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チヴィタ・オルヴィエート・シエナへANDIAMO! ~シエナ編~
チヴィタ・オルヴィエート・シエナへANDIAMO! ~シエナ編~_b0206901_14122872.jpg 2月に入って春のような暖かさが続くローマですが、先月に敢行したラツィオ州・ウンブリア州・トスカーナ州の旅から一週間ほどは、冬の寒さでした。そのラストは、シエナ編です。(第一回目の天空の村チヴィタ編は、コチラ 第二回目、夜のオルヴィエート編は、コチラをそれぞれクリックです。)

 ウンブリア州にあるオルヴィエートからシエナまでは、鈍行列車で2時間ほどだったと思います。途中、キュウジ(CHIUSI)という駅で、シエナに向かう列車に乗り換えました。一方、シエナからフィレンツェまで1時間半もかからない距離だったと思いますが、列車で行き来するのは少し不便かもしれません(こちらは、バスルートもあるようなのでおすすめします。イタリアは中長距離バスが案外使えます。また、鉄道でローマ~シエナ間は鈍行列車で3時間はかかったはずです)。

 鈍行列車でウンブリア州からトスカーナ州に向かうと、風景はさらに牧歌的な装いが色濃くなっていきます。南イタリアはアクの強い地域が多いだけ、北のほうに向かうと、土地や人々にも落ち着きが出てくるように感じられるんですよね。ローマは、とりわけやかましいということもありますが……。

チヴィタ・オルヴィエート・シエナへANDIAMO! ~シエナ編~_b0206901_1429218.jpg そして個人的には、イタリアに住んで二度目の北上ルートです。北イタリアは落ち着きがあって良いといいつつも、旅する気にあまりなれないのが不思議です。刺激が少ないということなんでしょうか……南イタリアの、毎日がアドベンチャーみたいな刺激の強さに完全に慣れてしまったんでしょうね(笑)。

 特に今回。友人が日本から来なければ絶対いかなかっただろうな、というスポットがこのシエナです。最初の写真にもあるとおり、街並みはヨーロッパ! といわんばかりです。

 ローマも同じく欧州で(しかもイタリアの首都で)、石畳の道はたくさんあり、建物が写真のように密集していますが……洗練された雰囲気はシエナの街並みほどないように思います。シエナは個人的に北イタリアに来た! と、思わせてくれる風情でした。街並みは古く、色合いも私好みでした。

 シエナの大きな観光どころは、大聖堂とカンポ広場です。まず国鉄のシエナ駅から。バスで歴史地区に入り、街並みを散策しながら大聖堂へ向かいました。それが、この二枚目の写真。

チヴィタ・オルヴィエート・シエナへANDIAMO! ~シエナ編~_b0206901_14533265.jpg 大聖堂を見て、最初に抱いた印象は、この大聖堂カッコイイ! でした。前夜にオルヴィエートの大聖堂を見ていましたが、あちらは優美な感じです。それに比べ、シエナの大聖堂は見た目に重みがありました。

 さっそく内部に入ろうと考えたものの、有料制だとわかり、まずチケット場を探すことに……チケットショップは、大聖堂の右側にありました。とりあえず大聖堂内は見ておきたかったので、購入することに。

 シエナの大聖堂では、近隣に大聖堂付属ミュージアムとサン・ジョヴァンニ洗礼堂などが同時に入場できる割安なチケットパスが売られていました。私たちが行ったときは、ドゥオモパスが10ユーロほどだったので、迷わずそちらを選びました。

 先に鑑賞した大聖堂付属ミュージアムは、思いのほか見ごたえがあって、パスにしたのは大正解でした。中でも、最初に目にするステンドグラスが最高です。撮影禁止だったのがせつなかった……。一方、ミュージアムの屋上からは、シエナの街を一望することができます(それが写真四枚目)。

チヴィタ・オルヴィエート・シエナへANDIAMO! ~シエナ編~_b0206901_15235287.jpg さて、三枚目写真は大聖堂の内部です。私たちが入場したときは、内部の至るところが工事中となっていたのですが(右側の白い垂れ幕みたいなところなど)……黒と白を貴重にしたこの手のつくりは、イタリアでもあまり見られないのではないかと思います。意味もなく、私は頭の中で熊本城と姫路城を足してみていました。シエナの大聖堂は日本の城にたとえると、そんな感じかもしれません。

 次の四枚目写真は、大聖堂付属ミュージアムのてっぺんから見た、シエナの風景です。有名なカンポ広場方面を撮影しました。写真の中で軒を連ねる建物からぽっかり空いている場所が、カンポ広場です。高くそびえる建物は、マンジャの塔。シエナで一番高い建物です。

 街のはずれからは緑の丘や牧草地や畑が広がっています。赤いレンガ仕立ての街と緑のコントラストが色濃く、おとぎ話的でもあるなあ、と、街のつくりに感動。シエナは本当に古い中世の街並みが残っています。素敵です。観光化がそれほどされておらず、こじんまりとしているところがなおさら好みです。


チヴィタ・オルヴィエート・シエナへANDIAMO! ~シエナ編~_b0206901_1514022.jpg  そんな感じで、ほぼ大聖堂周辺だけでシエナ観光を終わらせた私たちでした。本当にあっさりシエナを終わらせてしまったな……と思いつつも、列車時刻に間に合わせるのと昼食にありつきたい中での観光でした。昼食は軽めで、パニーニ屋さんで好きな食材をオーダーし、近くのバールで飲み物とドルチェなどをいただきました。

 そして、帰りの列車の中で身体の不調を感じ……翌日から高熱に襲われるという悲劇が待っていたのでありました。はじめは、目のかゆみとくしゃみだったので、花粉症がはじまったのかと思っていたんですが、今思えば、花粉症と風邪が同時にやってきたんでしょう。

 花粉アレルギーに関しては、家主のマリナがお医者さんに頼んでアレルギー用の薬をいただいてきてくれたので、これからなんとかなりそうです。暖かくなるのはありがたいんですが、花粉症だけはどうにかしたい常日頃です……。

(ラスト写真は、大聖堂の反対側にあるサン・ジョヴァンニ洗礼堂です。こじんまりとしていましたが、装飾はとても美しかったです。)
 

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by gosuiro | 2011-02-10 15:58 | 海外旅行のお話 | Comments(0)


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