カテゴリ:おいしいレシピ紹介( 11 )

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イタリアワインの選び方、その2(マニアック編)
b0206901_4291830.jpg このたびはイタリアワイン、プチ・マニアック編です(ワイン基礎編はコチラをどうぞ!)。イタリアのワインの発泡系について、小ネタ、個人的なイタリアワインの好みをお伝えいたします。(専門的なことは身近なワインソムリエさんに聞いてくださいませ。こちらでは全部個人的な経験を元にしています。)

 さて、イタリアには「スプマンテ」と「プロセッコ」と「ランブルスコ」というワインの種類があります。「スプマンテ」は単純に発泡しているワインのこと=スパークリングワインです。コルクに特徴があり、写真1枚目の右下にあるように、大きくコルク抜きなしで開けられます(アルミキャップは論外。あと人工的に発泡させたものもあるけど割愛)。まれに白・赤ワインで天然超微発泡のワインも存在しますが……コルクが通常のワインと変わらないものはワインの扱いになります。

 そして、「プロセッコ Prosecco」と「ランブルスコ Lambrusco」。こちらはスプマンテのグループに属する、地域限定の銘柄になります。ざっくり言うと、プロセッコはヴェネト州の白スプマンテ、ランブルスコはエミリア・ロマーニャ州の赤スプマンテです。フランスの「シャンパン」がシャンパーニュ地方限定の特別なスパークリングワインであるのと同じです(なのでスパークリングワインを全部シャンパンと言う人が許せない・笑)。
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 プロセッコという名は有名になりすぎて、他国のスパークリングワインでも使われてしまっていますが(プロセッコというぶどうの品種だったため。今は変えたらしい)、本物のプロセッコはイタリアヴェネト州だけです。つくられた地域とコントロールされているかは確認して買っていただければと思います。イタリア語は難しいですが、州・地名・コントロールされているかは大抵のラベルに書かれているので(名前も、輸出用専門のワインでないかぎり地名からつけられることが多い気がします)。

 ちなみに、プロセッコやランブルスコ以外にも地域限定の銘柄はあります。日本では写真2枚目のピエモンテ州「アスティ Asti」がかなり有名です。無難でおすすめです。

 また、イタリアでも特殊な希少ワインというのもあります。その一級品が写真3枚目の「シャケトラ」。

 世界遺産の街、リグーリア州のチンクエテッレでしかつくられていないイタリアでも幻のワインと言われ、アイスワインに近いとても甘い白ワインです。独自の製法のため、白ワインとはいえ琥珀色をしています。
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 ぶどうの生産も少ない上につくるのも大変なので基本現地でしか買えません。375mlで40ユーロみたいな感じ(日本に出回るときは倍以上するはず)。イタリアワイン好きの方には是非飲んでもらいたいです。甘くてアイスワインより深みのある味だった記憶があります……。(写真4枚目はシャケトラ用のぶどうを干している現地のもの。)

 他にも色々あるかと思いますがざっくりこんな感じ。イタリアのワインは……地域密着型の生活するとわかることですが、なんだかんだ自家製が優勝です。ワイン醸造を趣味にしているご家庭と仲良くなれたら、イタリアワインの本質が見えてくるかも!?(上手につくられた自家製は本当に飲みやすいので・笑)

 あと、日本のイタリアン等のメニューで何の銘柄も書かれていない「テーブルワイン」みたいな品は普通安物だったりしますが……イタリアの観光客向けでないリストランテ(タベルナとかでも)のテーブルワイン(Vino da Tavola)は、わりと本気を出してることがあります。なので、年季のある店員さんに尋ねてみるがいいですね……たとえば「この土地、白ワインで有名みたいだけど良いのない?」とか英語かイタリア語で軽く。すると「テーブルワインだよ!知り合いがつくったやつ。うちの料理にあわせてくれてるんだ」とか言い出すかもしれない(笑)。
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 最後に、個人的に好きな銘柄について。私はつくられた州と品種でだいたい選びます。なので、知りたい情報がラベルに書かれていないと基本的には買いません(って私も別に詳しくはないですが)。完全に好みの話になるので、以下は参考にどうぞ!

 赤ワインは南イタリア(プーリア州、バジリカータ州/土着品種が好き。ネグロアマーロとか)の銘柄を選びますね。白ワインはラツィオ州、ウンブリア州、サルディーニャ州産が軽くてフルーティなので好きです。ラツィオ州の白ワインは個人的に激押しです。銘柄はエストエストエストやフラスカーティとか。ウンブリア州のオルヴィエートも美味しいですよ。サルディーニャ州のものはまれに超微発泡の白があるので発見した瞬間に即買いです(日本で一度だけ見つけて感動したことがある)。

 とはいえ、日本に流通するのは北イタリア産が多いので……無難にアブルッツォ州(モンテプルチャーノ・ダブルッツォ/赤も白もわりと美味しい)とか、ヴェネト州の白ワイン(ソアヴェ)とか。つまみが一切いらない甘いランブルスコ(写真1枚目)も大好き!と、重いワインが好きではないことがお分かりいただけたでしょうか(苦笑)。イタリアは地元にしかない土着のぶどう品種も多いので、個性派探しで飲み漁るのも楽しいです。


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by gosuiro | 2017-02-03 04:37 | おいしいレシピ紹介 | Comments(0)
イタリアワインの選び方、その1(基礎編)
b0206901_1513368.jpg イタリアでは、水よりワインのほうが飲まれているのではないか説がありますが……ご家庭によっては確かにそうかもしれない(苦笑)。そんな今回は、イタリアワインの初歩的なお話です!(当ブログで欠かせない存在、私の友人マリナちゃんから教わったことがメインです)。

 ちなみに、イタリア語で、白ワインはVino bianco「ヴィーノ・ビアンコ」、赤ワインはVino rosso「ヴィーノ・ロッソ」です。小さいスーパーでも、写真1枚目のようにたくさんワインがございます。広いスーパーだと何百種類あるんだろうというくらい、図書館かよ!みたいな感じでフロア横一面に揃っていてハシゴまで用意されてあります(笑)。

 食べ物の品質だけはけっこううるさい国なので、ワインにも当然規格があります。イタリアワインを選ぶ上で気にしていただきたいのは、下記の規格です。おおまかに三種類あります。

 一つ目が、DENOMINATIONE DI ORIGINE CONTROLLATA E GARANTITA(D.O.C.G.) 。読み方は「デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ」。写真2枚目のように略されてD.O.C.G.と記載されていることも。簡単に言えば、しっかりコントロールした上で国からお墨付きがついたワインですよ、という意味。国の管理下で原産地と品質が保障された最上級の資格です。
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 二つ目は、DENOMINAZIONE DI ORIGINE CONTROLLATA(D.O.C)。読み方は「デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ」。こちらは写真3枚目。D.O.C.G.ほどではないけれど、きっちり原産地と品質が保障されている資格です。

 三つ目が、INDICAZIONE GEOGRAFICA TIPICA(I.G.T)。読み方は「インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ」。写真4枚目のラベル下に小さく記載されています。上記のふたつのレベルには及ばないけれど、地域の個性を生かしたワインですよーという意味合いが強いです。けっこうぶどう品種の配合も自由だったり、個性派だったりするかな。

 マリナと出逢ったとき、スーパーに連れられて最初に教えてもらったのがこのワインの見方でした。イタリアワイン規格の面白いところは、最上級のD.O.C.G.がついているワインだからと言って美味しいわけではないというところです。ぶどう品種によっても違うし、土地にもよるし、その年の出来もあるし、個人的な好みもあるし(品種が土地とあっているかどうかは重要ですが)。
b0206901_1521750.jpg I.G.Tでも、嘘でしょ!?っていうくらい個性派だけど美味しいワインもあるんです。なので、簡単にどれが高級とかどれが良いと私からは言えません。これに関しては、本当に好みが出てきてしまうので(本格的にはまるなら、飲んだワインのラベルを収集して、国ごとにリストをつくるのが良いと思います。ぶどう品種も添えて)。

 ただ、マリナからは「困ったときはD.O.C.G.かD.O.Cを選べば大きなハズレはないよ」と教わりました。というわけで、日本のスーパーやエノテカでイタリアワインを選出するときに困った際は、ラベルにD.O.C.G.かD.O.Cが記載されているか確認することをおすすめします。あとはぶどう品種がわかればなんとなく味の雰囲気をうかがい知れると思います(品種は完全に好みがでます)。

 それと、……こんなこと書いていいのかな(苦笑)。日本でも有名な『キャンティ』。これだけは美食家でイタリア人のマリナですら「難しいのよねー良いボトルに出合うの。有名なラベルなんだけど」と言っていたので、生半可な気持ちで手を出してはいけないと思っています(この前日本で当たりのフルボトルを引いて感動しました・笑)。


b0206901_1523068.jpg イタリアワインは、色んなぶどうの品種やワイン農家さんのものを調合してつくっていることも多く、コントロールしないと品質が統制できないんですよね。ちなみに本当に安いものだと、朝市で貯蔵タンクみたいなワイン売り(白・赤)があったり。1リットル1ユーロくらいで、自分で瓶持ってこい的な(蛇口を捻って量り売りです)。正直味に保証はないですが、水の代わりに飲む人と料理に使うぶんには問題ないのではないかと思います。ちなみに調理用のワインだけでなく、普通のワインも異様に安いです(ビールよりも安くスーパーで売られています)。

 個人的には……知っているラベルを日本で見かけると、イタリアでは○○ユーロなのに、こんなに高いんかと思うこともしばしばあります(でもEST!EST!!EST!!!とかラツィオ産ワインが売られているのを見かけると、日本では本当割高になるんだわねーと思いつつもついつい買ってしまいます)。なので、某サのつくファミレスさんのワインは値段と品質的にかなりがんばっていると思いますよ……。

 と言う感じで、今回はイタリアワインの基礎について。次回はスプマンテ等、イタリアワインの中でも色んな種類がある話と、個人的に好みなワインについてざっくりお話いたします!



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by gosuiro | 2017-01-14 02:09 | おいしいレシピ紹介 | Comments(0)
ポレンタをつくって食べてみるの巻
b0206901_15165248.jpg イタリアごはんは日本人にあうと世間では大好評みたいなのですが、……さあ、どうかな? と思うこともたくさんあるわけです。イタリアに住んだことがあるひとならきっとわかってくれる。(含笑)

 その料理のひとつに、あまり知られていないポレンタ(Polenta)があります。今回はコレをつくって食べてみようの巻です。

 ポレンタは、北イタリアでは主食の部類です。イタリア通ならきっと食べたことがあるだろうし、北イタリア好きのひとにとっては定番食材なのだろうと……ちなみに私は南イタリア好きなので、ポレンタを紹介すると言いながら、ほとんど食べたことがありません(ジェノバに行ったときに食べたくらい)。事実、ポレンタはローマの家庭で見たことがなかったです。クスクスのほうがよく見たかなーくらいで。

 というわけで、1枚目。ポレンタのインスタント食品パッケージ。日本では即席ヌードルやインスタントスープが定番ですが、イタリアでは他にリゾットとかポレンタとか、プリモピアット(主食)系のインスタント食品がたくさんあります。これもそのひとつで、ゴルゴンゾーラ味です。
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 パッケージに完成品写真もついていますが、よくわからない黄色いクリーム状のじゃがいも的な雰囲気ですが……実は主原料は「とうもろこし」です。

 ポレンタは、とうもろこしの粉をまんま使った料理。イタリアには、パスタだけでなくパン(小麦粉)、リーソ(米)、マイス(とうもろこし粉=コーンミール)が主要な炭水化物の代名詞。イタリア料理の中でもパスタやリゾット(リーソ)はプリモ・ピアットというメイン皿になりますが、パンとポレンタはどちらかというと常にいる名脇役。どんな皿にも必ず添えられるタイプにあたり、とうもろこし粉もけっこう優秀です。肉料理系によくあいます。ソーセージ(サルティッチャ)などの味が濃いものがおすすめ。

 さて、調理法は大変シンプル。用意するものは、写真2枚目のとおり。ポレンタの素・水・牛乳です(水色のボウルに入っているのが、袋から出したポレンタの素です)。
b0206901_1517065.jpg これはインスタント食品だから用意が少ないわけではありません。インスタントではない天然のポレンタも、とうもろこし粉・水・塩だけでつくれます(牛乳やチーズはお好みで)。とうもろこしの粉が手に入れば二本でも簡単につくれます。

 今回のインスタントなポレンタのつくり方は、沸騰したお湯にポレンタの素を入れて攪拌し続け、牛乳を適当に入れていくという、大変ざっくりした説明だったのですが……純粋なとうもろこし粉でつくるポレンタも、ほぼ一緒。この料理で一番重要なのは、攪拌にたいする気合です(笑)。

 とうもろこし粉がダマになりやすいので、かなり本気を出して攪拌しないといけないんですね。とうもろこし粉は沸騰しているお湯に入れた瞬間は写真3枚目の様に水っぽいどろどろした(コーンポタージュ)みたいな雰囲気なのですが、攪拌していくと弾力がついていきます。どんどん練っていく感じになるので、力を要します。

b0206901_1517360.jpg 写真4枚目のように大きな鍋かボウルを使ったほうが賢明です。均等に練り上げるために、クリームをつくる攪拌器を最弱にして使うのもアリかもしれません(でも最初だけ。途中から人力のみでないと攪拌器が壊れるかも)。純粋なとうもろこし粉でつくる場合、一時間近く練る必要があります。(火にかけるかどうかですが、私の購入したインスタント食品には火から下ろして攪拌と書かれていました。でも、弱火の上で練り練りしたほうがいいと思います。)

 完成品は、写真5枚目。黄色いやつなんですが……よくわからない食べ物だと思ってはいけません。これがイタリアの主食のひとつ、ポレンタです(苦笑)。ポレンタは冷えるほど弾力がついて凝固するので、食卓ではヘラみたいなもので切り取って分けます。

 味は……うん、なんともいえない(苦笑)。とうもろこし粉のつぶつぶ感がざらざらして独特なので、好き嫌いははっきりわかれるところです。今回つくって食べて思ったのは、水を使うより牛乳を多めに使うほうがコクがでておいしくなったかもしれないなということ。
b0206901_1517769.jpg 食べるときの扱いはパンとほぼ同じです。肉との相性がかなり良いので、肉に添えたり、ソースをかけたりして食べます。そのままで食べる方はもはやイタリア通です(笑)。

 ちなみに食べ切れなかったポレンタは、平べったく切って油で揚げると美味しいです。グリルにして、野菜やハムの下敷きにするとお洒落になります。お米の代わりにポレンタを使ったドリアみたいなのもいいかも!

 私の感想では、これでまたひとつ大人の味覚を学んだ!という感じです(笑)。昔のひとにとっては、米を調理したり小麦粉からパスタやパンを作ったりの手間を考えると、とうもろこし粉を熱湯と塩で練り続ければ完成するポレンタは、かなり手早い主食だったのだろうと思います。

 イタリアの味を知りたい方は、是非ポレンタをご賞味されることをおすすめいたします!
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by gosuiro | 2015-09-08 15:22 | おいしいレシピ紹介 | Comments(0)
イタリアの簡単ドルチェ、マチェドニアのつくりかた!
b0206901_0152555.jpg イタリアのドルチェといえば、ティラミスやタルトやヌガーとかジェラートとか有名どころはたくさんありますが、基本的にどっしりがっつり系です。朝ごはんがビスケットの国なので、カロリーコントロールしないと即座に肥える。イタリアも秋は食材がとっても豊富、冬はナターレ(クリスマス)やカーニバルなどで、パネットーネ(パウンドケーキみたいなやつ)とかグラッパ(揚げ菓子)とか用意されてドルチェのオンパレード。特にナターレはパネットーネ(1キロ)を4箱とか平気で積み上げるので、毎日主食がケーキになります。そりゃ太るわ(笑)。

 さて、秋の日和にすっきりしたデザートがほしいとき。マリナちゃんがヘルシーだと教えてくれたドルチェがあります。その名も「マチェドニア(Macedonia)」。果物だらけの、いわゆるフルーツポンチ的なやつです。

 というわけで、今回はローマのマンマ、マリナちゃんに教わったマチェドニアのつくりかたです! まず、写真1枚目。材料は、果物のみ。これらだけでつくります。砂糖も水も使いません。
b0206901_0153286.jpg マチェドニアをつくるにあたって、絶対にないといけない果物は、レモンとバナナとリンゴです。レモンは自分で搾らないと味に深みが出ないし、味を整えるのに必須。バナナは果物同士をうまく絡めて熟させるのに大切。リンゴは歯ごたえとして重要です。あと、イタリアでは年中手に入る洋ナシをプラスしてほしいんですが、……日本は秋にしか手に入らないんですよねえ。洋ナシが手にはいるときは是非いれてください。ものすごい熟れた和梨もありです。

 つまり、マチェドニアは必須な果物3点(+洋ナシ)を用意すれば、残りは相性がよさそうな果物のなにをいれてもOKなのです。私は今回、秋ということでブドウとキウイも追加。イチゴもあうし、ベリー系やチェリーもいいです。パイナップルもプラムもあいます。ただ、柿とかリンゴ以上に噛み応えのある果物は調和しないのでおすすめできません。

 ……とはいえ、日本は果物自体が高いので、日本でつくると少し贅沢なデザートになってしまうんですが(苦笑)、全体的に見切り品くらい熟しているものを使うのがベストです。私は腐れそうな果物があったときに、材料をスーパーで集めてつくります。かなり熟している果物でつくったほうが、果物同士仲良くまざりやすいんですよね。
b0206901_0153962.jpg あとは、元々糖度が高い質の果物を入れるのはおすすめ(洋ナシとか)。ただし、缶詰フルーツだけはおすすめできません。途端にフレッシュ感が薄れますから。生の果物だけで使わないと果物もかわいそうだし(缶詰フルーツの甘みが勝つに決まっているので)。

 さて、つくりかたにですが、これも至って簡単。写真2枚目のように全部ダイス型くらいに適度に切って、ボールに入れてあわせます。スープを飲むときの少しおおきめのスプーンで、まざった果物が一度にすくえて食べられるくらいの大きさに切れば大丈夫です(細かすぎると食感がなくなりますが、そのほうが好きなひとはそれでもOK)。

 特に、バナナはバラバラの果物を絡めて甘みを出す役を担うので、細かく切ったほうがうまくまぜあわさります。私はバナナを縦に四等分にしてから、小指の第一関節くらいの大きさくらいに刻んで入れています。

 すべての果物がはいったら、大きなスプーン、もしくは片手でざっくり数度まぜあわせます。果物を潰すのではなく、バナナのねっとり感をタの果物たちに浸透させる感じでしょうか。ただ、この状態で食べても、それぞれの果物の味が別々にするだけになってしまいます。
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 細かくした果物たちの味を均一にして、かつ果物のもつ甘みを最大限に引き出すのに必須なのが、レモンです。写真3枚目のように、搾ったレモンをボールの中に入れます。それからまた、素手でゆっくり数度まぜてレモンを浸透させる。これで、ほぼ出来上がりです。

 このあと、タッパーなどに入れ替え冷蔵庫で寝かせると甘みが一気に引き立ちます。バナナがとけてとろっとした感じになる、一日後あたりに食べると本当に甘くなっていて美味しい!

 あとはヨーグルトにかけたり、大人っぽいデザートにするなら、スパークリングワインを少しかけて、アルコールの味を引き立たせて食べるのも素敵。コーヒーにもお茶にもあうし、朝食から酒のあとの甘味にもスッキリして食べいいドルチェです。とても健康的なデザートだと思いますよー……という、イタリアの簡単ドルチェでした。簡単だけど、日本でつくるにはちょっと贅沢なデザートかもしれません(苦笑)。
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by gosuiro | 2013-11-08 00:43 | おいしいレシピ紹介 | Comments(0)
バルサミコ酢と、ドレッシングの作り方
b0206901_0464045.jpg イタリアの調味料で、とりわけ謎めいているもののひとつが「バルサミコ酢」。なんせ、私はイタリアに住むまで存在すら知らなかった(笑)。ワインビネガーの親戚みたいなもので、原料は「ブドウ」です(日本は米・大豆を原料にする酒や調味料ばかりですが、イタリアだとほぼブドウ)。

 私が主に使っているのは、写真1枚目の二種。双方ともバルサミコ酢なのですが、味は若干違います。日本でたとえると大瓶が一般醤油、小瓶が九州の甘醤油みたいな感じ。小瓶は「Mazzetti(マツェッティ)」という有名な会社のものです。真ん中に葉っぱマークが四つありますが、この小瓶シリーズで一番高級……というよりは、かけ醤油っぽく使ったほうが美味しいタイプです。もうひとつの大瓶は、逆に酸味が強くドレッシング活用タイプ(オリーヴオイルや塩とまぜて使うと美味しいタイプ)。

 実際、バルサミコ酢は醤油とまったく異なるものですが、便宜上イタリア版「かけ醤油」といったほうがわかりやすいのかな。バルサミコ酢は基本的に素材そのものにかけるか、ドレッシングの材料になるくらいしか用途はありません(調理中に加えることはあんまりない)。
b0206901_0562711.jpg また、良いバルサミコ酢は熟成すればするほど甘みが増します(原料が果物だからでしょうか)。10年20年ものの高級バルサミコ酢は本当にとろりとして甘いです。イチゴなどにかけて食べるほどで、凝縮エキスみたいな感じ。日本で大抵売られていたり店で置かれていたりするバルサミコは、ドレッシングに使うような酸味の強いやつなので口当たりは良くないですが……すごく熟成された甘いバルサミコ酢を味見したら価値観変わると思います(かなり高価ですが)。

 バルサミコ酢はそもそも使い勝手がわかりにくい調味料なので、市販ではいろんな味に調合されたバルサミコソースが欧州で出回っています……が、個人的にはあまり好きではありません(本来の風味がなくなるため)。手を出すならばブドウのみでつくられたものをおすすめしたいです。

 ただ、正統派のバルサミコ酢でもカラメルがはいっているやつもあります。かならず買うときは原料の欄を見たほうがいいです。ちなみにすすめているMazzetti社のものは、カラメル色素はいっていることが多いかな。でも、カラメルがはいっていると味がまろやかになるので使いやすい(高級バルサミコ酢に味を似せるためいれているんだと思う)。バルサミコ酢もワインと同じく、それぞれ味わいが変わるのでどれがいいとは一概にいえません。

b0206901_0465426.jpg バルサミコ酢を買うときに最低限注意する点は、なるべくイタリア産でDI MODENA(モデナの)と書かれていること。伝統的なバルサミコ酢はモデナという地域で管理されたものしか、その称号がつきません。なので、小さいボトルで千円以上するものは、モデナでしっかりコントロールされた(DOP認証された)かどうか見たほうがいいかも。高い金額払ってトラディツィオナーレ(伝統製法)じゃないやつだったら切ないし……あとは原料にブドウ以外のものが書かれていないものですね。安価でいいなら個人的にはMazzetti社がおすすめ。オーガニックと表記されているイタリア産のものもいいと思います(IGP認定されているのもいいかな)。

 そして、最も活用しやすい使い方ですが、やはりサラダのドレッシングとして使うのが一番(写真3枚目のように)。実はイタリア、ドレッシングという概念がそもそもありません! スーパーにもドレッシングは基本的に売られていない。イタリアの人からすれば、ドレッシングは外国人が使うもの、私たちにはバルサミコがあるしアリエナイ! みたい感じなのです。ドレッシングという概念が邪道なんですね。イタリアンドレッシングとかは、ナポリタンスパゲッティ同様アメリカ人か日本人が勝手につくったなにかだきっと(苦笑)。
b0206901_047715.jpg イタリアのリストランテや家庭の食卓には、エキストラバージンオイル、塩、こしょう、そしてバルサミコ酢が常備設置なのでございます。写真4枚目のようなセット仕様です。生サラダを食べるときにそれらをお好みでかけます。なので、オリーヴオイルとバルサミコ酢の味がよくないと、サラダの味は悲しいものになります。ドレッシングにバリエーションなどない。だってバルサミコ酢とオリーヴオイルが一番で正義だから(苦笑)。

 ちなみに、マリナは全部てきとーにかけるより、ドレッシングっぽくしっかり調味料を混ぜて使っていました。たとえば、事前に右下にあるようなミニタッパーに、オリーブオイル、バルサミコ酢、塩、こしょうを適量好みでいれて蓋をし、高速で振ってサラダにかける。簡単な即席ドレッシングですが最も使い勝手がいいバルサミコ活用法です。バルサミコ酢の酸味とえぐみが苦手なら、プラスして日本の醤油をいれるのはおすすめ。ドレッシングがまろやかになっていいですよ。

 そのままかけ醤油っぽく使うなら、モッツァレッラチーズやトマトにたらして食べると美味しい。ビーフなどの肉にかけて食べるのもありだし、ガーリックでいためたイカとかにもあう。レモンをかけて食べるのにはあいやすいかも(からあげ系は微妙だろうけど。たとえば、白身魚や生鮭ときのこ数種のボイル焼きにかけると美味しい)そして、バルサミコ酢はワインに一等あうのです。だって原料は同じなんだもん(笑)。
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by gosuiro | 2013-09-23 01:14 | おいしいレシピ紹介 | Comments(0)
イタリア野菜、フィノッキオ(フェンネル)の食べ方
b0206901_22182139.jpg 家庭的なイタリアの食材で、一番ポピュラーな野菜はこの八百屋さんの写真右下にあるもの。看板のついた白いボテッとした山盛りお野菜。フィノッキオ Finocchioです(ちなみにこれはシチリア産)。

 この野菜屋さんは特別安いところで、看板どおり一キロ0.99ユーロ!(ちなみにフィノッキオ2個分くらい)。日本で国産のフィノッキオを見つけたことがあるのですが、……600円くらいしていました。イタリアではこの値段売っていると知っていれば、かなり気合を入れないと手を出せない(苦笑)。でも、イタリア知るには(特にイタリアが好きならば)一度は試しておいたほうがいいです。

 さて、このフィノッキオですが、味についてコメントしようにも、あまりに特殊でなんといえばいいのかわかりません。フィノッキオはイタリア語名ですが、一般的にはフェンネルといわれています。ハーブのフェンネルと同じですが、こちらはタイプが違って根の部分を味わうもの。日本名では漢方で使われるウイキョウです。ハーブや漢方で使われるガッツのある味だと思えば……。

 やっぱり味が近いのは、セロリかなあ。セロリを10倍しつこくしてハーブっぽくした感じといえばいいのでしょうか。私はイタリアに住むまでセロリが大嫌いだったのですが、フィノッキオに出会って、セロリが普通に食べられるようになりました。セロリなんてかわいいもんです。
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 マリナに「これおいしいわよ! 整腸にも効くし!」と言われて最初食べたとき、……味のキツさに吐くかと思った(笑)。それから当分の間はフィノッキオが大嫌いになっておりました。が、イタリア料理のしつこさに胃腸がやられ、整腸によく効くフィノッキオ(ハーブティーでは整腸作用としてよく知られています)を薬代わりに食べるようになってから、あら不思議。大好きな食べ物になりました。

 ただ、何度食べても受け付けない味だという人も多くいます。私の実母がセロリ好きで「フェンネルなんて、セロリに毛が生えたような味でしょ」と言っていたにも関わらず、実際食べさせたら「これ無理!」と、一切れで断固拒否されたという……とりあえず、私がイタリアで知り合った日本人で、フィノッキオが好きという方にであったことはありません。フィノッキオだけは食べられない! は、けっこう聞いたんですが(苦笑)。

 そんなことを知ると、こんなクセのあるものを試し買いする勇気はそがれてしまうかもしれませんが……食べ切れなかったらミネストローネのセロリの代わりにするとか、料理面で食べやすい活用法もあるので大丈夫です(スープにするとクセはたちまち消えます)。食べてみないとわからない味なので、是非一度試してほしいと思います。甘草とかディルとか好きならいけるかも。
b0206901_22184577.jpg さて、フィノッキオの詳しいかたちについて。二枚目の写真です。白菜の白い部分のように、きれいに折り重なっているのが特徴です。タイプとしては球根に近いのかな。水分量が多く、喉が渇いたときや夏バテのときでも身体にやさしいです。セロリっぽい縦筋がわずかにあります。

 そのフィノッキオのもっともポピュラーな食べ方ですが……セロリと同じで生。一枚一枚剥くときも縦から裂けていくのでナイフはなくても食べられますし、味はフィノッキオ自体が強烈なので基本的にディップもいりません。それこそ生の野菜サラダのときは、味をつける香辛料みたいな感じでスライスしたフィノッキオを加えます。

 もしナイフで切って食べる場合は、写真三枚目のように縦筋と垂直に切っていきます。横に切ったほうが風味もよくなるし食べやすい。サラダにもあえやすい。写真のものは、そのまま食べるということで太めに切っています。

 食感は瑞々しくボリボリ歯ごたえがあります。イタリアの食べ物で、こうしたボリボリするようなものって意外にないんです(弾力があったり、調理してもくたくたになるまで油で炒めることが多い)。ボリボリしたものが食べたいときは必然的にフィノッキオ……というか、味よりも食感をまず好きになりました。
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 あとは、どれだけ食べてもヘルシー。そしてどれだけ食べても胃がもたれないのが素晴らしい! マリナと食べ過ぎの日々を送ったときは、一食をフィノッキオだけでひたすらボリボリされていたという。栄養価も高いです。イタリアに住んで太ったと感じた際は、フィノッキオとトマトの一食置き換えサラダダイエットがおすすめできます。両方何もつけなくてもおいしいし、イタリアは何かつけるときかならず大量のオリーヴオイルを使用以下略。でも、ずっと同じ味は飽きる。フィノッキオにつけるものとして、おすすめなのはバルサミコ酢です。それにわずかな塩とオイルを入れてもよろしいです(特に熟成されていないバルサミコ酢の場合は入れたほうがいい)。

 今回食べたのは写真四枚目、フィノッキオとバルサミコ酢(しょうゆではないですよ。色は似ていますが)。フィノッキオの香りはそのまま臭み消しにもなるので、葉や使いきれない部分は魚料理に使用されます(ちなみに肉料理はローズマリー)。加熱するとクセが消えて食べやすくなります。が、あの独特な味わいがフィノッキオの醍醐味なのでもったいないというか……やっぱり生が一番。イタリアに旅行などの際はスーパーなどですぐに見つかる野菜でナイフ不要、生で食べられるというものですから、是非食べてみてくださいー。
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by gosuiro | 2012-11-27 22:24 | おいしいレシピ紹介 | Comments(0)
イタリア式エスプレッソ、カフェティエラ活用法

b0206901_2319279.jpg イタリアの飲み物といえば、エスプレッソ! でも、現地のバールなどで「エスプレッソください」とはほぼ言いません。イタリアでは、コーヒー(カッフェ)=エスプレッソです。イル・カッフェ(Il caffe)です。一杯ぶんだとウン・カッフェ(Un caffe)。イタリアのお外でエスプレッソを頼むときは、「ウン・カッフェ・ペルファヴォーレ(Un caffe per favore/訳*カフェ一杯お願いします)」と言えばなんとかなります。

 早速話が脱線しましたが、今回はご家庭で楽しむ場合のエスプレッソについて! けっこう知られている基本ネタかもしれませんが……私なりにあまり知られていない小ネタをいろいろ盛り込みますよー。

 というわけで、写真一枚目はイタリア式のエスプレッソをつくる際に必要な道具です。右側の銀色三点がエスプレッソ・コーヒーメーカーで分解したもの。本場イタリアではカフェティエラ(la Caffettiera)と言われています(組み立てた完品はラスト写真にあります)。エスプレッソをつくるときも、かならずこのように分解します。三点が揃っていないと、エスプレッソはできません。
b0206901_23194843.jpg 材料は、水とエスプレッソ用のコーヒー豆、それに火(笑)。カフェティエラは直式火なので、ガスコンロを使います。用意する水をこだわるならば、イタリアの土地柄にあわせて硬水がいいかもしれません。ちなみに、カフェティエラのメーカーで有名なのは、ビアレッティ(Bialetti)。これ以外のカフェティエラを使うと、けっこう水が漏れたり壊れたりが早いようです。安物は特に危険。写真のものは五杯用です。三杯用くらいが大きさ的にはベスト。かたちも写真のものが定番ですが、他にもいろいろあります。

 さて、淹れかたは写真の二枚目を見つつ……最初にするのは、お水を入れることです。右の器はガスコンロに敷く一番下の部分で、水が入るところです。水の量は、かならず内側にある金具のポッチあたりまでいれます。それを無視して目一杯入れると、沸騰したときに大惨事になりますので注意(笑)。

 この中に重ねるのが、左のアルミの容器。写真ではすでにコーヒー粉を敷き詰めています。こちらに粉を目一杯平らになるよう入れますが……実は、濃いエスプレッソを淹れたいときはぎゅうぎゅうに粉を詰めて、薄いのがほしいとき分量をちょっと少なくして……と、その日の気分次第に量を変えてもOK。基本的には、写真のように目一杯淹れたほうが失敗しません。
b0206901_2320498.jpg
 ここで、あまり知られていないのは、目一杯コーヒー粉を敷き詰めた後。爪楊枝で写真のように差し込んで、数個の穴をつくるとよりおいしくつくれます。イタリア人のマンマ、マリナちゃんの知恵でございます。

 このように水とコーヒー粉をセットして、右の水を入れた容器に左のコーヒー粉を入れたアルミ容器を上に重ねます。アルミのやつは下の部分が筒になっていて、カフェティエラを火にかけると沸騰した湯が筒を通り、上のコーヒー粉に浸透して抽出する仕組みです。

 そして、写真三枚目のように、抽出したものを蓄えるポット部分を装着します。瓶の蓋と同じようにねじってはめ込むものですので、固く締めなければいけません。緩いと沸騰させて抽出しているときに横からお湯が漏れます。カフェティエラは火にかけると熱伝導でとても熱くなるので注意。

 また、一番上のポット部分を逆さにすると抽出部分はツプツプのアルミがはめられゴムパッキンで留められています。このふたつは老朽化しますので、一年~二年に一度くらいは交換したほうがいいのかな。イタリアでもアルミとパッキン部はセットで別売りされています。
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 火にかけるときはミニコンロに乗せます。つまり、ミニコンロがないと基本的にカフェティエラは使用できません(苦笑)。イタリアのガスコンロはかならずカフェティエラ用のようなミニコンロが用意されています。火加減はカフェティエラの大きさによりますが、底辺に満遍なく火がかかる程度です。火が横から出ていたらかけすぎです。抽出し終えると、コホコホーと一番上のポット部分が唸ります。蓋を開けて確認するのが一番ですが、ものすごく熱いのでコホコホーといって数十秒経ったら火を止めていいと思います。

 最後は、カップに入れる前に蓋を開けてスプーンでくるりと一回エスプレッソをかき混ぜます。こうすると濃淡が均一になっておいしくなります。あとは飲むだけ!

 イタリア的な飲み方の場合は、30ccくらいのミニカップにエスプレッソをいれて、シュガーステック一本ばさーっといれ、数度かき回して、くいっと一気飲みすればOKです。エスプレッソはめちゃくちゃ濃いので、一般のカップの量を飲むと、変な話、胃を痛めます(笑)。砂糖をたくさんいれるのは、イタリアの人々が甘党だからというのもありますが、エスプレッソが苦いのと胃にやさしくないからに違いない……。
b0206901_23191631.jpg
 濃すぎてキツイと感じる方には、ミルクを足すのがおすすめ。カフェ・マッキアートのように、ちょっとだけミルクを垂らすのもいいし、ミルク多めでカフェラテにしてもおいしい。逆に、あまりおすすめしないのは、お湯で割ることです(笑)。

 ちなみにですが、イタリアにも日本やアメリカ他で飲むのような薄いコーヒーは存在しています。名称は「カッフェ・アメリカーノ」。メニューでだしているバールでこちらを頼むと、奇跡が起これば日本やアメリカ他で飲むようなコーヒーがでます。

 でも、基本はエスプレッソとお湯がでてきます。「外国人が好きなコーヒーって色水だろ? エスプレッソにお湯足したようなもんだろ。お湯やるから、自分で割って飲めよ」という扱いで、でてくるんですよ……おまえらナメてんのか! 焼酎とお湯ならいいけど、これ無理! と、叫びたくなります。なので、カッフェ・アメリカーノなんてイタリアでは滅多に頼まない(笑)。

 そう言いつつ、個人的に気に入っているのはエスプレッソ+氷。夏におすすめです。大量の氷を入れたグラスにエスプレッソ投入すると濃いコーヒーでおいしいですよー。でも、これはイタリア的には邪道です。現地でやると引かれます(笑)。

 最後に、使用コーヒー豆のメーカーについて。日本でも知られているイタリアで有名なコーヒー粉は、セガフレード・ザネッティ(Segafredo ZANETTI)、イリー(illy)、ラヴァッツァ(LAVAZZA)あたりですが……私の周囲では、キンボ(KIMBO)が人気です。ナポリ系で濃く抽出できて香り高いとかマリナが言ってたかな。私もキンボが好みです。
 
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by gosuiro | 2012-06-29 00:03 | おいしいレシピ紹介 | Comments(0)
イタリア食材、カルチョーフィ(アーティチョーク)の食べ方
b0206901_22414364.jpg イタリアの料理は太る云々としつこく言っている私ですが(笑)、それでもイタリア食材で大好きなものもあります。それも、基本的にイタリアでしか食べられない食材。

 それが、写真一枚目の不思議な感じの食べ物。カルチョーフィ Carciofiです。英語名で、アーティチョークと呼ばれ、日本名ではチョウセンアザミです。日本では食用にならない品ですが、おそらく分類は野菜だと思います。

 写真を見たかぎり、一体どこを食べるのかまったく検討のつかない形状なのですが……これが案外大きいんです。茎の上に頭の部分がありますが(花を咲かせるつぼみだったはず)これが女性の握りこぶしくらいの大きさです。そのため、けっこう重い。しかし、食べられる部分はすごく少ない。

 そのため、食べられるように処理するのがこれまた大変なんです。まるで骨の多い魚をさばいている感じです。私の周囲(イタリア人含む)で、わざわざ生からさばいていく人はマリナと私以外で知りません(苦笑)。私は一度食べてハマり、早速マリナからさばき方を教わりました。
b0206901_22415260.jpg というわけで、今回はそうしたカルチョーフィのさばき方です(笑)日本のどこで使えるんだ! という話ですが、大丈夫。私の実母から、近所の川の側に生えていたという情報をゲットしたので、野生ものを探して食べることが可能です。日本にも自生しているなら、さばけば食べられる! そこまでするのか、という話ですが、私の性格上確実にします。だって面白いし美味しいし、日本で生を食べられるなんて奇跡!(今その川は工事で、カルチョーフィがなくなっているらしい。なんだか悔しい)。

 さて、食べる部分は基本的に頭の部分のみです。それが写真の二枚目(特に左側。右側はまだ処理の途中でもっと切ります)。すでに一枚目とはまったく似つかない状態になっています……。

 実は頭の部分でも食べられる箇所は、茎と接する頭下半分のみ。花の顎部分を食すのです。カルチョーフィの処理前はとても皮(緑で覆われたところ)が硬いので、かぼちゃの皮をはぐように剥いていきます。かなりの手の運動になります。クリーム色の中身がそこが、食べられる柔らかい部分。到達するまでに、ものすごい廃棄量の皮がでます(苦笑)。
b0206901_2242288.jpg しかし、処理はこれで終わりではありません。中央の紫色の部分は毛のようになっていて、食べることができません。よって、これも取り除く必要があります。

 それが写真三枚目。右が処理前、左が処理後です。もう食べられるところがほとんどない(苦笑)。あれだけ大きなものなのに、食べられる部分はこんなにも少ないのです(この写真は処理しすぎなところもあるので、普通はもう少し食用部分があります)。消費時間・ゴミ量・労働量のわりに、得られる食用部分があまりに少ないです。日本でいうところの、完全なる時間の無駄! でも、美味しいから私はがんばってさばいていました。

 日本でも、輸入食材屋さんで「アーティチョークのオイル漬け」としてビン詰めが売られています。そうしたのは、そのまま食べたりサラダなどにあえるのが一番ですが……生はイタリアでも自分でさばかないと食べられないんですね。しかも、カルチョーフィは生食できます。写真三枚目でつくった食用部分をスライスして、そのままサラダに入れて食べるのもおいしいんです。

 生食用にさばかれたものが売られていないのは、カルチョーフィはすぐ茶色っぽく変色してしまうからです。たくさんの油で炒めたり、オイル漬けにしないと持たないんです。
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 そのため、さばいている途中は変色を防ぐために、レモン汁の入った水につけておきます。ちょうど、写真四枚目の右上がその容器です。ただ、水につけたまま長時間持つのかというと、これも微妙……レモンの風味がカルチョーフィに移ってしまうため、カルチョーフィの本来の味が消えるんです。さばいた分はその日のうちに食べるか調理が必要という、なんとも面倒な食材なのです。普通に食べるのならば、ビン詰めを買って食べたほうが無難ですね。でも生が一番うまい。

 ちなみに味は……なんて言えばいいのかわかりません! トリュフってどんな味? と訊かれるのと同じくらい、日本にない独特な味です。比較的日本でも安価に手に入るので、「アーティチョークのオイル漬け」を探して購入してみてください。私的には、ポルチーニよりも好きです。というかあのキノコよりも、この面倒な食材のほうが不思議な魅力があると思います。

 10月から4月までが、カルチョーフィのでてくる季節。特に、11月と4月はカルチョーフィが硬くなくて美味しい時期とされています。本当においしいので、イタリアでも日本でも一度食べてほしい食材です!
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by gosuiro | 2012-04-10 22:51 | おいしいレシピ紹介 | Comments(0)
ミネストローネにいれる大事なもの
b0206901_1282556.jpg イタリアの食卓というと、パスタとかチーズとか生ハムとか……色々思い浮かびますが、そんな生活をしていて許される体質の人と、許されない体質の人がいます。それはイタリア人も同じ。そう、このブログによく登場する私の友人、マリナさんも食生活を正さなければならない一人。あの人、高血圧気味で塩っ気あるものにドクターストップかかっています。特に、塩を多く含むチーズや生ハムは摂取制限されています。イタリアでそれは辛いよね、マリナ(苦笑)。

 というわけで、マリナ宅の食事風景では、よくミネストローネ(minestrone)が登場します。ミネストローネは野菜がたくさんはいったイタリアのスープ。身体にやさしい家庭料理です。

 基本的にミネストローネは肉魚を入れず、野菜だけでぐつぐつします。語学学校に通っていたとき、担当の先生に「好きなミネストローネの具材」を聞かれ、当時まったくイタリア的知識がなかった私は普通に「鶏肉」と答えていました。当然、「そんなミネストローネおかしいわよ!」と、突っ込まれました。文化の違う日本人に無茶言うなよ先生……と、思ったものです。

 さて、今回はマリナ宅のミネストローネのつくり方のお話です。間違っていないイタリア文化をしっかり仕入れるために、イタリアで60年以上生活しているおかーちゃんのマリナに聞いてきました。

b0206901_1283126.jpg ミネストローネには、どんな野菜が必要なのか!

 「基本的には、好きな野菜をいれていいのよ。入れる材料は、細かくしてね」

 ……という、ご返答をいただきました(笑)。しかしながら、ミネストローネには、絶対に入れなければならない野菜があります。

 にんじん、セロリ、たまねぎ。この三点は絶対に入れるそうです。ブロードの基礎だと話していました。残りの野菜はスープに合いそうなものならなんでも入れていましたね。残って傷みかけた野菜をよくミネストローネにすると話していました。

 写真のボウル内にあるものは、ニンジン、タマネギ、セロリ、ズッキーニ、キャベツですたぶん。他の回には、モヤシやフィノッキオ、カリフラワー、ブロッコリ、カボチャ、インゲン、豆類、ホウレンソウちょっとなどを入れていたのは見たことあります。たまにミニトマトみたいなのは入れてたかな(ホール缶を入れたのは見たことありません)。ナスとパプリカは入れないようです。ジャガイモは入れると保存がきかないので、あまり入れたくないそう!

b0206901_1283826.jpg マリナのミネストローネは、写真のように細かく刻んだ野菜と水を圧力鍋に入れるのみです。ローリエは入れますが、油は使いません(イタリア的には、オリーブオイルは生で熱さないのが一番良いと信仰されている・笑)。圧力鍋に野菜が浸る程度の水をはり、強火で10分くらい。そして圧力が抜けるのを待つ。蓋が開いたら出来上がりです。

 味付けは、食べるときに塩コショウ。そして、粉チーズにオリーブオイルを大さじ一杯たらします。オリーブオイルは、生のものを最後に!です。物足りないときは、米やスープ用のショートパスタ(粒上のとか、線状パスタを細かく砕く)を投入します。野菜のかたちが残っていれば、ハンドミキサーで勢いよく粉砕!どろどろにしていただきます。イタリアでは、野菜のかたちをなくして食べるのが好きなようです。……うちの周りだけかもしれませんが。

 ミネストローネとパンという軽い夕食はかなり好きです。足りないなーと思ったときは、チーズや生ハムをつまんだり、パンにはさんで食べたりしますね。健康的です。オリーブオイルたらさなかったら、一番ヘルシーでダイエットにぴったりなイタリア料理だと思いますよ。

 ラストは、写真の調理器具紹介。メッザルーナ(mezza luna)という両面の包丁です。柄を両手で持って、パセリやにんにくといったドレッシングに使いたい野菜などをゴリゴリします。かなり便利な器具です。メッザ・ルーナは和訳で「半分の月」。半月と名がついているところもお気に入りです。
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by gosuiro | 2011-05-25 02:13 | おいしいレシピ紹介 | Comments(0)
イタリアの家庭料理、チコリ葉のタルト
b0206901_1163273.jpg いろいろ書く予定を組んでいましたが、今日はマリナさんがお料理していたところをずっとキッチンで見ていたので、イタリア料理のお話! (微妙なレシピも付きです。)

 今回マリナがつくっていたのは、野菜のタルトでした。パイ生地を使ったキュシュではなく、パスタ生地のタルトです(ちなみにキッシュはフランス料理)。パン生地でもパイ生地でもなく、パスタ生地というのがイタリアらしい……。イースト菌は使われていません。ただの生パスタです。イタリアではスーパーの冷蔵棚に置かれ、手頃に売られている一品。ラザニアなどにも使えます。

 日本では手に入りにくいという話をしたところ、マリナいわく、手に入らないから自家製でつくるのもいいし(そちらのほうが難しいっすマリナさん)、ピッツア生地みたいなのでも悪くないとのこと。

 まず、中のものの調理法からです。分量は……つくっている人の好みでお好きなようにやりくりしてください(アバウトですいません)。

b0206901_1195460.jpg 絶対に使わなければならないものは、ニンニクとオリーヴオイル、ペペロンチーノです。他にケッパーとアンチョビを入れると風味が増します。この二種を使う場合、塩はあまり使わないこと(双方塩漬けなので)。オリーヴオイルは、大さじ4以上必要だと思います。ニンニクとペペロンチーノはお好みで(ニンニクがきついほうが、イタリア料理っぽいです)

 中身の出来上がりが、一枚目写真。野菜は、チコリの葉とビエトラというイタリア野菜を使っています。ほうれん草など水気の少ない葉ものもよろしいとのこと。エビや魚をそれにたしてもおいしいそうです。オリーヴオイルをいれ、ニンニクを揚げるように炒めペペロンチーノと野菜をいれます。水を少し入れて、水が抜けるまで炒めます。

 二枚目写真のように、オーブンでも使える容器にクッキングシートを敷いて、生地で覆います。その中に油でしっかり炒めた野菜をいれます。その上にもう一枚、生地を乗せて下の生地とあわせます。

 被せた生地には、かならず空気穴をつくること。フォークでいくつも差して空気の逃げ道をつくります。照りをつけるために、卵の黄身を上に塗ります(塗らなくても可)。オーブンで175度、余熱で温めてから30分焼き上げます。

b0206901_11121933.jpg そして出来上がりが、ラスト写真! マリナがせっせと健康的な料理をつくっているのは……実は、我らのエレナ姉ちゃん(マリナの娘でプロダンサー)が、この冬妊娠したからです。家は現在エレナの彼氏とエレナとマリナと私で暮らすという、スーパーカオスな状態になっています。誰も予想していなかったこの事態。エレナも「自分が妊娠しているのがいまだに信じられない」といっております。

 そのカップルは、結婚するしないで微妙な攻防をみせていますが……マリナと私は、子どもが実際生まれて数年経ってから結婚しても別に遅くないでしょ派です。相手と出会ってまだ半年だし……欧州は日本のようにデキたらとりあえず結婚! という文化でもないので、急ぐ必要はないですよね。逆にうっかり結婚したほうがうまく行かないカップルもあるという話を、マリナとしています。

 正直、そういう考えのほうが私も好きなんですけどね(苦笑)。日本の慣習はこうじゃないから仕方ないか……。ちなみに過干渉のマリナは、つい娘に口出ししたり先回りして行動してたりしているため、娘に「私のオーガナイズを信用してないの! 勝手に決めないでよ、私の子どもで、私の人生なのよ! 」とキレられ、よく言い合いをしています。その点の母子の関係性は、日本とあまり変わらないイタリアです。

 私もつい、マリナの手を出したい気持ちはよくわかるけど、母になるエレナの気持ちを尊重したら、彼女はオーガナイズできる人でしょう、と、マリナママに言ってしまいました。日本人並に心配性だもんね……私より日本人でびっくりするよマリナ。なぜイタリア人なのか問いたいくらい(娘に頭でっかちとよく言われているし)。

 ちなみに、その本人マリナは、イタリアから脱出してイギリスに逃げたいそうです。北イタリアで住んでたときのほうが性格にあってたといつも影で嘆いているし……そりゃそうだわな、その性格で南イタリア住んでたらストレスたまるわな(苦笑)。
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by gosuiro | 2011-02-23 11:15 | おいしいレシピ紹介 | Comments(0)