カテゴリ:語学にまつわるお話( 9 )

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ローマの語学学校を選ぶまえに
b0206901_236682.jpg イタリア語についてずるずると話していたので、ここらで実際に私が語学学校を選んだ方法と結果や、学校を通うおすすめの季節とか傾向とか、肌で感じたことをおおまかに書いてみます。ちょっとした選ぶヒントになれば幸いです。

 個人の海外留学は「私立の語学学校」の入学が真っ先にルートとしてでてくると思います。大学に通うもありだけど……でも、イタリアの場合は日本の外語大に通う学生さんでも、留学先にあえて語学学校を活用する子がいるみたいだから、やっぱり導入は語学学校が一番なのかな(ビザ取りやすいし)。その私立の語学学校も、それぞれ個性があります。たとえば、そこそこ高いけれどそれなりの授業はするところ。短期留学者が多くて入れ替わりが激しいところ。宿泊の受け入れ先も斡旋してくれるところ。授業料が安く、授業も規定ギリギリくらいしかないところ(自主性に任せるみたいな)とかいろいろです。

 私も語学学校を選ぶときは、どこが良くてどこがいいのか日本で散々悩みました(情報源は主にネット)。国の手が入った日本・イタリア交流館の現地語学学校のフェスタがあるなら是非行ったほうがいいと思います(私も九段下のところでやっていたフェスタは行った。そして、授業料を割引してくれるクーポンとかたくさんもらってきた。笑)。

 で、いざ悩ましい学校選びの段階をクリアして、現地に住んでみて結論づけると……こればっかりは、本当に個人の相性と目的の違いによって変わるので、学校の良し悪しはわかりませんでした。これからローマの留学先を選ぶ方すいません(苦笑)。本当に、いろんな留学の仕方があって、いろんな日本人がいるんだなーと現地で思いましたから。

 おおまかな印象として、一~二週間おきにクラス替えがあるタイプの語学学校は、バカンスや復活祭の時期になると欧米、南米あたりから大量の短期留学者たちがやってきます。特に3月~4月、7月~8月あたりで入門クラスから入るのはちょっとおすすめできないかも。なんせ、クラスの定員ギリギリまで生徒がはいるので、授業もてんやわんやになるし、主張するアメリカ人やドイツ人だらけの初歩クラスになっちゃうと日本人は基本空気になります(最初からハイレベルなクラスに入れる場合は別)。すると、その週間の授業が意味のないものになる可能性は高く、本当に授業料がもったいないです。英語が話せるなら、他国の短期留学者と仲良くなれるので楽しいですけどね。イタリア語を使わないなら受講する意味はないよね(苦笑)。
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 語学学校には在住・職探しをするために言語取得をがんばるひとや、進学(大学や料理学校など)の前段階で学んでいるひともいれば(主に長期)、旅行感覚でついでに語学も勉強するという気軽なスタイルの外国人も多いんです。外国の休暇は一週間以上がざらだし、学生も長期休みを利用して気軽に他国の文化と語学を学びに短期留学してくるし……クラスも個人のレベルによって毎回かわるから(特別クラスでないかぎり)メンツも二週に一度や月一度で様変わりすることがほとんどです。

 長期で受講している人は、秋から冬にしっかり学んでいる印象が強かったかな。なので、個人的には長期で留学を考えているならバカンスの時期以降にしたほうがいいように思います。冬の閑散期だと、少人数授業になるのでいいですよ。私の場合は、一番少なくて生徒四人の授業だったかな。かなりよかったです。

 で、ここからが本音。語学学校は、八ヶ月目くらいから正直飽きます(苦笑)。なんでこんなに長く在籍するようにしちゃったんだろうって少し後悔したくらい……元々アルファベット言語が嫌いな私は最終的に学校をサボるようになりました(笑)。語学勉強って眠いだけだし(高校・大学時代も英語の授業はサボりの常連でした)、もはや語学学校に行く時間すらもったいなくなっちゃったんですよね。それよりもイタリア人で物知りの家主マリナちゃんと朝から晩まで家でおしゃべりしていたほうが有意義だよね、という感じで。

 本気でその国と接したいひとならば、語学学校は所詮腰掛けでしかないということです。語学学校は結局マニュアルどおりにしか学べないので、語学学校内で真に上達したいならよほど先生と心から友達になるか恋人になるかじゃないと、その先にある本当の扉は開けないかな。それならいっそ、語学学校から大学に移籍したほうがいいと思う。

 語学学校は言語習得の基礎としては大切ですが、それと平行してイタリア人コミュニティーに入っていく校外学習的な努力をしないと、なんの実もなく帰国することになるんじゃないか……と思っています。それが嫌なら、日本にいるときから事前に信頼できる現地のイタリア人の友達をつくっておくことです。今はインターネットがあるので、そういうことしやすいと思う。
b0206901_236511.jpg 私の場合は、イタリアに縁のないどころか、別に欧州に住めるならどこでもいいわの体で(イタリア語もほぼ無知のままで)行ったので、もう最初は不安でした。ただ、語学学校のコミュニティーだけで終わりたくないとは思っていたんです。永住するくらいの気持ちでないと来た意味がないと思っていて……それで自分なりに行動して、ある事情でたまたまマリナに出逢い……彼女が私の専属の先生になっちゃってたという(笑)。

 マリナとは元々家主と借り手の関係だったんですが、人種や年齢を超えてびっくりするくらい仲良くなり、彼女から毎日イタリア語のニュアンスをたくさん教わりました。語学学校に行かなくなったのも、マリナ先生が家にいたからです。マリナなら言語だけでなく、文化も風習も食も教えてくれるし、家=学校になっちゃったんですよね。私は珍しいラッキーな例かもしれませんが。ちなみに、今でもマリナとは仲良しですよ♪

 というわけで、大切なのは、語学学校で学ぶことよりも、その街で「このひとがいるから、私はイタリア語を話せるようになりたいんだ」と思える相手を、語学学校に通いながらできるだけ早くつくることです。いっそ恋人探しでもいいや。現地人の恋人つくったら言語習得早くなるよー、でも悪いひとにつかまったらダメよ(笑)。

 一方、帰国前提でイタリアの雰囲気を味わいたいとか語学だけきちっと勉強したいなら、語学学校はしっかり選んだほうがいいのかな。ちなみに、ちょっと授業料高めのところは、やってくる外国の短期留学生も、そこそこお金ある家庭やジャーナリストとかちょっとハイソな方が多めでした。値段なだけそういう方々が来るんだと思いましたよ。あ、ハネムーンに短期留学を選んできてた新婚カップルもいた。素敵でした。あと設備等はどこもどっこいどっこいだと思う。

 そんな感じです。要は語学学校がどうのというより、モチベーションがすべてなのかな……って、こんな〆ですいません(苦笑)。いずれ、私の渡航前からの思い出話を延々を書き記していこうと思いますのでどうぞお楽しみに。大変なことばっかりだったなあ、イタリア行って本当に心が強くなりました。はい。

(モデル地は、ローマ国立博物館アルテンプス宮 Museo Nazionale Romano Palazzo Altemps。マリナと私がローマで最も好きなMuseoです。)
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by gosuiro | 2014-06-20 23:28 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)
イタリア語での、場所・道を尋ねる表現
b0206901_2325444.jpg イタリア語の「道」にまつわる、「目的地への道のりの尋ね方」と、それにまつわる単語のお話最終回(たぶん)。だいぶ難しい内容になってきましたが、わかりやすく説明していきたい所存でございます。

 さて、イタリア語の場所を尋ねる表現ですが、シンプルにふたつの構文を紹介。今回の目的地に活用するリストランテは『 サイード(SAID) 』です。ローマでチョコレートが一番おいしいカフェレストランです(店内の詳しい紹介はコチラ)。

 サイードは、イタリア語にすると『 ll ristorante "SAID" 』になります。最初の「 il 」というのは必ず要する定冠詞( Ristorante は男性名詞なので、男性定冠詞を活用。銀行を意味する Banca なら女性定冠詞の「 la 」か前につく)。定冠詞の話になると、がっつり文法の話になるので今回は割愛。

 それで、一番覚えておいてほしい「場所を尋ねる」表現は下記、下線のついている文です。

 ◎ Dov'e' il ristorante SAID ?
b0206901_2326126.jpg 「ドベ・イル・リストランテ・サイード?」=「レストラン・サイードはどこにありますか?」です。この Dove は、英語の Where に相当します。「 e' 」はイタリア語のbe動詞の三人称単数の変化形。「 ' 」がDov のところにつくのは……ややこしいけど知りたい?(苦笑)。

 イタリア語は音の響きを大切にするところがあり、同じ母音が続くときは省略することが多いんです。ちなみに本来は「 Dove e' 」なんですが、「ドベ・エ」なんて響きは美しくないので、「 Dov'e' 」の「ドベ」と省略されます。ちなみに、be動詞が複数になると「 sono 」になるので、複数の場所になれば省略なしで「 Dove sono 」になります。あまり使わないけど。

 構文としては、【 Dov'e' +定冠詞+場所 】でバッチリ通じます。

 実際に一番使われる場所の質問としては、【 Dov'e' il bangno? 】 (ドベ・イル・バンニョ?)です。和訳は「トイレはどこですか?」。これはバールなどでめっちゃくちゃ使われるので、絶対に覚えておいたほうがいいです。ここ実地試験にマジで出ますからね!(笑)
b0206901_23262257.jpg もうひとつ、私が個人的に好きな言い回しの構文は下記(下線部)です。

 ◎ Vorrei andare al ristorante SAID ?

 「ヴォレーイ・アンダーレ・アル・リストランテ・サイード?」=「レストラン・サイードに行きたいんですが…」です。発音として、Vorrei は超巻き舌です。私の大好きな巻き舌系♪

 Vorrei はイタリア特有の動詞(文法説明は割愛)で、意味は「~したいんだけど」というやんわり表現です。 Andare は「行く」という意味。「 al 」は前置詞「 a 」+定冠詞「 il 」を合体させたやつ。つまり、構文としては【 Vorrei andare a +定冠詞+場所 】になります。

 Andare という動詞は本当によく使われます。 『 Andiamo!! (アンディアーモ!)』くらいは聞いたことがあると思いますが、これは Andare の一人称複数の変化形で「私たちで行きましょう!(私たち一緒に行こう!)」という意味です。……そろそろわかっていただけたかと思いますが、イタリアの動詞は時制や条件によって気が狂っていると思えるくらい変化しまくります。1単語64変化とかあった気がする。それをイタリアに住んでから知って、眩暈を覚えた記憶がある。でも結局どんな言語も慣れです慣れ(苦笑)。
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 訊いたときに返ってくる言葉への対応ですが、AndareやGirareの変化形を使われながら、「真っ直ぐ行って、左に曲がる」とか言われるだけなので、そのあたりの単語を覚えていればなんとかなります。左右、前方後方、角、とか前回書いた単語が返答に使われると思います。パズルみたいなもんですよ。(私自身教えるのに限界がやってまいりました。)あと、イタリア人はボディーランゲージで道教えてくれるから(特にトイレあたり。笑)。

 覚えて損のない表現は、【 Dov'e' +定冠詞+場所 】(トイレは→ Dov'e' il bangno? )。あと小ワザとして活用できる一言もついでに覚えていってくださいませ。【 Permesso (ペルメッソ)】という一言です。これは「ちょっとここ通ります、通してください」の意味。混雑している通路を上手に通り抜けるときに、ペルメッソを言い続けながら人ごみを突っ込んで地下鉄に乗り込む朝。案外、日本の通勤と変わらない(苦笑)。

 ……それでは、せめてもの、ということで、また必要そうな単語を、最後下記に載せておきます。ちなみにマークは区別です。◆は動詞(+現在形の変化、順に一人称単数・二人称単数・三人称単数・一人称複数・二人称複数・三人称複数)、☆は名詞、◇は副詞、★は形容詞です。
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◆Andare …「行く」 Vado・Vai・Va・Andiamo・Andate・Vanno
◆Girare …「曲がる」 Giro・Giri・Gira・Giriamo・Girate・Girano
◆Attraversare …「横切る」 Attraverso・Attraversi・Attraversa・Attraversiamo・Attraversate・Attraversano

☆Destra …「左」
☆Sinistra …「右」
☆Fronte …「正面」
☆Qui …「ここ」
☆Angolo …「角」
☆Scala …「階段」
◇Davanti …「前方に」( Avanti という大変よく似た性質の単語もある)
◇Dietro …「後ろに」
★Vicino …「近く」
★Lontano …「遠く」
★Dritto …「まっすぐ」
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by gosuiro | 2014-06-05 23:43 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)
道にまつわるイタリア単語
b0206901_036047.jpg この間からイタリアの路地(リンクはコチラ)や、地図の見かた(リンクはコチラ)をお伝えしていますが、今回はより基礎的でイタリアに踏み込んだ「道にまつわる単語」についてです!

 写真1枚目は、ローマの一番の大通り付近。イタリアにも当然いろんな標識があったり、道の名前が明記されています(普通は日本のように何号線などという数字で道路が定められていない)。標識は主に自動車のためのものなので、旅行中はそこまで必要ではないですが、信号機とか道のネーミングとか、普段の道に関する伊単語は覚えておいて損はありません。

 Strada、Corso、Via、Viale、Vicolo これくらいは押さえておいていいかな……というのも、イタリアの「通りの名前」は頭にほぼこれらの単語がつくんです。例とすれば、 Via del Corso とか、Viale Trastevere とか。地図で道を探すときは、右の単語が固有名詞なので、それを元に探しましょう。Via の頭文字から探しはじめると、ほとんどの道に Via がついているので、行きたい通りはいつまでも見つかりません(笑)。

 さて、今あげた単語の和訳をざざっと説明です。カッコ()は読み方。

★Strada …「道路、(ストラーダ)」。最も広義で漠然と使われます。英語で Road と同一。
b0206901_0363444.jpg★Via …「道(ヴィア)」。会話文で気軽に使われる単語。英語の Way みたいなもの 。
★Corso …「表通り、繁華街の大通り(コルソ)」。英語で Course と同一。
★Viale …「並木道、Corsoより規模のちいさめな大通り(ヴィアーレ)」。英語で Avenue と同一。
★Vicolo …「路地、小道(ヴィーコロ)」。
★Borgo …「通り、小通り(ボールゴ)」。古い通りの言い方でそんなに使われない気がする。

 もうひとつ、道だけでなく「広場」「橋」の単語もどうぞ。

★Piazza …「四方が建物に囲まれた広場」。英語で Square と同一。
★Piazzale …「一方が空いた見通し良い広場」。
★Largo …「変形の広場というか、短く幅広いふとっちょな道(ラールゴ)」。英語で Wide 。
★Ponte …「橋(ポンテ)」。英語で Bridge と同一。

 一応、英語のほうが見慣れていると思うので、英語にもあてはまる単語はついでに書いてみました。
b0206901_0364471.jpg 英単語もラテン語由来のものが多いのでイタリア語と近しいものはあるんです。こうすると私的には英語が覚えやすくなるので好き(笑)。イタリア語は日本人にとって耳慣れしやすい単語が多いので、日本の店とかネーミングをつけるときにけっこう活用されていますね(コルソとか)。イタリア語は日本人にとって覚えやすいほうだと思います。

 Via が冠についたら普通の道で、Corso や Viale は大通り系と覚えていただければ、実際現地で行動するときに想像がつきやすいと思います。なるべく大通り沿いを歩いてほしいという想いもこめて。

 さらに、道を歩く際に必要となる単語をいくつか紹介。

★Incrocio …「十字路、交差点(インクローチョ)」
★Traversa…「交差道路、横道(トラヴェルサ)」
★Semaforo…「信号機(セマフォロ)」
★Strada pedonale……「歩行者専用道路(ストラーダ・ペドナーレ)」
★Fermata…「停留所(フェルマータ)」英語だと主に、Bus stop みたいな感じ。
b0206901_0365162.jpg SemaforoやFermataは、案外現地でよく耳にするかも。特に『 Fermata 』は、私自身のサイト関連に使いまくっている個人的に大好きな単語です(笑)。音楽用語として有名ですが、普段イタリアでは「駅、停止」という意味でフル活用されています。

 最後に、小ネタとして覚えておくと便利なのは、どの街も「通り道の名前は同じ」ということ。たとえば、ローマでもミラノでも、シエナ(写真3、4枚目)でもそれなりの街には大抵「ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世通り Vittorio Emanuele Ⅱ」があります。ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世とは、イタリア統一を成し遂げた王で、イタリアでは国の象徴的人物として最も有名です。そんな有名な人物の名前がついた通りは、大抵その街の中心部にあります。……という感じで、ある程度町々の地図を見慣れると、道の名前や広場の名にもそれなりに意味やパターンがあって、そこからなんとなく道や広場の雰囲気を察することができるわけです。日本でいうなら、「○○銀座」は繁華街だな、という意識も持ち方ですね。

 そんなこんなで単語を羅列するだけで精一杯でしたが、これらはイタリア語で道を聞くときに知っていないとまずい(英語で道を訊く手もあるけれど、道の名前はあくまで伊語なので)。次は道のお話最終回(たぶん)、高度にイタリア語での道の尋ね方です! とうとう強烈に難しい伊文法活用が登場します。さてどうやって説明しようかな(苦笑)。
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by gosuiro | 2014-05-24 00:59 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)
イタリア語での地図の読み方
b0206901_13112623.jpg 外国へ旅行していて、一番わかりにくいのは居場所のとらえ方と地図の読み方だと思います。旅行雑誌では日本語表記の地図が載っていますが、現地に行けば日本語なんてひとっつも書かれていないので、脳内で通りの名前をイタリア語→日本語→イタリア語へ変換しなければなりません。私もイタリアへ最初に旅行したときは、日本語表記に頼りきっていましたが、今はカタカナに頼らず地図を読んでいます。

 というわけで、今回はカタカナ(日本語表記)に頼らないイタリア語での地図の読み方です。

 特に現地で地図を得たほうが確実だったり、気になる店の住所は日本の雑誌でもイタリア語で書かれていたり、現地バスの路線の表記は間違いなくイタリア語だったりするので、素直にイタリア語で地図を読めるようになったほうが後々楽です(イタリア語の地図に慣れると、他国言語の地図にも慣れやすいです)。

 イタリア語の場合、おおよそローマ字そのままの発音で読めばいいですし、……あと日本語表記のイタリアの地図って真っ直ぐイタリア語をカタカナにしているのではなく、英語表記を(わざと)採用している地図もあるんです。これが大混乱の元なんですよね。
b0206901_1312139.jpg 極端な例はシチリア島を、シシリー島と英語風に読ませるなど。ローマも Roma がイタリア表記で、英語表記だと Rome です。これが混在する地図だと最悪です。旅行雑誌つくるのもいいけど、編集側も責任もって言語について学んでほしいと心から思うときがある(苦笑)。 

 さて、イタリアでは、どんなへっぽこな道にも(私道以外で)名前がついています。そして、建物には番地のような数字がついています。実は欧州のほうが、地図と実際の道が連動しているんですね。わかりやすいんです。

 例として、以前紹介したことのある美味しいカルボナーラのお店「ロショオーリ RoscioLi 」の行き方を地図を用いて説明します。まず、写真2枚目の地図。これはイタリア語のみの地図になります。(ちなみに RoscioLi の料理などのお話リンクは、コチラ。)

 RoscioLi の住所は、Via dei Giubbonari 21-22。「 Giubbonari 」は「ジュッボナーリ」くらいの読み方で大丈夫。「 via dei 」も「道の」という意味なので気にしなくて大丈夫です。なので、地図で見るときは「 Giubbonari 」を探すこと(土地勘がない場合は特に、インターネットのマップを活用するのが無難です)。
b0206901_13122440.jpg 地図の中央右、線が引っ張られているところが Via dei Giubbonari 。朝市とブルーノ像で有名なカンポ・デ・フィオーリ Piazza Campo de Fiori に通じる細めの路地です(このPiazzaも地図で探せるかな?)。この道は左下のテベレ川 Tevere と、上部に走る大通りのヴィットーリオ・エマヌエーレ二世通り Corso Vittorio EmanueleⅡ にはさまれています(川と大通りは観光の際、重要なポイントになるはず)。実際に行って見つけやすい食事やさんです。

 イタリアの地図の特徴としては、番地が書かれていないこと。どんなに細かい地図でも、基本は書かれていないです(書かれていたらだいぶ親切です)。ただ、通りにはきちんと番号が振られているので、地図に番地が明記されていなくても目的地は探せます。

 RoscioLi の住所に戻りましょう。「 Giubbonari 」という道にあって、番地は末尾に書かれた「 21-22 」。この場合、21と22の建物にまたがって店がある意味です。密集した街での番号は、番地というより建物の番号という扱いに近いかも。

 つまりこの通りに沿って「21、22」の番号を探せばいいわけです。それが、写真3枚目。この出入り口の写真に「21」と「22」の数字が刻まれていますが、わかるでしょうか。すぐわかったひとはもうイタリア旅行ばっちりです(笑)。
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 上部の壁に、数字のタイルがしっかり刻まれています。ここが Via dei Giubbonari の 21と22、RoscioLi 店前。案外簡単です。通りを探すときも番地タイルと同じように、曲がり角の建物に通り名の明記されたタイルやプレートが埋め込まれていたり、大通りだと標識が立っているので確認しやすいです(建物に記載されている場合は目線より上のことが多い)。

 これは実際ローマなど、現地に行って何度か試したほうがいいと思いますが……これに慣れてくると、日本の地図と住所(現地表記)って本当に不親切だと思いますよ。しかもローマ字もないし(漢字なんて欧州人に基本わからない)。外国から来た観光客の皆さんって、どうやって日本地図を見て目的地に辿り着くんだろうといつも不思議に思います。これグローバル化というか五輪に向けた日本の課題だと思うので偉い人がんばって(苦笑)。

 今回は漠然と地図の読み方だったので、次回はもっと基礎で頭を使う部分、「道にまつわる伊単語」と「道の尋ね方」について。あんまり情報量が多いと(特に言語学習は)疲れてしまうので、一旦区切りますです(最後に1枚目写真の大通りは、Via dei Fori Imperali で、Vittrianoそば。ラスト写真は地方都市の路地)。
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by gosuiro | 2014-05-06 13:34 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)
イタリアで日本語を学んでみれば!
b0206901_19451399.jpg 語学をいかに習得するか、という話を延々してまいりましたが……今回はこの逆バージョン。イタリア語からみた日本語についてです。それも、外国人が日本語に接する際の真面目な話ではなく、完全にネタ的な意味でございます(真面目な語学話は、カテゴリーに分けました。「語学にまつわるお話」を右メニューからクリックください)。

 日本では、たとえば書店などで「英語圏へ旅行用する際にぴったり、ポケット英会話ブック」のようなものが旅行関連の戸棚にずらり揃っていますが……それは、イタリアでも同じ。本屋さんでイタリア語→他言語の旅行用フレーズ集が売られています。そういうものに興味をそそられ、私も買ってまいりました。

 写真1枚目。イタリア語→日本語の旅行用ポケットフレーズ集です! 大きさも手のひらサイズで、日本語の単語は2000収録。日本語の由来から発音、書き言葉、数字、時間、お金と言った基本部分の扱い方、あとは旅行先や簡単なコミュニケーション、料理など必要なフレーズがイタリア語の説明で並んでいます。
b0206901_19454946.jpg 日本語の大きな特徴としては漢字・カタカナ・ひらがなの三種の書き言葉を使用することが書かれ(こんなの日本語くらいです)、イタリア的には日本語の発音は比較的簡単、文法もそこまで難しくはないとありました(おそらく時制的な意味で)。ただ、日本語を使うときはできるだけフォーマルのを使ったほうがいいということで、フレーズはほぼ基本が「です・ます」体です。

 また、写真2枚目の必須フレーズと称された文面の一番右には、赤字で日本語の発音(記号)が書かれています。たとえば「Arrivederci」という言葉は日本語で「さようなら」を意味しますが、発音記号にすると「sa ioo na ra」になる。私たちからすると、アレ? と思えるくらい言い馴れない響きですが、イタリア語自体が「Y」を使わないので、このような発音記号になるのかも。

 それにアルファベット圏では基本的に発音に長音がありません。たとえば、氷「koo ri」といったように二重母音を使うのが日本語の特徴です。あとはLとRに差異なし。他に、小詞をかならず使うとか細々したルールが書かれています。日本語は文法の大まかな決まりがかっちりしていないので、テキトーに使っても通じるものです。が、本気で勉強するとイタリア語以上に奥深い。
b0206901_1946040.jpg ちなみに、マリナにも日本語をごくたまに教えていましたが、彼女いわく「日本語は発音が英語よりも難しくないし、話し言葉は難易度高くないように感じる」と言っていました。イタリア語も日本語も発音は母音に頼りますから(それが、この二言語の大好きな部分です)。書き言葉は、漢字・カタカナ・ひらがなの時点で覚えるのが絶対に無理と判断した模様(笑)。あとは、日本語を勉強しているイタリアの人に「形容動詞の存在がわからない」と言われたことも……形容詞と動詞をごっちゃにして文法に組み込まれた日本語の柔軟性にネイティヴの私自身が感嘆しています。日本語自由度利きすぎでもそこが好き(笑)。

 さて、中にあるフレーズでは交通、出入国、宿泊、通信、道を尋ねるなどの基礎的なものが続いているのですが、中盤から社会生活のものになります。注意書きコラムも多く、たとえば「名前は呼び捨てはダメ。かならず【さん】をつける」とか「挨拶で身体を使うことは今も珍しい。基本はお辞儀。それも、稲穂が風にそよぐがごとくお辞儀する(この表現にちょっとビックリ)」とかですね。

 そして、社会生活のフレーズに当然としてあるのが、アモーレでございます。そう、出会い・恋愛のフレーズです。人好きのイタリアらしいですね。

 で、写真3枚目なのでございます。もう何も申すまい(笑)。
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 フレーズ集にSESSO(=セックス)の欄があるとは思わないっていうか、日本じゃ堂々と載せるなんて考えられないよ!! このページを見た瞬間に私はふきだしました。そして、もうやだ本当にイタリアってやつはーと心から思いました。確かによくよく考えると、こうしたフレーズは必要だと思う。恥を忍ばず掲載したのは間違っていないと思う。(そもそもアモーレについてイタリアに恥という感覚はまずないけど。)

 いいですよアモーレは。人間の大切な営みです。でも、写真4枚目のフレーズ集はあかんやろ(笑)。ときどきやりますって! ぶっとんでますって、あかんやろ!

 マリナにこれを見せたら、「もう! こういうところがイタリアの悪しきところなのよ!!」と激怒しておりました。私としては、……まあ欧州でドラッグNOと言っても、所詮ここに書かれてあるくらいの緩い意識レベルなんだろうな、と、妙なことを学んだ気分になったわけであります。これがカルチャーショックというものなのかしら(苦笑)。
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by gosuiro | 2013-01-24 19:52 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)
日本でイタリア語を定着させるには(+拍手レス)
b0206901_2019055.jpg 語学習得(特にイタリア語)についての話も、そろそろ一区切りしていこうかな~と思ったのですが、有り難いことに語学にまつわる拍手のコメントをいただきまして(拍手もありがとうございます!)、今回はプチ補足として、……私なりのイタリア語定着法を少しだけお伝えすべく、久しぶりに自分が本気でイタリア語を勉強していた頃の紙ファイルを開きました(笑)。

 その一部が写真1枚目であります。基礎の動詞(be動詞にあたるESSEREの活用変化)から、何から本当によくまとめた意気込みがわかる……自分がんばっていたんだなあ。もう記憶がほとんどないわ(苦笑)。ちなみに全部イタリアで語学学校の勉強を元にまとめあげたものです。なるべく説明もイタリア語で書いています。

 というわけで、私のイタリア語定着法、その1。【イタリア語文法の説明もできるだけイタリア語を使ってまとめること】。注釈にフレーズをつくるのは難しいですが、preposizione(前置詞)とかverbo(動詞)とか、文法用語だけでも全部イタリア語表記にすると意識が変わります。

b0206901_20192790.jpg そして、その2に向かう前に思い出したこと……写真1枚目の一番奥にあるプリント、語学学校の宿題だったような気がしますが、なぜか答えが書かれてある字、マリナのものなんですけど(笑)。日本にもいらっしゃるかと思いますが、ママが子どもの宿題手伝っていて、気づいたらママが空欄に答えを書き込んでいたという鉄板がですね……マリナと私の間にも確立していたわけですね。

 そう、マリナにとって私に対する語学指導は小学生と変わらなかったわけであります(笑)。むしろ五歳児くらいに接するくらいの丁寧さで、私にイタリア語を教えてください! みたいな感じで(言わなかったけど態度で)接してもらっていたわけです。どんだけ甘ったれなんだ私……。でも、この甘ったれな部分とオトナとしてのプライドを全部かなぐり捨てたのが、その後のイタリア語上達に結びついたと思います(当然、信頼づくりが一番ですよ!)。

 マリナも私に再三言っていましたが、1単語でも1フレーズでも話す努力をしないと身につきません。私もなかなか話すまでに時間がかかる人間でしたが、今は日本にいようがイタリアにいようが、独り言をイタリア語で言うようにしています。
b0206901_20195181.jpg 私のイタリア語定着法、その2。【ささいな独り言は、全部イタリア語で(笑)】。たとえばテレビを見てて、「ほんとに!?」と日本語でつぶやくところを「Veramente!?(ヴェラメンテ)」とか「Davvero!?(ダッヴェーロ)」と言ったり(どちらも似たりよったりの意味)、物を落としたときに「Oddio!!(オッディオ)」と言ったり(完全にこれは口癖になってる・笑)、行動を切り替えるときに「Allora(アッローラ。さて、それじゃあ)」と言うとか、物を探すときに「Dove~?Dove~?(ドヴェ。どこ?)」と言って、見つけたら「Ecco la!!(エッコ・ラ。女性名詞のものが、あった! と同じ意味)」と言うなど……いつも使うちっちゃな独り言フレーズを全部イタリア語にすると、脳がイタリア語を意識します。

 こういうの、親が幼児に向けて言葉を教えるときに努めてやっていることと同じだと思うんですよね。より難易度があがると、PCの調子が悪い状況で、「Che succede?(何が起こってる?)」とつぶやくみたいな感じでしょうか。テレビ番組でふざけたことがやっているときに「Ma che fa!!(何やってんの!)」と言ったりね。faはfare(~する)の三人称単数なので、君・君たち相手だと変化もfai・fateと変化します。
b0206901_20255072.jpg 物探しで見つけたときの「Ecco la」のlaも、探しているものが男性名詞だとloになる。そうしたささいでも重要な活用変化を意識する練習も大切です。常に身近なものをイタリア語で男性名詞「maschile」、女性名詞「femminile」どちらになるのか考える習慣とか(例えば、鞄はborsaだからfemminileだな、とか)……そういう日々の中で、イタリア語を引き出す努力が大切な気がしますね。

 それこそ文法はルールを覚えてしまえばいいですし、正しい文章が書けているかどうかというのは、ネイティブのイタリア人に添削してもらうのが一番になってしまいますから、身近に自分でできる練習とすれば、動詞の活用変化と名詞(代名詞)の判断など。これは日々訓練して慣れていかないとすぐ出てきません。私も日ごろ意識していますね。フレーズにしていくと、鞄を探しているときは「Dove e' la mia borsa?」で、見つけたときは「Ecco la!!」とか、それで少しずつ文も長くしてみる。

 あと、普段イタリアでも会話上は接続法、遠過去をあまり使いません。現在形、未来形、過去、半過去の動詞活用を中心に……条件法はおもしろい表現なので、使えるとよりイタリア語が相当楽しくなると思います。単純なフレーズでも脳裏でつくって口に出す練習が大切かも。一語でも独り言でもいいんです。私もそうしています。
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 そして、注意点はひとつ。【英語は一切忘れること】。本気で習得したいならば、定着させる言語はひとつに絞って貫いてください。日常会話ができる程度になって、はじめて英語など類似言語に寄り道するスタンスにしてください。でないといつまで経っても第二ヶ国語は身につきません。何ヶ国語も関連付けて一気に勉強するのは、よほど語学センスと才能がある方以外どだい無理な話です。(私もある程度イタリア語が慣れてから、英語を意識するようになりました。)

 私にとってイタリア語で唯一ラッキーだったのは、イタリアの発音がやりやすかったこと(笑)。LよりR(つまり巻き舌)が得意というより好きかな。ちなみに、RとLの極め方で一番おすすめの単語は【altro】。ずっとaltro言い続けると、けっこう舌が痛くなります。最後に、独り言に使いやすいフレーズは、写真5枚目にも載せておいたのでご参考ください。

 個人的には、aspetta(待って)、Vediamo un'po(ちょっとみてみよう)、insomma(しゃーない、まあね~)、che fico(=It's cool.のスラング)、e cosi troppo(こんないっぱいやりすぎ)、meno male(ああ安心したー)、meraviglioso(素晴らしいんざますね~みたいな。笑)あたりが大好きな独り言です。
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 ここから下記は、個人宛の拍手レスです。

 ・Midoriさま
 Grazie per il tuo scritto gentile :-) 拍手コメント感謝しております! 独学で(しかも単独で)イタリア語を学ばれているということで、大変な心中お察しします。特に言語体系が違う日本で、イタリア語を勉強するのは並ならぬパワーが必要ですが、同じイタリア語を学ぶものとして陰ながらですが応援しております。マリカ・アヤネさんも気に入っていただけて嬉しいです。他にも良質のポップス・イタリアーノはあるんですが……やはり、勉強で活用するならばマリカさんが若手で一番かも(イタリアでも一時大ヒットした女性アーティストです)。のんびりペースで更新しているブログですが、お暇の際は是非見に来てください。Ciao e tanta gioia e cose belle!!
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by gosuiro | 2013-01-12 20:33 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)
イタリア語を日本で学ぶ際におすすめな本!
b0206901_18143218.jpg このところブログでUPしている「外国語を学ぶこと」についてですが、引き続いて今回もしつこく語学の学び方です……。前々回、英語よりも他の欧州言語(特に英語と親戚の言語)を先に勉強したほうがいい、後々英語も学びやすくなるよ、という話をいたしました。

 まさに、言うは易く行なうは難し(笑)。私はローマに住んでイタリア語を一から学んだ無謀な部類でしたが、……これでも一応住む前の準備として日本でイタリア語の事前知識はちょっとだけ頭にいれていました。というわけで、今回は私が日本で活用していたイタリア語の導入法について紹介します。

 さっそくですが日本での自主勉強ツールは、写真一枚目のNHKテレビ『イタリア語会話』でした! ベッタベタです(笑)。まずは手はじめに月刊誌を一年分購入し、毎週放映される番組を録画しました(12冊・約50回分くらい)。それを活用する前に、半年間大学公開講座でイタリア語入門(先生はイタリア人)を学び、自主勉強前の基礎部分を身につけて家庭学習へ。一年分のイタリア語番組録画を一気に観つつ、文法メインで一月にテキスト二ヶ月分(二冊)終わるペースで学習しました。おかげで現地に住んでから文法だけ理解が早かったです。
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 導入として楽しく学ぶのであれば、どの言語もそうですが日本はNHKのEテレさんが本当にがんばっていらっしゃるので(こんな多岐にわたる趣味や教育に力を注ぐ国営放送など、他にあるのだろうかというくらい)、NHK語学番組を一年きっちり活用してみるのはいいと思います。一番いいのはイタリア語教室などに通うことですが……大学講座ですらけっこう高いし、時間が拘束されますからね……なら、日本でも外国の方々が集まりやすいバーに行くかネットで友達つくるとか(リスクも伴いますが)。

 本気でイタリアに住むつもりであれば、いっそ私みたいに日本で軽く言語を学んで現地に飛び込んでみるのもいいと思いますよ。現地でほぼ周囲に日本人がいない環境ならば、まったく喋られなくても一年ほどで日常会話ができるくらいまで上達すると思います。どちらにせよ、イタリア語を学ぶ情熱が強くなければ日本にいてもイタリアにいても同じ、言語は習得できません(苦笑)。正直、イタリアに住んでいる留学生であまりイタリア語が上達せず帰国していった方も……ちょっと知ってるし……。
b0206901_18151930.jpg 私がイタリア語を学びたい、そして忘れないようにしたいと思わせる一番のモチベーションはマリナの存在です。彼女はイタリア人で、イタリア語と英語しか話せないけど、彼女といろんな話がしたい。なら、私がイタリア語を勉強するしかない、みたいな感じです(笑)。そういう強い想い、情熱が一番言語習得に重要だと思うんですよね。日本にいながらモチベーションだと、好きな外国人作家を原本で読めるようになるとか、ネットで現地サッカーのテキスト観戦や実況がその国の言語でわかるようになりたいとかでしょうか。ないならばないなりに、漠然とNHK語学番組を一年分コツコツしてみるとか……飽きたり理由付けてできなかったりするのであれば、語学を学ぶ姿勢がそもそもなっていないということで時間の無駄です語学勉強なんて捨てましょう……。

 イタリア語に興味があっても難易度に怯む方へおすすめなのが、写真2枚目『はじめてのイタリア語』(郡史郎 講談社現代新書)です。こちらにイタリア語の歴史や概念、発音や文法についてわかりやすく書かれてあるので、第一歩目にぴったりです。また外国語(英語もふくめ)ならば発音も聞ける電子辞書があってもいいですよね(今はひとつで何ヶ国語も辞典がはいるので、イタリア語をいれたの買うとか)。
b0206901_18153412.jpg NHKを使わず自力で勉強する場合の参考書でスタンダードなのは、『イタリア語のABC』(長神悟 白水社)でしょうか。私はイタリアへこの一冊を持って、イタリア語の解説だけで理解できない部分を補っていました。ただ問題文が少ないので、別途問題集が必要かな。たとえばイタリア語検定の本(級は一番下のもの)を中心にして、サポートに『イタリア語のABC』を使うとか。単語帳は何がいいのかわかりません。あれなら、イタリアに行って、前々回紹介した英語+イタリア語のビジュアル単語集買ったほうがいいと思う。

 イタリア旅行する意気込みまであるのであれば、単語帳とともに『Ecco! 日本語版』(15ユーロ程度)の購入をものすごくおすすめします。こちらは、イタリア語で書かれたイタリア文法の参考書を日本語に和訳したという画期的なものです。イタリア人視点の参考書なので難易度は高いですが、案外わかりやすい。写真3枚目はイタリア語で私がおもしろいと感じている目的語代名詞の使い方のページです。例文が多くてEcco!は良きかな。
b0206901_18155884.jpg 結局のところ、語学習得は本当に大変なのは確かです(苦笑)。私も語学勉強は死ぬほど嫌いでしたが、どんなに苦手なものでも情熱があればなんとかなると学びました。でもちょっとでも興味・やる気があるのならば、是非語学を学んでほしいのです。日本語の良さにも気づけるし視野も広がるし、ボケなくもなるだろうし(笑)。今はネットもあるし日本に住む外国の方も増えているので、以前に比べてネイティブの言語表現、発音に触れられる機会がものすごくつくりやすいと思うんですよねー。

 最後に紙の辞書については、もラスト写真の『伊和・和伊辞典』が三千円くらいなので、購入しやすいと思います。電子辞書までの気力がない場合はおすすめ(私も一番はじめはこの辞典を使っていました)。ただ、隣にある『イタリア語動詞活用表』を本屋で探して開いてはいけません。イタリア語を勉強する気力を一瞬にしてなくす魔法の本です(笑)。
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by gosuiro | 2013-01-07 17:40 | 語学にまつわるお話 | Comments(7)
イタリア年始をお奨め曲とともに~♪
b0206901_23322636.jpg BUON ANNO!! TANTI AUGURI :-) というわけで、イタリア式の新年のご挨拶とともに……当ブログは抱負など明記しませんだってたぶん約束破るから(笑)。緩ーくゆるゆる続けていきます、何卒本年も宜しくお願い申し上げます。

 さて、日本は年始休暇を「三が日」といいますが、イタリアで正月気分が抜けるのは1月6日です。この日はエピファニア(Epifania 公現祭)といい、簡単に言えばキリスト教新約聖書での東方三博士がイエスの元にたどり着いた日にあたります。ナターレ(クリスマス)時期に各教会でかならずプレゼーピオという「東方三博士がイエスの元にたどり着いた」シーンのモニュメントが飾られるのですが、その場面が実際に起こった日が1月6日というわけです。

 プレゼーピオはイタリアの12月の風物詩で、この時期に各教会の趣向を凝らしたプレゼーピオをめぐるのは本当に楽しいです(たとえば、写真2枚目みたいな感じ。大きさも教会によります。一番大きいのはおそらく写真1枚目のヴァチカンでしょうね……)。そして、このプレゼーピオが飾られるのはおよそ1月6日まで(飾りはじめるのは12月上旬が多いかも)。
b0206901_23323649.jpg ちなみにイタリアでは、長いことクリスマスにサンタさんからプレゼントをもらう習慣はありませんでした。その代わり、エピファニアの日にベファーナという魔法使いのおばあさんからお菓子をもらいます。イタリアは元祖キリスト教の国なはずなのですが、世界のスタンダードとちょっと違っていますね……どこで変わったんだろう。今度余裕があったら調べてみようかな(死者の日とハロウィンも慣習が違って不思議なんですよねー)。

 1月6日を過ぎると、イタリアも冬のバーゲン(サルディ)の季節になります。つまり、クリスマス前日から1月6日まで、イタリアという国はあまり観光に向きません。皆けっこう平気で店を閉めています(笑)。あと、イタリア旅行におすすめできない日は、パスクア(復活祭)の前後ですね。2013年は3月31日です(復活祭は移動祝日のため)。復活祭は店が閉まるというより、欧米で前後一週間ゴールデンウィークのようなロング休暇となるので、観光地にものすごい観光客が多いんです。ゆっくり観光したいのであれば、春の復活祭シーズンははずすのがおすすめです。

 さて、ここ最近の当ブログは外国語の学び方の話が続いているので、今回も少しだけ語学におすすめできるものを紹介します。
b0206901_23325149.jpg 語学で重要なのは、読み書きとともに会話ですね。哲学でいうところの、エクリチュールとパロール(仏語。エクリチュール=書き言葉、パロール=話し言葉)なのですが……生活する上では、パロールのほうが重要です。ということで、リスニング対策は必須。一番よろしいのは、習いたい言語をネイティブで使用している人と延々会話することなのですが、そんな出会いも余裕もない、実はやる気もあまりでない(でも外国語は習得してみたい)という場合は……私的には歌がおすすめです。

 興味のある洋楽の歌詞を聴いて書き取りして、和訳する練習ですね。特に英語の場合は学生時代に少し文法や単語を学んでいるので取り掛かりやすいですよ。私の弟さん(彼はある程度英語が話せる)も、中学生のときは英語の自主勉強でこの方法を活用していましたし、私もイタリア語で似たようなことをしていました。

 というのも、一人のひとの声で延々と発音や話し方を学ぶよりも、いろんな人の話し方や言い回しを聞いていたほうがリスニングは上達するんです(声質や話しぶり、言い回しにはひとそれぞれ癖があるため、多くのひとの話し方を耳に慣れさせたほうがいい)。ただ人と出会うにも限界があるので、私はわかりやすい歌詞をうたう歌手の曲を聴いていました。あとは、テレビも口の動きもよくわかるからいいのですが、……聞き取りの練習をするにはレベルが高いかも(曲ならば何度でも聴けるし、韻を踏むので耳に単語が伝わりやすいと思う)。
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 私が好きなイタリア語の歌手は、マリカ・アヤネ(Malika Ayane)さんです。日本人の名前で見事に通用するネームですが、れっきとしたイタリア人です。彼女はすごく歌詞が聞き取りやすく、歌詞もすごく好きなので和訳したくなるんです(言い回しがけっこう詞的です)。イタリアの曲は有名なカンツォーネ(オーソレミオとか)やオペラが有名ですが、こういう近年の若いアーティストもけっこういいですよ。というか、私はマリカ・アヤネが大好きで広めたいだけです(笑)。

 マリカさんのCDは日本で売られていないようですが、You tubeという便利なものがありますので、下記にリンクを張っておきます。お暇があれば是非視聴してみてください。私はこのひとの歌のおかげで、一時すっかり嫌気が差していたイタリア語を「美しい言語だなあ」と見直して、また学ぶようになりましたとさ(苦笑)。

◇Malika Ayane - Come Foglie (私の一番おすすめの曲です)
 リンク→【 http://www.youtube.com/watch?v=3LgBfE-u9XY 】
◇Malika Ayane - Perfetta
 リンク→【 http://www.youtube.com/watch?v=iy6qaLyI61w 】
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by gosuiro | 2013-01-02 23:48 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)
イタリア語から英語を学ぶ(参考書つき)
b0206901_21261160.jpg 日本語から外国語を学ぶ、というのは日本人にとってごく自然な学習法です。が、逆にひとつの外国語を根詰めて学んで使えるようになると、日本語を経由せず外国語から同系統の新たな外国語を学んでいく(たとえば、イタリア語から英語を学ぶ)スタイルのほうがやりやすいことに気づきます。

 特に欧州の言語は、ロシア語やギリシャ語でないかぎり、ある程度はアルファベットを元にした文字を使います。イタリア語も根幹にはラテン語とギリシャ語があって、同じくそこから派生している英語もラテン語由来の単語が多く、実際イタリア語を学んだことで、以前に比べ知らない英単語について「イタリア語のこの単語に似ているから、たぶん意味はそれと同じだな」と推測できますし、けっこうそれで正解であることもしばしば(たとえば、英語で「Simple」は、イタリア語で「Semplice」。語源となったラテン語は「Simplex」)。

 というわけで、前のエッセイ(リンクはコチラ)が「イタリアで出会う英語」だったので、今回は補足展開して「イタリア語から英語を学んでみる」お話です。語学の細かい話をしているので、つまらなかったらごめんなさい(苦笑)。
b0206901_21371935.jpg まず、前置きとして、……私は英語が大の苦手でした。大のアルファベット嫌いだったので、生きていることが辛いくらい苦労しました。そのくらい語学にたいして脳のスペックが残念だった私でしたが、人生でこれほどにないくらい本気をだしてイタリア語脳を少し定着させることができました。人間やればできる。だから、皆も本気だせば外国語くらい話せるようになれます(笑)。

 で、イタリア語を学んでから痛切に思ったのは「英語って発音さえどうにかすれば、文法自体は簡単かも?」ということでした(笑)。英語が世界基準の公用語になる理由を、非英語圏の国に住んで思い知りました。さらに、日本語から英語を学ぶよりも、イタリア語から英語を学ぶほうが理解しすいことにも気づき、イタリア版「英語の学習本」というものを集めるに至ったのであります。

 その本たちが、写真一枚目。左から英文法の参考書、英語の動詞表、イタリア語と英語双方明記されたビジュアル単語、立てかけてあるのはイタリア→英語の旅行会話集です。こういった語学の勉強本に関しては、あまり日本語のものと変わりません。
b0206901_21265412.jpg 中身はというと、英文法の本では写真三枚目のような感じです。このページは SIMPLE FUTUROなので「シンプルな未来形」の文法についてです。イタリア語の未来形は動詞が全部活用変化(さらにあわせて人称も変化)するので、覚えるのが超大変。でも、英語はWill+動詞だから楽ですねー。

 このことはイタリア語の英文法書でも、三枚目写真の下部分に青字で書かれております。Soggetto(主語)+will+Verbo(動詞)+Complemento(目的語)です。イタリア語もつくりはSoggetto(主語)+Verbo futuro(動詞の未来形)+Complemento(目的語)なので文法の形態は英語とほぼ同じ。イタリア語から英語に変換すると、日本語よりしっくり当てはまるので覚えやすいんです。一方、日本語の文法は異なりSoggetto(主語)+Complemento(目的語)+Verbo(動詞。未来形変化なし)となります。これが苦手になる元。そもそも時節が細かくない日本語です。未来形と現在形にわざわざわけなければならないという、日本語にない発想を身につけるのも重要になります。文法ルールがまったく違うんだから、まあ私も英語嫌いにもなるわ。
b0206901_214415.jpg イタリア語と英語は、文法と時節がある程度似ていて使用文字もほぼ同じローマ字です。他の欧州の言語でも大抵似たり寄ったりなので、そりゃ欧州のひとが四カ国語軽く話せるようにもなるさ! と、思うわけであります。

 語学学校にけっこう悔しくも感じたところですが、欧州系の方々はいとも簡単にイタリア語を習得されていきましたね。母国語と重なる部分が多い他言語は覚えやすいようです。日本語はその点、超不利。英語を身につけるのが大変なのは仕方がない。でも、日本語脳とアルファベット圏の言語脳を両立できるようになれば本当に強みになります。

 さて、この中、私が購入したイタリア語版の英語学習書で、一番気に入っているのはイタリア語→英語の動詞活用帳です。イタリア語は大量の動詞がありますが、英語は単語数が少ないぶん前置詞で動詞の意味が細かく変化していきます。私が英語の動詞をまったく理解できなかったのはこの点です。これがイタリア語経由だと解消されることに感動しました。
b0206901_2127628.jpg たとえば、写真五枚目。日本語の動詞で「読む」と意味する、To read。イタリア語でLeggereといいます。写真を訳すると、

・to read back = rileggere 「読み直す」
・to read for = leggere(con uno scopo) 「(目的に向かって)読む・調べる」
・to read into = dare un'interpretazione di 「解釈する」

 みたいな感じです(たぶん)。日本語よりイタリア語のほうが英語と動詞の使い方が近いですし、単語自体関連している部分もそれなりにあるので、正しく動詞の表現を理解するのに参考となります。

 他にも、ラスト写真にあるのはビジュアル英単語+伊単語の中身。写真の見せかたがうまく、わかりやすいので初期から重宝しました。日常のあらゆるものの写真に読みかたが書いてあるので本当に助かります。日本と生活環境も違うので、これで欧州で日常使われる道具とか食材とかも学ぶことができます。こういう単語帳は旅行先で買い求めても損はないと思います。

b0206901_21271593.jpg 今の私がつたないながら英語を使うときは、日本語→イタリア語→英語と経由させています。イタリア語というワンクッションが入ったおかげで、英文法がだいぶ簡単に感じられたし、英語の仕組みを理解できたという意味では本当にイタリア語を学べてよかったと思います。個人的には、日本語から英語を学ぶより、日本語から英語以外の欧州言語を学んだ上で、英語を勉強するパターンのほうが理解度も増すし言語にも深みがでるような気がしてなりません。

 というわけで、とりあえず英語は必要だと思うけど苦手だというひとには、まずイタリア語の勉強をおすすめしておきます。発音は日本語と大きくかわらないので楽ですよ。動詞活用と文法えらいこっちゃだけど(笑)。

 後日、私のイタリア語勉強の話でもしようと思います……(まだこれからも旅行記とかお菓子屋とかいろいろ書くことはありつつ、どれも今後UPしていくのでお楽しみに! 間に差し込んだ写真は、英語習得の必要性を痛感したドバイの一コマです)。
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by gosuiro | 2012-12-17 21:52 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)