ポルトガルを巡る旅!07「バイシャ&バイロ・アルト地区(リスボン)」
b0206901_1331675.jpg リスボンのベレン地区(詳細はコチラ)→アルファマ地区(詳細はコチラ)と流れてきて、このたび三つ目はバイシャ&バイロ・アルト地区(+シアード地区)です。

 位置関係としては、アルファマ地区の左(西側)がバイシャ地区、そのさらに左上側がバイロ・アルト地区です。バイシャ=低地、アルト=高い地区。観光は岸沿いの低いバイシャ地区から上に登っていきます。

 写真1枚目、アーチが特徴的なコメルシオ広場(別名、テレイロ・ド・パソ)。今回紹介する中で一番海抜が低く、リスボンの玄関口ともいえる場所です。元宮殿があったところでもあり、とても広々としていて周辺にはいろんな店が揃っています。

 バイシャ地区には、他にもロシオ広場、フィゲイラ広場などいろいろな広場があり、真っ直ぐ通りを伝うと、リスボン一番の大通りであるリベルダーデ通りの始点に辿り着きます。ここは世界的にも珍しく17世紀に起きた大地震の後、耐震建築で復活した歴史ある地区。世界初の耐震建築が施された街と言われています。リスボン中心部の繁華街なので、観光スポットを渡り歩くというよりは、通りの活気を楽しむ感じになります。
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 地中海沿いの国は、美しく明るいところが多いのですが……大地震の影響を受けている街がけっこうあります(イタリアもメッシーナ大地震なんて街がほぼ全壊したし)。特にリスボンの大地震は津波も起きて大被害に遭ったところ(唯一まともに残ったのがアルファマ地区らしい)。

 王国は再建に熱心で、バイシャ地区等新たな街づくりを早々に行ない現在の町並みができているわけですが、当時の傷跡がそのままになった観光スポットも残っています。

 それが写真2枚目、カルモ教会。ここは大地震の後も再建されずそのまんまです。こちらはバイシャ地区から上にあがったバイロ・アルト地区のそばのシアード地区にあるのですが……丘の上まで津波が押し寄せたということです。特に津波で、当時の芸術品や歴史的資料はほとんどが潰えてしまいました。

 現在、カルモ教会は宗教建造物ではなく建築博物館として利用されています。建築的にはゴシック様式だそうですが、ポルトガル独特なマヌエル様式もまざっており、特徴的なかたちを為しています。建築好きにはおすすめのスポット。
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 バイロ・アルト地区(+シアード地区)は、芸術・商業地区。高級シッピングができる一等地と歓楽街が揃ったところなので、昼夜歩いて楽しいところです。先ほどの川沿いにあるコメルシオ広場から真っ直ぐ1キロも歩かずロシオ広場に着き、そのすぐ近くにカルモ教会があるので、坂に脚がガクガクにやられていないかぎりは徒歩で地区から地区へ移動可能。

 カルモ教会の近くには、写真3枚目のサン・ロケ教会というスポットもあります。こちらは、日本と親交の深い場所。

 フランシスコ・ザビエルが属したイエスズ会の教会で、1584年に天生遣欧少年使節が滞在したところです。いろんな様式で飾られた内部は豪奢。イタリアのバロック様式も見られるところなので、建築と日本史に興味がある方は必見です。あと、教会は基本入館無料なのがいいですね(笑)。
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 そして、日本にゆかりのある場所はもうひとつ。写真4枚目の、モラエスの生家です。こちらはバイロ・アルト地区からリベルダーデ通りを挟んで少し先にある高台にあります。坂が多いので、ケーブルカーを利用することをおすすめします(サン・ロケ教会近くと、モラエスの生家と2ラインあります)。

 モラエスさんとは、明治時代に日本を訪れ日本を世界に紹介したポルトガル外交官(海軍士官)兼文筆家です。そのまま日本に移住し没した方なのですが、その方の生家がここ。アパルタメントを外から見るだけになりますが、ドアの上にあるタイルには、なんと日本語が書かれています。

 文章接写の5枚目。ポルトガル語と日本語でモラエス氏のことが記されています。海外の歴史的スポットで日本ゆかりの場所を見つけると、けっこうテンションあがるものです。


b0206901_1333653.jpg 彼は神戸でポルトガル国領事として務め、神戸にもモラエス翁像が東遊園地園内に設置されています(文学館には資料も有)。また、徳島で没したのですが、徳島市にはモラエス館という資料館もあります。リスボンへ旅行される際は、関西圏の方でしたら予習がてらに一度モラエス氏の業績を辿ってみるのも知的で素敵かも。

 近世の観光スポットばかりの紹介になりましたが、リスボンの成り立ちはローマよりも古く、紀元前12世紀にはフェニキア人(ギリシアのほうにいた古代人)が上陸支配していて、ローマ帝国、イスラムと様々な国や民族に渡っていったという……西欧一の古さと特徴的な歴史を持った首都です。

 他にも色々見所はあって、様々な文化と美しさと哀愁が織り交ざった街という意味ではとても魅力があると思います。日本から遠いですが、歴史的にはとても近く親しみのある街です。弟は今まで色々行った欧州の街の中で、リスボンが一番良かったと言っていたので興味あれば是非!

 そして、ポルトガル編はまだまだ続きますです。

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by gosuiro | 2016-01-14 01:40 | 海外旅行のお話(弟編) | Comments(0)


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