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ローマで美味しいジェラートを食べる「ファッシで入門編」
ローマで美味しいジェラートを食べる「ファッシで入門編」_b0206901_22502696.jpg 長らくお待たせいたしました……イタリア・ローマで私が贔屓にしているジェラート屋の紹介です!

 今回は、まずローマの有名店「ジェラート・ジョヴァンニ・ファッシ(Palazzo del Freddo Gelato Giovanni Fassi)」。日本のガイドブックなどでは、通称「ファッシ」と呼ばれています。でも、現地的には前冠の「パラッツオ・デル・フレッド」のほうが通じるかも……。

 という、ファッシですが写真一枚目。私が行ったときは休業日だった! 残念すぎる! 一応、玄関口はこんな感じです。ここの内部はかなり広いです。ジェラート屋でテーブル席がついてあるところはあまりないのですが(あっても、カフェ扱いで席料が取られること多し)、ファッシはたくさん席がある(店内写真は公式サイトにあります。リンクは下記)。まるで日本のフードコートのようです。席料が取られずゆっくりジェラート食べられるのは貴重。というのも、イタリアでは立ち食い食べ歩きがジェラートの食べ方の基本なのです。

 いかんせん写真がなさすぎるのが申し訳ないのですが……ファッシは個人的におすすめできるというよりは、『ゆっくり座って食べられる』『量たくさん食べられる』『何より安い』ということに尽きます。正直、ファッシよりおいしいところはたくさんある(苦笑)。でも、無難なんです。安く大量に食べたいなら絶対ファッシがおすすめ。
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 特にファッシに行くのをおすすめしたい季節は冬です。イタリアでは年中かまわずジェラートを食べます。理由はジェラートがただただ美味しいから(笑)。夏の昼食にジェラートのみ!を推奨する国なので、……いっそイタリアの主食のひとつと思ったほうがいいかもしれません。

 そしてファッシは、11月から2月まで、水曜日はジェラート半額デー! その時期は売り場に「-50%」と書かれた大きな看板がかけられます。気合十分です。私は冬の水曜日を狙ってジェラートLサイズを二杯ペロリといただきました。アイス漬けで胃が寒くなったらハーブティを頼めばいいんです。飲み物はミニポットで2ユーロもしなかったはず。人と待ち合わせするときもファッシは居やすいです。

 さて、このたびのメインは、ファッシの紹介というよりイタリアにおけるジェラートの頼み方と表示です。あと、おすすめの味。

 まず、購入方法ですが……これはバールでエスプレッソを頼むときと同じ。レジに行って、レジ係にほしいサイズを伝えてお金を支払いレシートをもらいます。レシートはかならずもらってください。そして、ジェラートのショーケースが並ぶところに行き、ジェラートをすくう係のひとへショーケース越しにレシートを渡して、食べたいフレーバーとコーンかカップのどちらにいれるか選んで言います。
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 イタリアでは、コーンか紙カップか選べます。イタリア語でコーンは「CONI(コーニ)」、カップは「COPPETTE(コペッテ)」です。これは覚えておくと便利。量多く食べるつもりなら、カップがおすすめ。

 サイズを伝える場合は、大抵三種あります。一番大きいLサイズは「GRANDE(グランデ)」、標準のMサイズは「MEDIO(メディオ)」、一番小さいSサイズは「PICCOLO(ピッコロ)」です。ちなみに、イタリアではPICCOLOサイズだとジェラート2種、MEDIOサイズ・GRANDEサイズだと3種の味が選べます。なので、量が多いと感じてもMEDIO以上のサイズを頼みましょう。

 ファッシの場合の料金は、写真二枚目参照。イタリア語がずらっと並べられてまったくわからないかもしれませんが、一番右上の赤字「1,60-2,00-3,00」というのが、ジェラートの金額です。コーンもカップも同料金。つまり、PICCOLOサイズが1,6ユーロ、MEDIOサイズが2ユーロ、GRANDEサイズが3ユーロということです。これはローマのジェラートでもけっこう安いほうです。さらに冬の水曜日は、これらが半額になるわけですから本当に安い! ファッシさま太っ腹!!(このメニュー表、興味持った方は訳してみてください。全部お菓子の値段の話ですが。あと写真三枚目はGROMカップ、これはPICCOLOサイズです。GROMに言った際の報告記事はコチラまで。)
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 そして、全般的なおすすめのジェラートの味ですが……やっぱりピスタチオははずせない。本当においしいですから、ピスタチオだけは食べてください。後個人的にはモラ(桑のみ)、ノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)あたり……イタリアでしか食べられない味ですね。ノンラテ(ミルク不使用)ならフルーツ系は全般的においしい。でも、レモン系は店のあたりはずれが大きいと思う。レモン系でおいしいところは本当においしいジェラート屋です。フレーバーは気持ちに余裕のある店員の多い店だと、味見させてくれます。ファッシはけっこう混んでるから無理かも。(おっちゃんたちにフレーバー頼むのも軽く戦いになるくらい混んでるときがある。特に冬の水曜日。)

 補足的に、ワンランクイタリア通な食べ方では、シチリア風のものがあります。ずばり、パンにジェラートをどっぷりはさんで食べるという驚異的な食べ方。その名も、ブリオッシュ・コン・ジェラート。私もまだ試す勇気はありません(笑)。

 というわけで、ファッシのメニュー表を使いながらジェラートの頼み方を学んだ次回は、私の大好きな店を紹介します!(実はそこがラスト写真。)


■パラッツオ・デル・フレッド~ジェラート・ジョヴァンニ・ファッシ~
(Palazzo del Freddo,Gelato Giovanni Fassi) 住所…Via Principe Eugenio, 65
公式サイト→ http://www.palazzodelfreddo.it/
 地下鉄ではA線、ヴィットリオ・エマニュエーレ駅徒歩3分くらい。地上出口がたくさんあるので注意。トラムが行き交うVia Principe Eugenioという通り沿いにあります。アジア系の通りなので、ちょっとイタリアっぽくない雰囲気もあります……。

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by gosuiro | 2012-09-07 23:21 | 国内外の美味な食事処 | Comments(0)


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