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海で閑話休題、小説更新
b0206901_1721522.jpg 南東イタリアのエッセイがあまりに時間かかりすぎて……むしろ補足が必要すぎて……さすがの私もうんざりしてきました。ローマの話に戻りたいけど、8月はバカンスに出る時期だからどうなるか……。

 というわけで、海が見たいです。写真は、旅行の際のシチリア島、タオルミーナ。なぜこの写真にしたかというと……先日ようやく『グランブルー』を見たからでした。海はハマったら戻れない場所ですよね……私も生まれたときから海狂愛の生活だったので、海無し市に住むと閉塞感を常に感じてしまいます。どんな寒いところに住むことになろうが、海の近くに住みたいですね。でも、湖も大好きです。

 さて、久しぶりにも思える、小説更新のお知らせです。【 ANESTETIA 】というお話をUPしました。  【 ANESTETIA 】を読む(クリックで閲覧できます)。

 このたび34本目話のタイトルは、和訳で「麻酔薬」です。ジェンダー概念が欠落しているので(NLGLBLなんでも書ける人なので)、恋愛かもしれないしゴッコなのかもしれないし、人の受け止め次第の二人かな……という話です。お気軽にどうぞ! そして、ランキング・拍手にご協力くださる皆様に感謝! なのです。本当にありがとうございます。
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by gosuiro | 2011-07-31 17:31 | 小説作品更新情報 | Comments(2)
南イタリア・バーリに関する小ネタ (プーリア編エッセイの補足です)
b0206901_18272117.jpg 弟と南東イタリア旅行へでかけたときのエッセイ(むしろ日記)のラスト「プーリア州+ナポリ編」の補足です(該当エッセイを拝読後に読むと、よりわかりやすいです。プーリア州+ナポリ編エッセイのリンクはコチラです)。

 今回は、マテーラとアルベロベッロを観光する際に中継地点となる都市、バーリのお話です。バーリは南東イタリアで一番大きな港街になります。私は早朝マテーラから、アルベロベッロへ向かう途中で訪れました。アルベロベッロ行きの列車に乗り換える時間を有効活用して観光した感じです。

 また、バーリは、イタリア国鉄でローマ以北から南東イタリアへ旅行する際に、かならず通る場所です(ローマから特急で6時間近くかかるかも……)。また、旅の中継ポイントらしく、バーリ~ナポリなど、長中距離バスも豊富です(エッセイに載っていますが、駅前から活用しました。4時間かからなかったかな)。鉄道を使う旅行ならば、バーリは特に寄り道しやすい街でもあります。アドリア海も望めますので、なかなかおすすめ(マテーラ・アルベロベッロは内陸の観光地になります)。
b0206901_18272453.jpg 早速、写真一枚目! バーリの名所のひとつである、サン・ニコラ聖堂 Basilica di San Nicolaです。こちらは駅から海側に歩いて、三十分くらいの旧市街(歴史地区)にあります。アドリア海を目指せば出会える聖堂のひとつ。

 写真が妙にフェスタのようなのは、ちょうどこのとき結婚式が行なわれていたからでした。バーリの聖人をまつっているとのことで、聖堂横の併設ショップも妙に充実(笑)。お土産にちょうどいい品が多かったです。私はプレゼーピオ(聖誕祭前後に教会で飾られるキリスト生誕場面のオブジェ)の立体ハガキを購入しました。

 この聖堂の近くには、カテドラーレやバーリのお城といった観光スポットがありますが、……個人的に一番気に入ったのは、旧市街の街並みです。

 それが、二枚目の写真にあたります。車が通れないほど細くて入り組んだ街並みです。まるで迷路みたいで、日光が強いと真っ白に見えます。バーリはナポリより危険なところがあるといわれ、中でも旧市街は注意! という話でしたが、……海がすぐ近くだからか、建物がナポリより高くないせいか、旧市街はナポリのものより妙に開放的でした。
b0206901_18272632.jpg というか、バーリの旧市街は綺麗だった! ナポリより断然綺麗! 写真の通り、白い石畳で、住民の方々がちゃんと掃除されている感じです。まさに、南の町に迷い込んだアドベンチャー感満載。

 日差しが強くて大変でしたが、歩くだけでも楽しかったです。子どもたちがせまい路地でサッカーしていたり、マンマたちが家のドア開けっ放しで昼食つくっていたり、日陰にチェア出して涼んでいたり、そこから海の青が見えたり……個人的には、自分の故郷がある沖縄北部の長閑な雰囲気に似ていて好きでした。南国はこうでないと! という、開放的な感じがいいですね。

 とはいえ、バーリも引ったくりなど軽犯罪が多いらしく、ナポリと並んで気をつけたほうがいいといわれているようです(それは基本、南イタリアすべてにいえる話ですが)。特に一人で旧市街は迷わないほうがいいかも……と、実際歩いた私的には思えなかったんですが(苦笑)。旧市街では、移民を見かけませんでした。バーリの港は東欧やギリシャに行く玄関口ですが、旧市街は昔ながらに住んでいるひとが多いのかもしれません。だから、個人的に好みなのかもしれない。
b0206901_18272877.jpg 一方で、新市街は三枚目の写真のとおりです。近代都市の風情で整備されて、かなり歩きやすいです。ただ、昼休憩の文化が根強いので、午後1時から3、4時くらいまで多くの店がクローズします(教会もそうです)。観光するときは時間配分に気をつけないといけません。

 それ以上に、私鉄やバスの時刻にはくれぐれも注意です(笑)。かなり接続はよくないので、中継地点としてバーリ観光する前には時刻を常に調べたほうが賢明です。マテーラ方面のアップロ・ルカーネ鉄道は、古いワンマン列車でしたが、逆にアルベロベッロ行きは綺麗。

 それが、ラストの写真です。スッド・エスト鉄道は、ここはスイスかドイツなの? というくらい、ハイテクで綺麗な車両を使っていました。私はそこに南イタリアの本気を見た気がします……そうそう、南イタリアもやればできるんだよね! ね? (笑)

★最後に、活用した鉄道の内容です。(ともに私鉄です)。
 ・マテーラ(Matera Centrale)~バーリ(Bari) 約80分 4ユーロ アップロ・ルカーネ鉄道(Ferrovie di Appulo-Lucane)、別名F.A.L
 ・バーリ(Bari)~アルベロベッロ(Alberobello) 約90分 4ユーロ スッド・エスト鉄道(Ferrovie di Sud-Est)、別名F.S.E(写真のものが、始発駅バーリ)
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by gosuiro | 2011-07-29 22:13 | 海外旅行のお話 | Comments(0)
【13ROMA留学エッセイ2010-07d】 姉弟とめぐる南東イタリア旅行「アルベロベッロ、バーリ編」
 第13回イタリア留学エッセイのラスト(4章目)です。前章「姉弟とめぐる南イタリア旅行・マテーラ編」は、コチラ。2章目の「ローマ二日目編」は、コチラ。初章の「プロローグ、ローマ編」は、コチラ。前回エッセイ「国際結婚のさまざまなかたち」は、コチラです。南東イタリア旅行もラストになりました。が、駆け足・都市詰め込みすぎるので、後日補足説明をいたします……。では、下記からどうぞ!
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 南東イタリア旅行の二日目は、朝8時すぎにマテーラとお別れをした。アルベロベッロへ向かう列車の接続の関係と、その中継地点にあたるバーリ市内観光のために早め早めの行動を余儀なくされていたのである。

 二両連結ののどかな列車で一時間強かけ、南東イタリアの一大港都市バーリに到着する。日差しは同然のように強い。まずは翌日に乗る長距離バスのポイントを確認して、観光を開始する。バーリは押さえておくスポットはあってないようなものだ。

 個人的には、海が見たかった。ローマやナポリ側の地中海と呼ばれる海ではなく、ギリシア側に面するアドリア海である。バーリから、ギリシア行の客船がでているのだ。

 海を間近にして集まる旧市街を縫うように歩き、アドリア海と対面する。汗だくの身体を木陰に隠して望む大洋は、地中海よりも蒼が濃いように見えた。この先にギリシアがあるのかと思うと、不思議な感じだ。明日は逆にナポリから、地中海を眺めるのだ。

 色の深さを目に焼き付けながら、旧市街に戻る。昼食前の時刻で、日差しが強いにもかかわらず子どもたちが肌を真っ黒に焦がしてサッカーをしている。旧市街は人気のない路地もあり、スリや追いはぎに注意が必要といわれていたが、私からすればナポリよりも断然雰囲気が良いと感じられた。ゴミひとつもなく、どの家も玄関を全開にしている。中からは昼食の支度をする音や、そこに住む家族の声が聴こえ、港街の路地を彩う。それは、私にとって、とても愛しい風景だった。訪れた教会では、結婚式が行なわれていた。

 バーリの旧市街に心を癒された後、新市街散策をはじめる。しかし、すぐシエスタがはじまる時刻となった。店はひと時中休みにはいる。ショッピングは中止となり、駅近くのジェラート屋で涼むことにした。

 次に行くアルベロベッロは、プーリア州の中腹にある。マテーラと同様、バーリから一時間半はかかり、単線の私鉄である。マテーラと似たような素朴な列車を想像していた私は、アルベロベッロ行きの最新式列車に驚いた。ローマでも見たことがないくらい清潔な車両だったのである。一瞬、ここはドイツかスイスではないかと思ったくらいだ。驚くほど快適な列車は、次駅の表示も完璧に機能しており、車窓の旅を存分に楽しんだ。アルベロベッロに近づくにつれ、特徴的な住宅様式、トゥルッリを目にする回数が増えてくる。今日のホテルも、この伝統住居をそのままコテージにしたタイプだ。小人のような家に住めると思うと、わくわくしてくる。

 アルベロベッロの駅は、これもまた新市街にある。10分ほど歩いてトゥルッリ集落に着く。ホテルの部屋は集落に点在しており、私たちが泊まる部屋は向かいが一般住居だった。トゥルッリ集落もマテーラと同じように、伝統的住居に生活する人々がいるのである。部屋はキッチンも備え付けられており、長期滞在もできる様式だった。この部屋をそのまま購入したい気持ちにかられるほど、コンパクトながら機能的につくられた住居であった。居心地の良さを感じつつも、散策にでかける。

 トゥルッリ集落は散策にちょうど良い規模で、集落内にスーパーも備えていた。夕食のレストランの目星をつけつつ、トゥルッリ兼みやげ物屋を見回る。日本人観光客が多いようで、日本語もマテーラ以上に目に付く。白い町並は日中目を刺すほどまぶしいが、夕暮れ時はやさしい感じになっていた。観光地化しているアルベロベッロは、旅行しやすい場所といえるのかもしれない。

 かわいらしい町並みを楽しんだ後は、夕食だ。トゥルッリ集落の少し高台に位置するレストランテを選ぶ。屋外テラスからトゥルッリ集落を望めるテーブルに座り、食べ物をセレクトする。前菜はマテーラと同じ手法で、一番高いアンティパストミストデッラカーサを選ぶ。意味は、このレストランの前菜盛り合わせといったところだろうか。ワインは白で、もちろんプーリア産である。

 このワインが、とてもおいしかった。ワインを得意としない弟も、このワインは喜んで飲んだ。そして、これまたパンがおいしかったのである。タラッリというプーリア州のクッキーにも似た円状のちいさな固形パンとオリーヴも添えられ、前菜がくるまでついつい多めに食べてしまった。そして前菜である。生ハムとサラミ、チーズと小魚のオイル漬け、トマトのブルスケッタなど五皿ほどが到着し、おいしく頬ばった。すると、ミートボールや煮込み料理が追加でくるではないか。またしても思いがけない量に嬉しい声をあげ、マテーラと同様においしい料理に感動した。

 今回はパスタ関係を抜き、この土地で有名な肉料理に向かう。豚肉のグリルがおすすめだということで、それを選ぶ。これもさっぱりしていておいしかった。トゥルッリ集落を眺めながらの夕食、という情景だけでも至福なのに、かつ料理がおいしい。しかも、マテーラと同様、金額が夕食のわりにそれほど高くはないのだ。この金額でこれだけの贅沢ができるとは…皆が一様にバジリカータとプーリアを絶賛していた理由がわかる。

 しっかりお腹を満たした後は、バールでのんびりカフェを一杯。人懐こいネコの親子に出会い、深夜までついつい長いこと遊んでしまった。翌朝は、少しのんびりの出発だ。

 翌朝も、これまた人懐こいネコの親子と遭遇するところからはじまった。家の扉を開けた直後に仔ネコが入りこんで、室内を探検しだしたのだ。捕まえようにも捕まえられず、仕方なく放置したまま近所のバールまで朝食にでかける。戻ってくると、家に閉じ込められたので懲りたのか、扉を開けた瞬間に飛び出していった。好奇心旺盛もほどほどに!

 さて、列車にあわせて駅に向かう。快適な車両を満喫してバーリへ舞い戻る。外は相変わらずの暑さだ。夕方からのナポリ観光は体力を要するので、バスに乗車するまではバール内でお茶をしながら涼む。乗車したバスは、空調なしで満員という少々辛いものではあったが、疲れもあって熟睡した。そうして、南東イタリアに別れを告げる。

 ローマに戻る手前にナポリ観光を強行するのは、かなり不安があった。第一、連日の猛暑と行程に体力が消耗されていること。第二は、ナポリはイタリア随一といっていいほど、軽犯罪が多発する危険地域なのである。油断していたらすぐスリに遭うような場所だ。

 だからこそ、着いた時点から気が張った。ナポリはいつ来ても猥雑な感じだ。ゴミ問題で世界的にも有名になってしまっていたが、数ヶ月前に訪れたときは綺麗になっていた。一時的にも綺麗になることを覚えたようだったが……今回来て、それはすでに過去のものになりつつあると実感する。良い意味でも悪い意味でもごちゃまぜ感があるのがナポリだ。弟も、想像していた以上に汚いといっていた。確かにマテーラもバーリもアルベロベッロもとても清潔な印象に収まっていたのだ。

 ナポリでは、グルメな弟に本場のピッツアを食べさせたいという一心があった。その通り、ココ! と、決めていたピッツェリアのピッツァに弟は感動して、私の分も食べつくす勢いで味わっていた。生地が薄く、もちもちしたピッツァ、それが本当のピッツァであろう。ナポリはピッツァ発祥の地なのである。

 それと同様に、濃いエスプレッソとナポリのお菓子も有名だ。弟にはそのどちらも食べてもらいたくて、行こうと決めていた店舗まで無理に連れまわした。満腹にお菓子をつめるということに遠慮がちだった弟も、実際にナポリ菓子を口にして「食べてよかった!」と、思ったようだ。

 食を満喫しつつ、有名な建造物を横目に海を目指す。港町ナポリならば、海を見るべきである。前日はアドリア海、本日は地中海というコースは、日本におきかえれば、日本海を見た翌日に太平洋を見る、という感じであろう。暮れる前の海岸には、水着姿のイタリア人が多く夏を楽しんでいた。ちょっと羨ましい光景だ。

 最後に、ローマへの帰路は列車を選んだ。この列車が大幅に遅延し、ローマ着は結局深夜1時を回っていた。遅延の理由は最後まで不明だった。一度状況を知ろうと列車を降りたときに、イタリア人のおっちゃん二人に声をかけられた。

「日本やドイツなんかだと起こらないけど、イタリアでは起こるんだよ」

 うなる彼に理由を訊いたところ、笑いながら、こう返ってきた。

「そりゃ、車掌が死んだんだよ!」

 もちろん、ジョークである。



◆【エッセイ14(7月後半編)】は、8月更新予定。後日バーリ以下、補足していきます。今回は本当に駆け足すぎですね……スイマセン~ 。
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by gosuiro | 2011-07-26 01:23 | ROMA留学エッセイ | Comments(0)
マテーラ旅行のお食事とホテル(旅行エッセイ・マテーラ編の補足です)
b0206901_21121531.jpg 今回は7月を丸々使ってUPしている、南東イタリア旅行エッセイの第三章「世界遺産マテーラ編」の補足です(該当エッセイを拝読後に読むと、よりわかりやすいです。マテーラ編エッセイのリンクはコチラです)。

 個人的にマテーラは、南イタリア旅行がはじめてという方に、真っ先におすすめしたいスポットです! それこそローマから一泊二日でマテーラ、アルベロベッロを駆け足で観光することもできますので……イタリア好きの人は是非行ってください。プーリア州の雰囲気もたまんないですよー。そして観光地は微妙な日本語に溢れています(笑)。

 さて、写真一枚目はマテーラの新市街から見下ろしたサッシの全景(正面)。マテーラは街の名で、その中にある世界遺産の旧市街がサッシ(洞窟住居)と呼ばれます。急激に下る崖の側面を、だんだんに削って家々をつくったような、とてもいびつなつくりをしています。

 そのため、(最も下にある)サッシのメイン通りは急激な坂や階段を辿って向かうことになります。足腰が強くない方はくれぐれも気をつけて……膝がガクガクになります。(車道もありますが、大抵ぐるりと迂回してサッシのメイン通りに入ります。坂を一気に下るルートもありますが、車の場合地元の人以外立ち入り禁止のような交通規制がある気もしますがどうでしょう)。
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 多くの人は駅がある新市街へ移り住んでいるらしく、サッシは本当に人気が少ない観光地というか、上から見下ろす鑑賞用の状態。新市街はお店が多く、ショッピングも楽しめました。夜は断然、新市街のほうが活気にづいています。

 とはいえ、サッシにも雰囲気の良いホテルや食事のスポットはあります(人も住んでいるし、ジェラート屋さんや土産屋さん、バール、昔の生活を教えるちいさい記念館なども有)。私たちはどうしても、伝統式の住居に泊まりたくて、サッシ内部にあるホテルを早い段階から探して予約していました。

 二枚目が、その泊まったホテルの客室になります(ホテル名は文末に記載しています)。姉弟の私物が散乱しているひどい有様ですが(すいません……)、このような感じで完全に半分が洞窟のつくりとなっています。

 一般のホテルで考えると、かなり殺風景な内装ですが、サッシは伝統住居なのでこれこそが醍醐味です。この客室は使い勝手がとてもよかったです。サッシに泊まっている感満載。
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 窓は出入り口ドアがある部分とお風呂場だけですが、できるだけ採光した設計になっていました。中でも、お風呂場はとてもよかったです。写真の左奥がバスルームになります(壁で隠れています)。湯船もついていてお湯はずっと出るし(イタリアでお湯が途中から出なくなるとかは普通だと思っていい)、ものすごい清潔でした。

 でもそれ以上に、このホテルは客室から外の風景がすごかった!!!

 それが三枚目です。弟を風景の比較に登場させました(笑)。こちらは、ホテル客室の廊下部分です。客室はそれぞれ独立したちいさい洞窟が横並びになっている装いで、廊下は空中回廊です。吹きさらしのまま部屋をつないでいるというわけです(洞窟住居をそのまま活用しているため。雨と冬のときは大変そう)。客室のドアは上半分がガラス窓(二重の木扉付)ですから、客室からこの風景が見える。これには、はしゃがないわけがない(笑)。

 なかでも、日没からのサッシの風景は本当に美しかったです。写真でも美しいですが、やはり限界がある。ここはその場に行かないと。マテーラへ行く際は、絶対に一泊して欲しいです。

b0206901_21122081.jpg ホテルもよかったですが、夕食を摂ったリストランテもとても美味しかったです。場所はサッシのメイン通りにありました。テラス席でサッシを見上げながらの夕食。パンがきめ細かくもちっとしていて最高でした。硬水だから、あんなにおいしいのだろうか。マテーラのパンはよく練られておいしいとかマリナが言ってた気がする。

 ラストの写真はその一幕です。食べているのは、スペシャル前菜プレート( Granmisto della casa という名前のはず)。15ユーロで7品出た記憶が……二人ならばこの一種とワインとパンでお腹いっぱいになります。私たちは大食いの意地をはって、パスタとお肉も頼みましたが、かなり無茶をしたと思っています(笑)。


☆最後に、紹介したホテル・お食事処の住所です。

・ホテル「Locanda di San martino」 Via Fiorentini 71, Matera
 サッシのホテルについて、詳しい説明をしてくれているおすすめリンクはコチラ(日本語)
・リストランテ「Le botteghe」Piazza San pietro barisano 22, Matera
 詳しい説明をしてくれているおすすめリンクはコチラ(日本語)
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by gosuiro | 2011-07-23 07:10 | 海外旅行のお話 | Comments(0)
【13ROMA留学エッセイ2010-07c】 姉弟とめぐる南東イタリア旅行「マテーラ編」
 第13回イタリア留学エッセイの3章目です。前章「姉弟とめぐる南イタリア旅行・ローマ二日目編」は、コチラ。初章の「姉弟とめぐる南イタリア旅行・プロローグ、ローマ編」は、コチラ。前回エッセイ「国際結婚のさまざまなかたち」は、コチラ。ようやく、南イタリア(バジリカータ州)の世界遺産、マテーラ旅行記にはいります! あそこは本当におすすめ……後日補足説明をします。まずは旅の参考にもどうぞ!
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 弟がイタリアに滞在する一週間(その中で、観光にあてられるのは6日)、はじめに駆け足でローマを見回ったのには理由があった。その内の三日間で、ローマ以外の街を旅行するためだ。

 私はローマに住んでから、宿泊込みの旅行をするのははじめてのことで、計画には念を入れた。弟と旅行するからには、イタリアでもなるべく南にほうに行きたい。欧州旅行に詳しいマリナにも協力してもらい、不便な交通網をローコストですべておさえた。

 行き先は、南東イタリアの世界遺産マテーラとアルベロベッロ、そしてバーリとナポリである。

 はじめ、候補にはシチリア(英語ではシシリー)も含まれていた。しかし二泊三日でシチリア島を見回るのは至難の業だ。その点、マテーラとアルベロベッロは、ローマからの長距離バス路線(昼・夜行)が存在していた。常に遅れがちな列車よりも、バスのほうが安く到着地まで確実につける。それに、知り合った日本人・イタリア人全員が一様に、「マテーラとアルベロベッロがあるバジリカータ州とプーリア州は食事がものすごくおいしいから一度行くべきだ」と、強く薦めていたのだ。あとは何よりゲーム好きである弟ならば、ゲームの舞台になりそうな、マテーラのサッシと呼ばれる洞窟式住居群と、アルベロベッロの小人のおうちにしか見えないトゥルッリ集落はお気に召すに違いないと思ったわけである。

 当日の朝は、バス乗り場まで心配性のマリナがついてきてくれた。はじめにバスで直接向かうマテーラへの行程を最終確認していると、目的地の詳細に見慣れない駅名が載っているのを発見する。マリナに確認してもらうと……どうやら、マテーラに行くらしいのだが、マテーラという街はそれなりに大きく、中心部から少しはずれた駅に降ろされるらしい。しかも、途中でバスを乗り換える必要があるというのだ。

 直前になって知らない話がでてきて、私は少し不安になった。第一、バスを乗り換えるという話は聞かされていない。もし乗り換えに失敗し、プーリア州のよくわからないところに放置されたとすれば、いくらイタリア語がわかる私とはいえ、途方にくれるだろう。しかも、ろくに車も通らないところが乗り換え地に違いなく、常に突拍子のないことに遭遇するのがイタリアという国(特に南部)。あまりにも危険すぎる。

 その不安をマリナに宥められ、運転手さんにもその事情を説明してもらってから乗車した。運転手の方も私たちのことはすぐ覚えたようだ。ローマのティブルティーナ駅から乗ったマテーラ行きのバスは驚くほど快適で、乗換えまでの四時間強をのんびりすごした。緑の多い土地から、次第に荒涼とした大地に移っていくと、イタリア南東部に来た感が増す。

 バスの乗り換えは、肩透かしにあうほど順調にすんだ。新たに乗り込んだバスの形式は古く、乗車人数も極端に減った。バスは乾燥した黄土色の大地とオリーブ畑の道をがたがたと進む。途中点在する人気のない乾いた街や、鋭い丘を切り崩して段々に造られた街などの風情に感動し、南イタリアのすごさを再確認した。南イタリアは、ひとつひとつの地域が別の国のような個性をもつというが、本当にその通りだと思う。

 荒涼とした風景にテンションをあげながら、二時間ほどでバジリカータ州、マテーラ地域にある終着点へ辿りついた。バス停と併設するこじんまりとした私鉄の駅から、サッシのあるマテーラ中心部の駅との距離を確認する。なんてことはない、隣駅だ。しかし歩くには距離がありすぎる。一時間に一本しかない列車を待ち、目的地へ急ぐ。

 世界遺産であるマテーラのサッシ群は、新市街を歩いた先にあった。サッシ群をぐるりと囲って新市街があるといっていい。サッシ群は崖のようなくぼみにできた小さな洞窟を利用してつくられた住居だ。車が通れないような坂道や細い階段が迷路のように組み合わされ、内部には現在も住んでいるひとがいるし、レストランやホテルや土産屋もある。世界遺産は今も生活の場として使われているのである。

 ホテルはサッシを利用したタイプを予約していた。人気のない新市街からサッシ群へと下り、ホテルを見つける。部屋は野ざらしの回廊で繋がっており、ひとつひとつが独立していた。公道とさして変わらない通路からの眺めは絶景といってよかった。室内も半洞窟で広く、シャワールームも豪華だ。部屋の扉を開けれるだけでサッシの目を見張るパノラマが広がる。

 弟はこのサッシの景色を猛烈に気に入り、早速散策にでかけた。私はというと、空調の効いた涼しい室内に安堵して、ひと時の眠りに落ちた。連日の猛暑から開放された安心感が募ったのである(マリナの家は、大概の家庭と同じで扇風機程度のものしかなく、深夜は暑さで目が覚めることもあったのだ)。

 散策から戻ってきた弟に起こされ、私も散歩に乗り出した。サッシ群の先に全体図を把握した弟に案内され、ちいさなミュージアムや教会を訪れる。その中で、日本語の解説があることには驚いた。英語やフランス語、ドイツ語の解説に紛れて、遠い極東の言語が備え付けられているのはすごいことだ。

 なかなか行きにくい土地ではあるにもかかわらず、良いスポットといわれれば果敢に観光する日本人のパワーを見せつけられた気がした。実際に、この日も日本人観光客を数組見かけた。マテーラの人々からすれば、私たちもその中の一グループなのだろう。

 暮れる空を眺めながらサッシ群を一周し、ひと時新市街へ向かう。夕方の新市街は、日中の人気のなさが嘘のように活気に満ちていた。おそらく日差しの強い時間帯はシエスタにあてていたのだろう。

 イタリアでは昼食が終わると、中休みともいえるシエスタをする(……とはいえ、本場イタリアでシエスタという言葉はあまり使われず、単に休息の意で、リポーゾ riposoと呼ばれる)。そして日差しが落ちつきだす頃に、活動を再開するのだ。なんとも羨ましい習慣ではあるが、日差しの強いイタリアに住めばわかる。シエスタは、したくてしているというより、そうしなければやっていけないのだ。シエスタにあたる時間帯は、日差しが猛烈に強く外で活動は身体に障るのである。この点は、沖縄と似たようなものだ。

 マテーラの活気のある街を見ると妙にホッとする。一路最寄駅まで戻り翌日の時刻表を確認してから、ショッピングへ繰り出す。そしてまたサッシ群に戻って夕食となった。

 マテーラでとりわけておいしいのは、パンだという。しかしイタリアのリストランテは通常、頼まなくても先にパンが備えつけられている。何気に粉ものを愛する国民なのだ。パンもそうだが、まずはマテーラの郷土料理を楽しもう……ということで、気になっていたリストランテに入り、テラス席でメニューを開いた。当然ながらすべてイタリア語だ。私も半分程度しかわからず、弟にいたっては読める文字が皆無だ。つたないながら弟に説明していたが、すぐ面倒になった。

 前菜は一番高いミストスペチャーレ(盛り合わせスペシャル)を即決で、飲み物は地元の白ワインを頼んだ。パスタが食べたいという弟には、彼の食べたいソースのタイプを尋ね、店の人に「こんな感じのって、このメニューでどれ?」と聞いた。いちいちこれは何? と、聞くよりも、こういうものが食べたいんだけど! と、店の人に訴えたほうがスムーズに注文が進むのである(イタリアではそうなのだ)。後はおなかの具合と相談ということで、お店の人にお願いした。

 前菜を一番高いレストラン自慢の盛り合わせにしたのは、私にとってひとつの作戦だった。サッシ群内部のレストラン自慢の盛り合わせということは、マテーラの郷土料理が前菜として出てくる可能性が高いということだ。しかも、自慢の盛り合わせだから値段以上に、一番気合がはいっているだろうと思われた。

 結果は、大成功だった。予想以上、8品近くの皿がやってきた。本当にスペシャルだったのである。おそらく前菜の単価としては、なんだかんだでスペシャルが一番安上がりで美味しい気がしてならなかった。野菜ソテーやトマトと豆の煮込みもの、生ハム・サラミ、野菜ペースト、アランチーニに似たイタリア風コロッケなどなどを、マテーラ自慢の密度の濃いもちもちしたパンと一緒に食べた。

 至福だった。正直、イタリアのレストランでここまでおいしいものを食べたことがない。素材が元々良いのもさることながら、味付けやオイルをおさえたシンプルな料理法は、食材の味をこれでもかというくらいに引き立てていた。これを食べてしまったら、ローマのおいしいレストランの基準がまた厳しいものになってしまう。……すでにこの時点でマテーラに居ながらして、もう一度マテーラ旅行をしたいという気持ちに駆られる。それほど美味しかったのだ。

 パスタも弟から少しわけてもらい食べたが、これも美味しかった。ここまで美味しいと、名産でもある肉料理に無理をしても進みたくなる。店の人と相談して、牛肉のグリルを選ぶことにした。この肉が、信じられないほどおいしかった。 普段胃腸が弱い私は、あまり肉を食べない。肉の脂分に胸焼けを起こすからだ。脂身の多いタイプならば大半を弟に押しつけるつもりだったが、イタリアは脂身よりも赤身の多いところを好んで食べるところがあって、脂分はかなり抑えられた牛肉がでてきた。そして、シンプルな味付け……いままで食べたグリルステーキの中で、一番美味しかったと断言できる。

 ついで、ワインもすっきりしていて風味も良く、とても気に入った。バジリカータ州の白ワインはあまり目にする機会が少ないが、今度ローマで見つけたら買ってみようと思う。ちなみに、プーリア州のワインがうまいことは知っている。飲みやすいようで独特なところが私好みなのだ。ワインでいうなら、断然北より南のほうが、味に個性があって好きである。

 すべてに酔いしれながらホテルに戻る。明日は朝からハードな行程が待ち受けており、睡魔に誘われるがまま眠りに落ちることにした。遣り残したことは、翌朝することに決めていた。


◆続きの【エッセイ13-4(7月前半編)】は、随時更新予定。今回でてきた詳しいホテルやリストランテなど、続きエッセイをUPする前に写真とともに補足いたします……マテーラ、本気で最高だったなあ~。
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by gosuiro | 2011-07-20 02:12 | ROMA留学エッセイ | Comments(0)
【13ROMA留学エッセイ2010-07b】 姉弟とめぐる南イタリア旅行「ローマ二日目編」
 第13回イタリア留学エッセイの2章目です。初回「姉弟とめぐる南イタリア旅行・プロローグ、ローマ編」は、コチラ。前回エッセイ「国際結婚のさまざまなかたち」は、コチラ。今回もローマ観光の詳細やお得情報話が続いています(次回こそはプーリア・バジリカータ旅行編に行きます)。旅の参考にもどうぞ!
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 観光一日目にして、早くも暑さと疲労でギブアップを叫びたいところだったが、この日はどうしてもコロッセオ周辺を鑑賞しなければならなかった。前日の観光は、ローマを観るというより「ヴァチカン市国観光」状態だったのだ。そして本日中に主要のローマ観光を気合で終えなければならなかった。翌日から、南東イタリア旅行がはじまる。朝から無理やり弟を起こして準備させた。コロッセオはマリナの家から、かなり近い。

 昼前についたコロッセオは、すでに長蛇の列であった。今日中にできるだけ多くの行程をすませておきたかった私は、少し高額ながら列を気にせず観光できるローマパスを購入した。このパスは、交通網が三日間無料になるフリーチケットと二箇所のミュージアムが無料になるチケットがついている。コロッセオの入場料は元から高いので、もう一箇所料金設定の高いミュージアムにいけば元は簡単に取れる。ローマのお得な観光周遊チケットである。

 夏のコロッセオ観光は地獄だ。ヴァチカン市国観光と違い、鑑賞物がほぼすべて青空の下、野ざらしにされているからである。しかも、鑑賞する建築物はローマの象徴というべきコロッセオだけではない。その向こう側にある丘の遺跡群、パランティーノとフォロロマーノも観なければローマ帝国の中心部が把握できたと言えないのだ。以前マリナと二人で、この一帯をじっくり観光したときの所要時間は4時間を軽く越えていた。駆け足でも2時間以上かかる観光スポットである。そうした場所の観光を、炎天下で行なうのはごめんである(しかも何度も行っているのである)。

 弟をコロッセオに放った私は、彼が観光を終えるまでバールで読書を楽しんだ。内容は「ラテン語の成り立ち」についてだから、コロッセオ周辺で読書するにはちょうどよい代物だ。もちろん日本語のものである。イタリア語を学ぶにあたって、この源流であるラテン語に興味を持ったのだ。現在は日常でほぼ使われていないが、学べば得をする言語でもある。

 さて、二時間ほど経って確認の電話をすれば、思いのほか早く彼は「もう観終わる」と言った。彼の発言から、私も出口のほうへ移動した。しかし、その後「出た」という連絡は一向に来なかった。迷子になったのではないかと、姉らしくもう一度電話をする。事情を訊けば「終わったと思ったら、まだ続きがあった」とのこと。それだけで彼のいる位置がなんとなくわかる。パランティーノは観終え、フォロロマーノ鑑賞がはじまったのだろう。彼は、ここまで遺跡群が広いとは思っていなかったようである。世界屈指の観光地をなめてはいけない。

 痛いほど差す日光を受けながら行なう観光は、気をつけなければ簡単に脱水症状を引き起こす。三時間ほど炎天下で遺跡を鑑賞して帰ってきた弟を一時木陰で休ませてから、遅い昼食に向かった。昨夜、手前まで行ったトラステヴェレだ。昼時を過ぎてしまっていたこともあり、中休み(シエスタ)のはじまったトラステヴェレは静かなものだった(下町の店は、午後2時~5時くらいまで休憩時間にはいることが多い)。

 軽い昼食をとり、下町を歩いて、そのままテヴェレ川沿いを歩く。日光にさらされながらの観光はひじょうにしんどいが、見せなければならないものはたくさんあった。ひとつはサンタンジェロ城の全景だ。ついで、中心街へ向かうため小道を歩き、目に付いたジェラート屋で休憩。そうでなくても、ローマは水が豊富な街だ。飲料水が道端の至るところに配備されているから脱水症状はかろうじて免れる。

 そして、ナヴォーナ広場を眺めた後、パンテオン広場へ向かった。巨大なパンテオンは日中しか内部を鑑賞することはできない。しかし無料なのでおすすめの観光スポットだ。弟はこの現存する巨大な神殿に感動していた。気持ちはわかる。私もこのパンテオンはとてもお気に入りである。

 さて、ローマといえば、いたるところにあるのがバールとカフェテリアだ。バールのほうが圧倒的に多く、そのどれもが少し長居のしにくい個人商店の赴きがある。しかし、こうしたスポットで楽しいのがバーテンダーとのやりとりだろう。特に彼らに余裕があって、かつイタリア語が少しでも話せると会話が生まれる。パンテオン周辺でも休憩と称して最寄のバールに立ち寄ったが、たまたまバーテンダーさんが日本に興味のあるひとだったのか、雑談することができ、つまむお菓子をいくらかいただいた。現金なものだが、こういうときにイタリア語勉強していてよかった、と、心から思えるのである。

 心の和むブレイクをすませると、次はこれも昨夜行ったポポロ広場を目指す。元々予定にいれるつもりのなかった行程だが、ローマパスを買ってしまった手前、もうひとつミュージアムに行かなければならなくなった。ローマには山のような数のミュージアムがあり、どれも個性がある。弟に古代美術が好きか現代美術が好きか、考古学関係が好きか選ばせ、結果として現代美術の集まるミュージアムへ行くこととなった。

 しかしその美術館は、中心部の北よりを被うボルゲーゼ公園の中腹にある。トラステヴェレと正反対にある場所だが、とても見ごたえのある美術館であることは確かだ。入場最終時刻ぎりぎりだったが、なんとかトラムをつかまえ入場することができた。弟が鑑賞している間、私は本日最後の行程に安堵しながら読書を再開する。

 この日の帰宅は早く、21時前には家の前に着いていた。これには理由があった。ステイ先のマリナに夕食を頼んでいたからだ。グルメな弟には、なるべくその土地の名物料理を食べて味を覚えてほしかった。しかも、私がステイするマリナのおいしいイタリア家庭料理を味わってほしかったのだ。

 夕食に頼んだパスタは、カーチョエペペ。あまり知られていないが、トマトを使わないラツィオ州の定番料理だ。ペコリーノロマーノという羊のチーズと黒胡椒、そしてスパゲッティの3品しか材料で使用しない。シンプルだがとてもおいしいパスタである。

 マリナはこれに、タコのサラダやツナと野菜のライスサラダ、魚の卵を乗せたパンを用意してくれた。必需品のワインは白で、ラツィオ産と粋なはからいだ。ラツィオ州づくしの夕食は、ローマのどこのレストランよりもおいしく、なにより味付けが日本人好みに薄くさっぱりとしていた。弟は、その夕食からすっかりマリナの味に惚れ込んだようで、帰国するまで「マリナのご飯がもう一度食べたかった」と、嘆いていた。そうしたマリナの心意気に、本当に感謝してもしきれない私がいるのである。


◆続きの【エッセイ13-3(7月前半編)】は、随時更新予定。今回もローマ編だと思わなかった私……次回こそは、南東イタリア旅行に移ります!
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by gosuiro | 2011-07-17 02:03 | ROMA留学エッセイ | Comments(0)
グルメなお話(旅行エッセイ・ローマ編の補足です)
b0206901_225290.jpg このたびは、前回のエッセイ、南イタリア旅行「ローマ観光よちよち歩き編」(リンクはコチラ)で書かれていた、食べ物やさんの補足をざっくりしていきます。

 さて、はじめに紹介するところは、写真一枚目のお店、弟が絶賛していたティラミス屋さんです。その名も「 ポンピ(POMPI)」。知る人ぞ知るというローマで有名なお店です。有名なデザートはもちろんティラミス!

 外見しか写真がないのは、ちょっと撮影お断りなところがあるのもあって、勇気がなく撮りませんでした(苦笑)。ローマに旅行するならば、一度は来てほしいお店です。ここのティラミスは本当においしい。ティラミスだけは、ここではずれがないので是非来てほしいですね(他のジェラートとかは、あんまり……ここはティラミスを食べるだけでいいかも。月曜休みのはず)。

 味の種類は、スタンダードのチョコを使ったティラミス、それにバナナをプラスしたもの、そしてイチゴをふんだんに使ったもの、時期によってはピスタチオを使ったものもあります。私のおすすめは、さっぱりしたイチゴのティラミス! 店内で食べるより、持ち帰り用のほうが値段も安く設定されています。
b0206901_22495.jpg POMPIの場所は、地下鉄A線のレ・ディ・ローマ駅そば。周辺に観光スポットはないですが、地下鉄でさらっと食べに行ける距離です。夜は深夜二時くらいまで営業しています。夜19時頃からは、アペリティーボ(ハッピーアワー)と称し、10ユーロ以下で軽いビュッフェとお酒一杯が楽しめます(少なくとも2011年春まではそうでした)。その時間帯は少しやかましいですが、活用すれば軽い夕食→ティラミスと流れられるのでお徳かも!

 次に、グラニータのあるジェラート屋さんですが……これは、ジェラート特集を後日するので、そのときにまでとっておきます(すいませーん)。

 グラニータという食べ物は、二枚目写真の通りです。スムージー系のところが多いものの、私の好きなグラニータはカキ氷に似た食感。その手のグラニータ探すの、けっこう至難の業なのです(この店と、エオリア諸島でしか出会ったことありません)。

 夕食に行ったピッツェリアのお店。名前は「ラ マディア (LA MADIA)」……こちらはなぜか写真が見当たらない(ガクッ)。ただ、海外の口コミのリンクを見つけたので、そのリンクを貼ります。コチラになります(海外サイトなので、驚かないでください~)。
b0206901_224424.jpg ここのピッツァは本当に薄くておいしい! 個人的にはローマ一だと思っています(それくらい好みです。少し高いですが……)。問題は、店の場所が悪すぎることです。どう説明すればいいのかわからないところにある……。

 おそらく、ピアッツァ・ザマ(Piazza zama=ザマ広場)で、ある程度ローマの地理感覚がある地元の人はわかると思うんですが……一番わかりやすいのは、テルミニ中央駅から、360番Piazza zama行きのバスに乗って終点バス停目の前です。45分もかからないと思います。こちらの店は夕食時(20時頃)からしか空いていません。地元向けのピッツェリアです。英語メニュー、たぶんあると思う(うろ覚え)。かなりおすすめだけれど、そのぶん難易度は高い店です……。

 その代わりとして、別におすすめのお店も紹介します。それが、ローマ中心部の人気観光地として名高いトラステヴェレの一角にある、「Gino in Trastevere」という名前のお店です。観光客向けにはそこそこ有名ですが、……メニューの中で私が唯一好きなものが、GINOの特選サラダです。それが写真三枚目!
b0206901_224796.jpg このサラダの正式名称は忘れましたが、一番高めのサラダだった気がします(そのままGINOサラダという名前だった気もします)。この店に行くなら、これだけはおすすめ! あとは……それぞれの好みです(苦笑)。

 駆け足で紹介しましたが、次回はまたエッセイの続きに戻ります~。(ラスト写真は、深夜の野外フェスタでくつろぐ弟/笑)


☆最後に、紹介したお食事処の住所などです。

・ティラミス 「POMPI」月曜休 * Via Albalonga 7B/9/11 Roma
 詳しい説明をしてくれているおすすめリンクはコチラ
・ピッツェリア 「PIZZERIA LA MADIA」火曜休 * Piazza zama, 5/a/c Roma
 詳しい説明をしてくれているリンクはコチラ(英語・イタリア語他)
・リストランテ(ピッツェリア) 「Gino in Trastevere」 * via della Lungaretta 85 Roma
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by gosuiro | 2011-07-15 02:30 | 国内外の美味な食事処 | Comments(0)
【13ROMA留学エッセイ2010-07a】 姉弟とめぐる南イタリア旅行・プロローグ「ローマ編」
 イタリア留学エッセイの第13回目です。前回のエッセイ「国際結婚のさまざまなかたち」は、コチラ。今回から長々、南イタリア旅行の話がはじまります。今回はプーリア・バジリカータに行く前に、「ローマ観光よちよち歩き編」です(食事ネタも多いので、後日場所などの補足もします~)。下記よりどうぞ。
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 会社勤めの弟が、一週間の休暇を擁してイタリア観光にやってきた。ローマに留学している私が、「ローマとイタリア語をある程度知った姉と、南イタリアに行かないか。こんな機会は早々ないぞ」と、再三口説き彼をその気にさせたのがはじまりだ。

 彼はすでに一度、単独旅行でイタリアを訪ねている。しかし、ミラノやヴェネチアといった北部のみの観光だった。イタリアの場合、北と南では装いがまるで違う。気持ち北イタリアを知っている彼は、南イタリアとて北とあまり変わらないだろうという悠長な構えをしていたはずだ。

 しかし、南イタリア、とりわけローマという街の規模はでかい。第一、内包する歴史の長さが他の街とあまりにも違う。その昔、私もはじめてイタリアを訪れたときは、添乗員付きのイタリア縦断バス旅行だったわけだが、ミラノからじょじょに南下して、ローマに来たときの衝撃は今も忘れていない。それまでは中世の街並みや穏やかな風景が続いていたのに、ローマという街に着いた瞬間、洪水のようにすべての年代の建造物や文化が押し寄せてきたのだ。古代の遺跡の横に中世の建築物が寄り添い、その隣に近代・現代建築の建物がどんと構えてある。車や人はやかましいし、まさに雑然という言葉がよく似合った。ここまで歴史の尺度が狂っている都市を見たことがなかったのだ。

 あの感覚がこの胸に残っていなければ、ローマくんだりまで留学することはなかっただろう。いろいろな国や街を訪れたことはあるが、これほどまで惹きつけ一度住んでみたいと思わせる街は今のところローマだけだ。なにより、この街はいろんなものや物事がありすぎて、とても疲れる。つまり、良い言い方をすれば「飽きることがない」街なのだ。

 さて、そんな感覚を味あわせてくれるローマ。初訪問の弟に、少ない観光日数(三日間!)で、何を見せてやろうかと散々考えた。が、やはり一日はヴァチカン市国観光中心、もう一日はコロッセオとフォロロマーノ、パランティーノの丘を中心に動くことにした。

 一日の観光に、メインどころはふたつ入れない(観光を詰め込まない)ことが、ローマの鉄則である。なぜなら、チケットを手に入れるまで長蛇の列を覚悟しなければならないこと(特に夏はそうだ)、そしてローマは閉館時間がひじょうにあいまいなところがあるのと、常に何が起こるかわからない、つまり予定通り物事が進まないからだ(たとえば、地下鉄やバスが突然一日動かなくなる、ストライキが起こる、何かの機械が壊れて入館できないその他いろいろ、信じられないことが普通に起こるのがローマである)。

 だが、観光でもトレヴィの泉やパンテオンなどは無料であるし、夜空の下ライトアップされたほうが綺麗であったりもするので、そうした有名建造物は散策のついでに見物というかたちにした。

 そして、観光当日である。その日はアフリカからの熱波(シロッコ)で、信じられないほど暑かった。マリナ以下ローマに住む人同様に、日差しの強い時間は屋内でじっとしている生活を送っていた私からすれば、この暑さと痛くほどの太陽光線の中で外出するのははっきり言って自殺行為だったのだが、弟のために付き添いをしなければならない。現地のケータイを持たせて「一人で行って来い!」もできたのが、ローマに不案内でかつ微妙に英語が通じない(そして、イタリア語は英語経由で文字や発音を推測しにくい)街でもあるため、多少イタリア語のわかる人間がついていったほうが無難だった。なにより、私は日本語のガイドブックに載っていない安くておいしい飲食店などを知っている。

 午前中はヴァチカンのミュージアムに行かなければならないということで、長蛇の列に参加した。思ったよりもスムーズに入館でき(といっても、一時間半は並んだ)、久しぶりに館内の膨大な鑑賞物をかけ足で観回った。私が一番好きな絵画が、この美術館の中にある。ラファエロの『アテネの学堂』だ。そこだけは弟を引きとめてからじっくり観て、後はこれでもかというくらい壮大で有名なシスティーナ大聖堂を鑑賞した。

 弟はこの時点で、「観るものがたくさんありすぎて、しかもそれも全部がすごすぎて頭が混乱してくる」と言っていた。確かに、古代の大理石像が三十三間堂の観音以上の量でごろごろとそびえ、何本もの大廊下には隙間ない絵画や彫刻やその他もろもろ、荘厳というより賑やかすぎて脳が疲れるのも無理はない。情報量の多さに眩暈がしてくるほどで、鑑賞に相当の覚悟が必要なのだ。私は、弟と訪れるまで、住んでから一度もこのヴァチカンミュージアムに入館していなかった。その覚悟ができなかったからである。

 しかし、ヴァチカン市国観光は終わらない。退館の後、すぐ大聖堂のクーポラとその上に昇る列に移った。大聖堂の天辺は有料だが、そこから観れるパノラマは格別なのだ。ヴァチカン市国から見るローマ中心部の全景が眺められるのは大変貴重で、暑い中また我慢して列に並んだ。天辺にあがるのは、日本の城の天守閣と似たようなもので、大体が徒歩になる。しかし道のりは天守閣のそれの3倍以上だ。汗だくになりながら延々と昇ったかいのある景色はやはり素晴らしく、大聖堂の中を高いところから見下ろすクーポラ内部も装飾が美しかった。

 弟をたくさん圧倒させて、最後は大聖堂の鑑賞である。あまりに壮大すぎて最早なんと言えばいいのかわからない。写真を撮ろうにも収まるわけがない、何か無力さまで感じてしまう巨大な建造物である。弟は完全に圧倒されていた。私も疲れのあまり空笑いするばかりだ。いつ来ても、デカすぎてコメントの仕様がない大聖堂なのである。私がはじめて訪れた際は、連れていた母とこう話していた。

 「これを観たら、カトリックを信仰する気になるわ。だって人が造ったと思えないもん。信仰ってすごい」。今回、弟が言った言葉は「いろんなドォウモ観てきたけど、これ観たら他は全部ちゃっちく感じる」。その感想には、ひじょうに同感できる。

 ところで、この大聖堂に有名なミケランジェロの『ピエタ』がある。私はいつもこの大聖堂に向かうとき、まずこのピエタを目指す。ピエタを観に大聖堂に入るといっても過言ではない。一番好きな彫刻だ。この像の聖母は、実に完璧な女だと思う。キリスト教信者の皆様には申し訳ないが、私好みの色気も感じるし、母性も備えて一番しびれるマリア様なのである。

 さて、暑さと建造物と鑑賞物のすごさに頭も身体も打ちのめされたところで、一度ステイ先のマリナ宅へ戻る。帰りながら、切り売りのピッツァと、ティラミス、そしてジェラート屋でグラニータを味わう。中でも世界で有名なティラミスの店が家のすぐ近くにあり、甘党の弟に教えないわけがなくカフェを楽しんだ。彼は本場ティラミスのおいしさに本気で感動したらしく、後日持ち帰りのティラミスを500gも買って食べていた。ティラミスを日本に持って帰りたいとうなっていたほどだ。一方グラニータは私のお気に入りで、涼を得るためにジェラート屋へ立ち寄った。カキ氷をすっかりシロップに浸した、ジェラートとカキ氷の間の子というべきだろうか。ジェラートよりさっぱりしていて夏にあう。

 この日はこれでおしまい……というわけではない。ローマの夏の夜は長い。21時まで陽が沈むことはなく、深夜まで野外フェスタが行われている。つまり、観光に打ってつけなのだ。

 涼しい家で、在宅中のマリナと異文化交流を楽しんだ後で、夕食へでかけた。徒歩圏内のピッツェリアは生地が薄くてとてもおいしいマリナが薦めていたこともあり、ならばそこで本場ローマのピッツァを食べよう! ということになったのだ。

 ローマのピッツァはクリスピー状で、手にして持ち上げても生地がうなだれることはない。ピンとはったままだ。パン状で薄くもちもちなのは、ナポリのピッツァ。どちらが好きかは、好み次第である。私はどちらかというと、ローマタイプが好きである。

 また、ピッツァにも定番のトマトソースとチーズが基盤になっているものと、薄いチーズだけを先に乗せて焼き上げ、さらに生の具材を乗せるというピッツァビアンコというものがある。ルッコラや生ハムなど、具を一緒に焼かないほうがおいしいピッツァはこのタイプで提供される。逆に多くの具材を食べたいときは、クワットロスタジョーネ(四つの四季という意味)や、カプリチョーザを頼べばいい。

 弟はカプリチョーザ、私は生えびのピッツァビアンコを頼んだ。どちらも日本で提供されれば驚くほど大きい代物だが、一人で一枚ぺろりと食べられる生地の薄さである。特に、ここのピッツァはローマでも相当に生地が薄く食べやすい。日本でピッツァビアンコはなかなかお目にかかれないものだったので、弟に見せたかったというのもあった。

 おいしいピッツァで腹ごしらえをして、夜の観光がはじまった。まずはバスに乗り、トレヴィの泉を目指す。夏のハイシーズンということで、膨大な観光客に人酔いを起こしつつ、ライトアップの美しさと水の音にほっとする。弟はおまじないのひとつである、泉にコインを投げるという行為をしたりと楽しんでいた。私もはじめてローマを訪れるたびにしたものだ。もちろん、ローマに住んでみたいという願いをこめて。

 人気を避けウィンドーショッピングをしながら、次はポポロ広場へ。双子の教会とカラヴァッジョの絵画が置かれる教会を鑑賞して、一路下町の風情が残るトラステーヴェレに向かう。かなりの距離を歩くことになるので、途中巨大なパンテオンを横目にカフェをしたりして到着地まで進んだ。深夜12時半のことである。

 夜中であるのに、下町を目指したのには意味がある。ローマは夏、トラステーヴェレ近くを流れるテヴェレ川沿いでフェスタを開催するのだ。特設のカフェや店が立ち並び、そのどれもがムード満点で本格的だ。なんせソファやテレビなどが野外に関係なく設置されている。観光客というより、地元の人が多い印象だが、そうしたところのほうが危険ではないし、よりローマを身近に感じられるし……何より、川沿いの雰囲気抜群の特設カフェで酒を飲みながら夕涼みできるというのは、格別の贅沢ではないか。しかも、料金も手ごろだ。

 疲れが最高潮にきていたらしい弟も、フェスタの雰囲気に気力を復活させたようだった。お酒を飲みながら、翌日以降のプランを話しつつ、夜のローマに酔いしれる。時刻は深夜2時を回っていた。

 ローマはすぐ起きるストライキやいつまで経ってもこないバス、時刻表などありはしない地下鉄やトラムなど、問題点はたくさんある。しかし、深夜でもバスが通っているという数少ない利点もあった。土地に慣れていなかったり女性一人で活用することはあまりおすすめできないが、帰宅する足があるというのはとても便利である(そして、それだけローマの人たちが宵っ張りであるということなのだろう)。私たちも、この夜は深夜バスを活用した。珍しくスムーズに乗り換えもすませ、最短時間の30分程度で帰宅することができた。何より、深夜は車の渋滞がまったくないから最高なのである。


◆続きの【エッセイ13-2(7月前半編)】は、随時更新予定。今回のグルメネタ関係の話は、続きエッセイをUPする前に写真とともに補足します……こんなに食べ物の話をしていたとは(苦笑)
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by gosuiro | 2011-07-10 00:57 | ROMA留学エッセイ | Comments(0)
夏といえばBango(といれ)の説明です…
b0206901_14394418.jpg 私的にイタリアの夏=トイレ探し大変というイメージが確立しているわけですが(これからのバカンスシーズンは特に)、トイレは大切ですよ! その点、日本は最高。どこでも基本無料で、あんな多機能なトイレ、他所で見たことない(便座がぐるぐるまわってクリーンにしてくれるやつなら見ましたよドイツで)。しかも、メイク室とか着替えのあるところもあるのはすごいです日本。いいぞもっとやれ。むしろ他国もそれは真似してくれ(笑)

 というわけで、ブログで何度も取りあげているイタリア的なトイレの話です(キレイな話でなくてスイマセン。ちなみに前回のトイレ話のリンクは、コチラ)。ローマのせいで、便座がないとか、鍵閉まらないとか水流れないとか、トイレットペーパー散らかし放題とか水浸しとか……そんな残念なトイレにはもはや慣れました。慣れてはいけないものに慣れてしまった(ローマの中心部はその傾向がかなりある)。

 ローマに長く住むと、ポポロ広場ではこのバールがトイレ、あそこではマクドナルド(こっそり無料でトイレ使えるからおすすめ)、というポイントがつくれるようになります。bar=トイレは鉄則。どうせ金を出すなら綺麗ところが良いに決まっている(使わせてもらったお礼として飲み物代は、マナーとして払わないといけませんので)。
b0206901_14394861.jpg  しかし、そうも言っていられないのがイタリアの夏。バカンスシーズンは開店するbarが極端に減ります。なので、トイレは入れるときに入ったほうが得。昼食で雰囲気の良いリストランテを使うとトイレは綺麗です。写真一枚目のように! (ローマで綺麗なトイレに出会うと写真を撮るようになってしまった……あはは)

 今回はその中でも、イタリアでよく見かけたトイレの特徴を紹介。写真二枚目がそれです。トイレに併設された、洗面台です。よく見ると、蛇口がありません。これは蛇口の場所をわからないと水がでない! 私もはじめは戸惑いました。

 この蛇口、実は足元にあります。写真右下の、突き出たペダルのようなもの。これが蛇口です。足でこのペダルを踏めば、水が流れる仕組みになっているのです。

 この手のものは、おそらくbar(しかも古めの)でよく見るかたちかな……。手を使わず水が流せるこの仕組み、すごくいいなあと思いました。これけっこう使えると思うのですが、子どもは逆に使いづらいかもしれませんね。背丈がないと踏みながら手を洗うことは難しいので。でもエコな仕組みだとは思うんですけどね。ちなみに、なぜこれを説明したのかというと、日本人観光客の方がこの洗面台の使い方に困っていたのを、救済したことがあるためです。

b0206901_1535217.jpg  さて、トイレの話といえば、和式のことになりますが……私あの手のトイレ、アジアだけにしかないと思っていました。が、イタリアアで見つけた! チンクエテッレという有名な観光地があるのですが、そこの駅のトイレが和式でした。まさかイタリアに(しかも鉄道駅に)和式があるとはびっくりしました。掃除するのは正直和式のほうが楽ですよね……。

 それと、ドバイも和式がそこそこあった気がしています。日本にいると私もついつい洋式を探してしまいますが……特にイタリアだと便座がないとか普通なので、それならいっそ和式のほうが楽です(笑)。アイルランドとか行ったときも、街のトイレが綺麗で感動したんですよね。そしてなんでローマはあんなんなのかと……あ、でも、北イタリアはきっと綺麗だと思います(私のイタリアって常に南イタリアなので)。

 というわけで、トイレの写真ばかりなので、最後くらいは綺麗なもので終えようと思います(笑)。三枚目の写真はチンクエテッレのマナローラの海側ではないほう(詳しい観光内容の話リンクは、コチラです)。次回のエッセイからは、長々と南イタリア(プーリア・バジリカータ)の旅行記がはじまります。引き続き文字ばかりのブログですが(苦笑)、お楽しみくだされば嬉しいです~!
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by gosuiro | 2011-07-08 15:22 | イタリア的雑記 | Comments(0)
ローマで知った能のこと&おすすめbook!
b0206901_084642.jpg  ローマのテルミニ駅近くには国立の大きな図書館があって、けっこう使い勝手がよろしいです。利用カードをかならずつくらなければいけませんが、必要なものはパスポートくらいだったはず(かなり前につくったので忘れてしまいました……)。持ち込み制限は厳しいですが、かいくぐれば(笑)かなり勉強しやすいスポットです。空調設備いいし、トイレ綺麗だし! 長居し放題だし! (イタリア的には超重要)

 学問分野によって大きくスペースがとられており、私がお気に入りの場所は芸能(舞踊・音楽など)のスペース。とても広い区画です。もちろん日本伝統芸能の本も揃っています。基本英語なんですけど……。

 その中で、日本語も載っていた本を発見し、浮かれながら読んだ一冊があります。ジャンルは能の入門書。英語と和訳の二通りで同じ内容が載っているものでした。タイトルは下記です。

 『比較文化的に見た日本の演劇―アメノウズメから野田秀樹まで』
  野間 正二著・大阪教育図書
b0206901_084380.jpg これが、ものすごく良い本でした。すごくおすすめです(英語読める外国の人にも!)。能のことが、すごくよくわかるんです。海外の人に、能のことを誤解なく教える入門書なので、説明がとても丁寧。何の予備知識がなくてもすんなり理解できます。私はこの本に出会えて感謝しっぱなし。

 そして、この本がイタリアにあることを私は誇りに思いましたよ! なんせ私は日本人でありながら、まともに能を見たことがないし、能の仕組みもよくわかっていませんでしたから。舞踊好きのマリナたちに、歌舞伎とか日本の伝統芸能訊かれると答えに窮するんですよね……こういう日本文化の基礎知識、海外に出るときは絶対に持っておいたほうがいいです。そうでないと、自国のこともよく知らないつまらん人間だと思われます(苦笑)。

 さて、能の基礎知識をイタリアで学んだというのも不思議な話ですが、……能は記号論的演劇なのだと思いました。感情のない能面をつけて、極力シンプルな舞台で演じられるそれらは、多くの制約に縛られながら、簡略的かつ象徴的に描かれています。特に世阿弥が描く能は、亡霊を主人公にしているものが多いとか(例をとれば、有名な『松風』は、聞き手の見た夢の中を舞台化したかたちをとっているそう)。
b0206901_084921.jpg 能の舞台が、簡略的かつ象徴的に描かれている理由が、『頭の内側の世界を視覚化したものだから』というのも、すごく面白いというか……概念がどこか他国より斜め上をいっているというか。日本って面白い解釈とか発想をする国だなと、イタリアで改めて思いました。

 私が外国人だったら、絶対に日本にハマッたと思うんですよね(腐ってるマンガオタクでバンギャ的な意味でも……って意味わからない人はググってください)。そんな自分が日本人であるというのが、まず嬉しいし不思議な感覚です。日本は面白い国ですよ。イタリアは笑っちゃう国ですが(どちらも良い意味で!笑)。

 というわけで、イタリア(海外)で日本のことを学ぶのもまた楽しい。能は一度ちゃんとしたところで(国立能楽堂とかで)見たいですね。きちんと学んで、行き着く先は佐渡です。佐渡。 

 そういえば、過去にローマまで歌舞伎が公演されたとき、マリナちゃんに一時帰国するからチケット押さえといてね! と、念を何度も押したにも関わらず、高倍率で一枚しか取れなかったという無念なことがありました。一枚だけだったので、異文化交流としてマリナに行ってもらいました。本当は一緒に行きたかったけど(マリナにもそれを超言われたけど!)、私は見たいときに見れるのでいいんです。とりあえず、今見たいのは能なんです。

(写真は、マリナとでかけたりしたものの数々。一枚目、夜のフォロ・ロマーノ周辺。二枚目、ボルゲーゼ公園。三枚目、アッピアあたりのどこかの遺跡前。図書館の話は、過去にもしていました。リンクはコチラです。)
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by gosuiro | 2011-07-06 00:24 | イタリア的雑記 | Comments(0)