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ローマの電気と生活事情を覗くよ!
ローマの電気と生活事情を覗くよ!_b0206901_9402359.jpg ローマはここ最近、五月なのかというくらい暖かい日が続いています。天気予報を見たら、最高気温が20℃でした。信じられない。去年は四月でもすさまじく寒かった記憶があるのに(去年の冬は本当に寒かった)……今年は暖かい冬だったのかもしれません。この暖かさを、日本にも送り届けたい気持ちでいっぱいになります。

 さて、今回はそのローマの日常を写真で紹介します。一枚目は、早速マリナのアイロンかけを隠し撮り(笑)。

 アイロンがけをイタリア人は好んでしている勝手なイメージが私にはあります(特に年配女性)。マリナは特に几帳面で綺麗好きなところがあって、服だけでなくベッドに使うシーツもきっちりかけて保管しています。確かに、使わず長期保存するときは、先にアイロンをかけたほうがいいかもしれません。しかしこのアイロン台、すごく大きい。イタリア住宅サイズでも気合がはいっている大きさです。

 イタリアで消費する電気といえば、シャワーなどの湯沸かし器やポット、電気オーブン、冷蔵庫、照明、テレビで、冬は共同暖房器具が大部分をしめるかと思います。イタリアの電気料金は超がつくほど高く、マリナ宅の節電徹底生活にすっかり慣れている私です。

ローマの電気と生活事情を覗くよ!_b0206901_1028789.jpg 電子レンジもイタリアにはありますが、私はローマに来てレンジを一度程度しか使ったことがありません。皆電子レンジをあまり使いたがらないんですよね。食べ物を温め直すときは、ガスコンロか電気オーブンを使っています。個人的には電子レンジは電気代がかかるので、あまりイタリアで使いたくないというのが正直なところ。

 イタリアでは、日本並みの電気量を使うと一月だけで2万、3万はすぐいきます。しかも、湯沸かし器を使いながら電機オーブンを使えば、すぐブレーカーが吹っ飛ぶという素敵な仕組み。私、マリナ家でブレーカーが飛ぶのを5回以上は見てきました……。二枚目の写真が、その電気オーブンです。

 日本で一人暮らしをしていたときも節電生活をしていた私ですが、イタリアに来てさらに節電生活が身につきました。シャワーも20分お湯流しっぱなしにしていると水に変わるし(また湯沸かすため30分待たなければならない)。本当に最低限の電気を使って生活しています。私このまま日本に帰ったら、超エコ生活推進できますよ(笑)。

ローマの電気と生活事情を覗くよ!_b0206901_1030334.jpg ローマで電気を使わなくてもいい生活ができるのは、気候が恵まれているところもあると思います。冬はどうしても暖房を使いますが(共同なので調節不可。ちなみにマリナ家のは弱いので、家内でも厚着生活)、夏は湿度が低いため、涼しい風が通るとこもっている熱を一掃してくれるのです。基本的に冷房がいりません。

 日本は夏は湿度が高い地域なので……冷房がないと厳しいですね。おそらく、欧州の人が真夏の日本に来たら「息ができないくらい暑い」と思うのだろうと思います。時おり、日本のような湿度のときがローマにもありますが、マリナは「不快だ」と言っていたので……彼女が日本の真夏を体験したら息苦しくて耐えられないかもしれない(苦笑)。

 そしてラストの写真は、食器棚です。お皿の種類はとても少ないです。それは、イタリア料理が、日本料理のように料理品で器が変えることはない(小皿がたくさん必要ではない)ためです。スープとパスタは同じ深皿でいいし、その他は普通の皿でいい(ビュッフェのように何種も取り分けられるおおきめ皿です)。さらに、料理品を出す大皿があればこと足りるのです。日本のように品数豊富に食べる文化でもないし、皿の種類もあまり必要ない。

 たとえば、日本で和食を食べる場合、ご飯茶碗と味噌汁椀に焼き魚の皿の人数分と、炒め物の大皿に取り分け皿という、4種×人数皿と大皿が必要だとします。イタリアでは、パスタ皿、サラダと肉か魚の大皿、取り分けの皿、つまり2種×人数皿と大皿ふたつあれば十分。つまり、最低限の皿数が少ないわけです。……これは食文化の違いなので、少ない食器で生活できるのは羨ましいと思いつつ、日本人にはなかなか難しいなあと思います。

 文化が違いすぎて、日本生活に取り入れることができない部分もイタリア生活では多々ありますが、参考にはなるのかなと思います。特に節電は意識するだけでもおおいに違うので! 私は国関係なくやっていきたいな~と思う次第です。そんなローマの日常のお話でした。

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by gosuiro | 2011-03-30 10:55 | イタリア的雑記 | Comments(0)


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