ。こちらのギリシア劇場のほうが大きいのでございます。何万人収容するかは忘れましたが、とにかく大きい!

 こちらも毎年か二年に一度の夏、古代劇などを上映するようです。案外、シラクーサのほうが雰囲気は好みかもしれません……というより、全体的にシラクーサのほうが好きだったわけですが(海の絶景うんぬんより、古代歴史のほうが好きなんです)。

シチリア周遊、駆け足「観光」編 その2_b0206901_10184175.jpg 五枚目は、ギリシア劇場と同じ考古学公園内にある、「天国の石切り場」と呼ばれる一区画。そこにあるのが、ディオニシオスの耳と呼ばれる洞窟です。

 この洞窟は中まではいることが可能ですが、明かりがまったくないので奥に進むのがすごく怖かったです。洞窟がつくる闇は、光を吸収してしまうので……久しぶりに闇を見た、という感じでした。

 この区域には、テコの原理などを発見した超有名な数学者、アルキメデスのお墓があり、園外から一応拝見いたしました。洞窟の穴を利用して墓をつくったようなので、正直たくさんある中のどれがお墓かわかりませんでした……この園内、パンフレットどころか看板もないんだもん。でも、のどかな植物公園のようですごく落ち着けました。

シチリア周遊、駆け足「観光」編 その2_b0206901_10193076.jpg ラスト六枚目は、夜のドゥオモ。写りが悪いですが、シラクーサでも必須ポイントのひとつだと思います。

 このドゥオモ、ギリシア神殿を利用してつくっているんです。内部には、神殿の柱が現役で連なっていて、私は感動いたしました。遺跡の神殿ならたくさん見ましたし知っていますが、現役ははじめてです。素敵でした。

 そしてこの通りも、すごく素敵でした。シラクーサは映画『マレーナ』のロケに使われた街です。これまた私、観ようと思って早幾年、先に舞台の地に訪れてしまったという……イタリアの至宝、モニカ・ベルッチおねーさんは大好きなので(特に容姿)、この映画はかならず観ようと思います。シチリア女たちにフルボッコされる話と聞きましたが! シラクーサの方々はそんな感じではなかったです。シラクーサの人が今のところ、シチリア系の中で一番好きかもしれないです。

 シラクーサの写真が異様に少ないことに、少し悔いが残りますが……個人的には、シチリア行くならば、そして考古学や古代ギリシア、ギリシア神話にトキメキを感じる方は、是が非でもシラクーサ・アグリジェントは行くべきだと思います。シラクーサは観光で見るところも多いですが、すべてなんとか徒歩圏内で行けますし、道もわかりやすいです。

 後日、マリナに「セジャスタの神殿もいいわよー」といわれましたが(シチリアには三つのギリシア劇場が残されていて、ひとつめシラクーサ、ふたつめタオルミーナ、みっつめセジャスタ)、セジャスタはシラクーサやタオルミーナのある東側ではなく、パレルモ(西)寄りのため遠く、行程を練る時点でパスでした。その前に、マニアックすぎます。行きたいけど、車ないと無理!

 シラクーサに行ったからには、マルタの神殿とカルタゴは必須のような気がしています(ギリシャ本土は、最後まで取っておくことにします)。

 次回は、エオリエ諸島をご紹介です! 有名な泥温泉にも突撃しましたので、お楽しみに。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2010-10-19 10:23 | 海外旅行のお話 | Comments(0)


<< シチリア周遊、駆け足「観光」編... なんでもない日、万歳! >>