<   2012年 02月 ( 7 )   > この月の画像一覧

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
サン・マリノ話をしつつ、小説更新
b0206901_23245974.jpg サン・マリノ共和国の旅の話はまだ終わっていませんが、二月のノルマを消化します。もはやノルマになって一年以上経つ小説・エッセイの更新。まだ続きます(笑)。

 というわけで、小説更新のお知らせです。【 引き継ぎ担当 】というお話をUPしました。 【 引き継ぎ担当 】を読む(クリックで閲覧できます)。

 内容的には、久しぶりの不思議モノになるでしょうか。気軽に読んでいただければ嬉しいかぎりです。こちらのブログも無論ですが……。そして、マイペースなブログや小説スペースに拍手をお送りくださる皆様、ありがとうございます。心からお礼申し上げます。拍手用のお話更新も定期的にしたいです。閲覧してくださるだけでも嬉しいです。感謝しています!

 最後に写真の話。こちらはサン・マリノ共和国の砦を高いところから写したものです。前の記事にも似たような写真はありますが、……この写真のほうが、いかに山の上にサン・マリノ共和国があるかよくわかるものだったので選びました。反対側は平地の街と海が臨めます。絶景の町ならぬ、絶景の国なんですねえ。サン・マリノは、冬が一番美しいとマリナも言っておりました。
[PR]

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2012-02-26 23:47 | 小説作品更新情報 | Comments(0)
イタリア内の小国、サン・マリノ共和国へ!
b0206901_22523782.jpg イタリア内には、ヴァチカン市国の他にも完全独立した小国が存在しています。イタリア国の敷地に囲まれながら、「国」としてきちんと認められている国。

 それが、サン・マリノ共和国(Repubblica di San Marino)です。あまり知られていない国ですが、北イタリアになんと1700年くらい前から存在している由緒正しい国です。世界最古の共和国でもあり、国の敷地すべてが世界遺産となっています。

 写真一枚目は、サン・マリノ共和国でも一際目立つシンボル、三つの塔 Rocca della Guaita ecc。本来、ロッカ Roccaの和訳は、塔ではなく「城壁・砦」です。城壁の物見塔・砦のような部分をRoccaといい、町のシンボルになることが多く、町の名につけられることもあります。

 写真のとおり、私は雪が多く残るときに行きました。この国は標高がかなりあります。中距離の専用バスで、日光のいろは坂並みに道を登りました。城壁に囲まれた国は、寒かったというより太陽が近くて、景色は抜群。
b0206901_2252274.jpg 多くのイタリアの古い町がそうなのですが、高い丘や低い山の斜面に集落や城、教会を形成します。敵から町を守るためにわざと、見渡せる高いところにつくったのでしょう。その名残がそのまま生かされているので、イタリアの町は高台にあることが多いです。サン・マリノ共和国も同様です。山の斜面に切り開かれた国で、まさにイタリア国に囲まれた共和国(ある意味逃げ場がない)。単純にイタリアの町が、そのまま国になった感じです。

 そんなちょっと不思議でかわいらしい国に、一人旅で赴きました。まず、イタリアとは国が違うので入国審査から。

 と、言いたいところですが、……まず、そんなものはありません(笑)。イタリアに無事入国できていれば、いつでもフリーでサン・マリノ共和国に入国することができます。イタリアに四方が囲まれているため、国防やもろもろはある程度イタリアに依存している国。

 ただ、出入り自由ですが、一応れっきとした国境のような門があります。それが、写真二枚目の門です。この門をくぐれば、サン・マリノ共和国です。
b0206901_22525680.jpg これがまたほとんどの道が、坂の国。歴史地区(旧市街)がぎゅっと凝縮されているので一日あれば見て回れます。観光関係の店が多く、町中もイタリアとほぼ変わりません。ただ、国旗やコイン、郵便がイタリアと別物です。同じような町並みの中で、イタリアとは違うものを探すのは面白い。

 ちなみに、当たり前ですがサン・マリノ共和国に住んでいるのはあくまで一般市民です。サン・マリノ国民というのでしょうね……日本人からすればかなり不思議な感じですが、イタリアとは似て非なるもの。行政も経済も自国で培っています。基本は観光で成り立っている国……というか、敷地がなくて農業とか工業とか難しすぎるよね。

 写真三枚目は、そうした町の路地。雪が多かったので滑らないかひやひやしました。坂と階段の町なので、車が通れるところもかなり限られています。その点散策はしやすいです。

 また、インフォメーションセンターがしっかりあります。訪れた際は最初に国内のインフォメーションセンターへ立ち寄ったほうがいいです。
b0206901_225246100.jpg なんたってこの国、日本語のパンフレットが置いてある!!! これは本当に心強いです。とりあえず入国さえできれば、観光は楽勝。丸一日あれば十分見て回れます。

 さて、そのサン・マリノ共和国の行きかた。私はこの旅の出だしから列車に乗り遅れるという散々な目に遭ったのですが(笑)、ローマからは北のボローニャ経由でリミニ Rimini というアドリア海に面した街へ向かう必要があります。アンコーナからも行けますが、鈍行列車は時間がかかるので、大人しく特急列車を使うのが無難。ローマから約4時間、72ユーロくらいでした。はっきりいって、ローマから不便。ミラノからは行きやすい。

 サン・マリノ共和国行きのバスは、リミニからしか出ていません。一時間に一本くらいのペースです。駅前(道路の向こう側、bar近くだったはず)にバス停があって、時刻表も書かれてありますから、かならず確認しましょう。片道4ユーロで、一時間以上かかった記憶があります(距離は12kmくらい)。チケットはバスに乗る際に買えたはず。私が行った冬の閑散期は、リミニ発サン・マリノ着で月~日の始発が8時10分、最終バスは19時25分・休日18時10分でした。復路も似たような感じです。
b0206901_22534100.jpg サン・マリノは往復に時間がかかるため、観光は一日かかります。宿泊を近間でする際は、サン・マリノ国内ではなくリミニがおすすめです。サン・マリノは宿泊場所が少ない上、バスは最終が早いため、リミニへ夕食を摂りに行くのは一苦労、そして国内のリストランテ選択肢はとても少ないです。

 一方、リミニはイタリアのマイアミみたいなところなので(夏のバカンス街)、お洒落な宿泊施設が多いです。泊まるならばリミニおすすめ。私は一人旅ということで、きちっとしたホテルを選んだのですが、スタッフも丁寧でホテル代も安かった!

 そのリミニですが、観光としてはそこまで見るところはありません(苦笑)。夏はそばの海で遊ぶと楽しいと思います。次回は、サン・マリノの食べ物と買い物をちょっと詳しく紹介します。

 最後に、写真四枚目と五枚目は、三つの塔の第一の塔から見た景色です。写真四枚目から見ればサン・マリノがいかに高台にある国がわかるかと思います……奥の青いのは空というより、海なのです。国からよく見渡せるアドリア海! ちなみに反対側の風景では、山々が連なっています。五枚目は町の最も高い付近。中腹に中央広場があって、行政の建物などが建っています。
[PR]

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2012-02-22 23:16 | 海外旅行のお話 | Comments(0)
秘密にしたい、ローマのおうち
b0206901_2502144.jpg 写真一枚目は、ローマの冬の一幕です。マリナが見つけてきました! このイタリアのセンスっていいですねー。明らかに雪だるまではない。でも、スノーマン。というわけで、この写真はカモフラージュです(ブログ写真一枚目はかならず冠になってしまうので……)。この写真が必要だったのには、少しわけがあります。

 いままで長々とUPしてきたエッセイの一年分(全24回、カテゴリの「ROMA留学エッセイ」参照)が一区切りしたので、今回はボーナストラック的にマリナさん宅の部屋紹介をします! つまり、マリナからお借りしていた部屋の画像公開なのです(苦笑)。

 現在、彼女と一緒に住んでいませんが……なかなか間借りをしている留学生の部屋が表ざたになることはないと思うんですよね。私もイタリアに住むまで、どういう家に学生が住んでいるのかまったくわかりませんでした。なので、イタリア留学生の方には特に参考になるかと思い、掲載します。

 最初に住んだところは学生だけが住むルームシェアでしたが、そこが本当に気に入らずすぐ部屋探しをしました。値段と部屋が見合わないことは時々あるので(悪質な家主に出会うこともある)気にいらないと思ったときは、すぐ次に部屋を探すべきです。
b0206901_2415386.jpg
 イタリアの場合は部屋引越しが容易なので(家主と直接交渉で成立することが多い)、本当にその部屋や人が合わなかった場合、義理堅く住み続ける必要はありません。慣れない土地で安らぐところといえば、まず部屋になりますので、部屋決めは本当に大切です。

 私は、人づてでマリナを紹介されました。部屋の形式は、学生ルームシェアともホームスティとも違うかたちで、家主と同じ家に住む「家主とのルームシェア」。子どもが成人して部屋が空いたところを貸すタイプで、イタリアではけっこう普及しています。日本にはなかなか浸透できないかもしれませんが(普及すればいいのにと思いますが、国民性的に無理かな……)、互い信頼関係と約束事が守れれば本当に気が楽です。

 このブログで、ずーっと話題にでていたマリナの家ですが、……住んでいたときの私の部屋を初公開です。それが、写真二枚目。もうこのまんまです。イタリアは暖房が弱いところがあるのでこの狭さがベストでした。天井の高さと収納の多さが好きです。リビングやキッチンに居放題だったので、部屋はこんな感じで十分。奥は窓で、雨戸付き。
b0206901_2421987.jpg リビング・キッチン関係・トイレバスルーム・洗濯機が共同でした。マリナは深夜帰宅でも怒らなかったですが、泊まりは危ないから連絡してほしいと言っていましたね。あとは、部屋掃除や周りの気になったところの掃除は気にかけて、深夜に水まわりを使いすぎないことくらい(水音が他の住居に響くので)。そして、写真三枚目はキッチンとマリナ(笑)。

 規則や干渉は人それぞれですが、私の場合はプライベートはプライベート、じゃなくても全然かまわないタイプだったので(沖縄の親戚たちによる大家族経験があるせいかもしれませんが)、マリナのスキンシップにはほいほいついていきました(笑)。彼女も提案するわりに強制しない人だったので(常に、Se vuoi「あなたが望むなら」と言ってくれていた)、楽でしたねー。

 友人からは、スキンシップ過多だと少し窮屈じゃない? と、言われたこともありましたが、ひとつ屋根の下で人と暮らすならば、どこでもそうですが、いくらか妥協しつつ、自分色を出していかないと……。あとはマリナと単純に相性がよかったんだと思います。文化や言語や人種や、全部違っていてもヒーリングが合う人っているんだ、ということが、一番の発見ですね。
b0206901_2424135.jpg 世界中に少なくとも一人は、自分をちゃんと理解してくれる人がいる。それが、日本人である必要はないし、孤独だと思う人は、そうした人にまだ出会っていないだけで、世界中のどこかにかならずいるんです。そう、気づけたことは本当に糧になっています。くさい話ですが、経験して心から思いました。経験するのは本当に大事ですね。

 こうした住居の話や、イタリア語習得するまでの死にそうな(ノイローゼになりかけた)日々については、また追ってブログに書こうと思います。ちなみに、まだエッセイはたくさん残っていますので定期的に更新します!

 最後に、……日本の某テレビ番組で、ローマのチョコレート有名店「SAID サイド」に続き、カルボナーラで密かに有名だったリストランテの「RoscioLi ロショーリ」が紹介されたらしいですね。偶然時期が重なったことは二軒目で、正直驚きました。ローマの隠れた名店が有名になっていくのは、少し寂しい(苦笑)。でも、まだお菓子屋や超おいしいジェラート屋を知っているのでまた紹介します。特にジェラートは暖かくなってから! そして、次回からまた少し舞台を北に移すのであります(写真四枚目的な感じです)。
[PR]

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2012-02-18 02:58 | イタリア的雑記 | Comments(0)
【24ROMA留学エッセイ2011-12b】ひとつの出会い
 イタリア留学エッセイ第24回目一年周期のエッセイもとうとうラストになりました! 前回のエッセイ「蹂躙される土地のかなしさ」はコチラです。そして、ご訪問ならびに拍手感謝しております。ありがとうございます!
b0206901_2383135.jpg


 私は、マリナという一人の還暦を越えたイタリア女性に出会った。彼女との出会いから、本当の意味でのイタリア生活がはじまったのだと思う。もし、輪廻というものが世界を包んでいるのならば、私は来世でも彼女に会いたい。それくらい愛している存在だ。もはや、彼女と話したいがためにイタリア語を習得しているようなものだ。

 マリナと私の関係は、家主と部屋を借りる学生というものだ。私が引っ越しを考えているときに、引っ越し先のひとつとしてマリナと会ったのが、はじめての出会いである。

 あのときはイタリア語をまだほとんど理解しておらず、現地で知り合った同じ日本人留学生の友人を連れ添ってマリナの家の下見をした。はじめから彼女は友好的ではあったが、素性までは読めなかった。日本人にもいろいろな人がいるように、イタリア人のお母さんにもいろいろなひとがいる。しかも、部屋貸しに慣れている家庭は、それを副業にしている人も多く、ひとつのビジネスとして成り立っていた。つまり、外面がよくても、心の内はビジネスと切り分けている人も多いということだ。そして、そういう人ほど案外寛容的ではない。

 マリナ家の下見の時点で、彼女はイタリア人の中でも飛び抜けてキレイ好きなのはよくわかった。一方私はそこまで整理整頓が得意なタイプではない。彼女と生活と性格があうかどうか……それは、一緒に生活して見なければわからない話であった。

 彼女の家に住むことを決めてから、三ヶ月くらいで彼女の性格がよくわかるようになった。三ヶ月も要してしまったのは、住みだした当初からずっと、彼女は親切で驚くほど包容力があったからだ。やさしさには裏がある、という考え方は私の信条に反するが、異国の地で言語もままならぬまま生活していて疑心暗鬼にもなっていたのは事実だ。

 しかし、彼女はそのまま裏表のない性格だった。それ以上に、彼女の親切は私にだけでなく、すべての人に向けられていた。それは、私にとってとても好ましいことだった。しかし、一番信頼できるようになった点は、彼女が、いけないことをしっかり諭してくれる人だったからだ。ただ親切にするだけでなく、叱るときには叱る。そうして、人をよりよい方向に導くことが真のやさしさなのだとすれば、彼女はそれをとてもよく理解していた。マリナは先見の目があり、物事の道理を知っている人だった。

 なにより、マリナは好奇心旺盛だ。「家にこもっても、何も起きないし何も得られない」というのが彼女の信条だ。旅行好きで、イタリア以外にも海外旅行はたくさんしていて、英語習得に情熱を注ぐ。異国文化に接するのが好きだから、国籍や年齢関係なく友人がいた。世話焼きで話し上手なうえに、人の話をちゃんと聞く人だから彼らに本当に信頼されていた。気の配りようは、もはや日本人のレベルに値する。私はよくマリナのことを「私よりも日本人の性格してる。マリナは絶対に生まれる場所を間違えたよ」と、いっている。マリナも、日本文化に触れるたび、自分の性格にあっていると痛感するらしく、「私に違う人生があったとすれば、絶対に日本人だ」と、よく笑っていっていた。本当にその通りだ。

 なんせ彼女は、夏の夜、居間の床でごろごろしながらテレビを見るのが好きなのである。当然家は土足生活だ。だが、マリナ家はこまめに床掃除をしていることもあって、素足でも生活できるほどキレイだった。おそらく彼女が床で寝っころがるのが好きだからというのもあるのだろう。暑い夜は床がひんやりしていたから、彼女はシーツを敷いてごろごろしていたものだ。おそらく彼女は畳生活を喜んで受け入れられるのだろう。

 さらに、健康オタクで自然の健康食材を愛していた。何と何は一緒に食べたら体に悪い、これは何に効くなど切々と私に教えてくれた。私もそうした話は好きだったから、彼女の調理姿を見ながら多く聞いた。彼女が教えてくれるのはそれだけではなく、ヨーロッパで起こっている政治の話や、戦争の話、文化の話と多岐に渡る。

 そして、自然がとても好きな人だ。よく私を呼んで、空の色や風の音、雲のかたちに心を澄ませた。マリナの言葉の使い方は、とても詩的で好きだ。イタリア人の中でも、とても発音がキレイで言葉の使い方が上手な人なのだと思う。私によく、スラングは頼むから覚えないで使わないで、と懇願されている。おそらく私がそういった言葉を使ったら、マリナは泣くに違いない。私も愛する人を悲しませる趣味はない。

 歌や踊りも好きな彼女は、よく歌っていたし、居間で踊ることもあった。歌は本当に上手だ。歌や踊り好きは、そのまま一人娘のエレナに受け継がれて、彼女は世界中をめぐったほどの実力派ダンサーになったのだと思う。

 物事の考え方、踊りが好き、居間でごろごろするのが好き、料理が上手、人の見定め方や受け入れる態度、本当のやさしさを知っていること、依存ではないかたちで人との絆を大切にすること、自然を愛する姿。こうしたマリナの性格は、実のところ、私の本当の母親と信じられないほど同じだった。映画好きも子ども好きなところも、ユーモアとセンスのよさも私の母とマリナはそっくりだ。私の母がセレクトした土産は、彼女にはかならず大好評となったし、マリナの家を見てはじめに思ったのが「私の母親がイタリア人だったら、こんな家にしただろう」ということだった。物事の傾向が本当に似ていた。むしろ、私の本当の母親のほうが、イタリア人的性格をしている(だから、私の母親にとって日本は少し窮屈なのだと思う)。

 私は、自分の母親がどうすればいいのかわからないほど好きだ。ただ、私は彼女を、母親としてよりも一人の女性として愛している。彼女はおそらく、私を自分の娘というより「一人の人間」として育てたのだろう。母親から、母親らしい温かさをもらった覚えはほとんどない。しかし、一人の人間としてのやさしさなら多くもらった。私の母親は、我が家のボスであり正義の女神だ。よく私と父親と弟で取り合いをするほどの、精神的な大黒柱である。そんな彼女は、根が一匹狼である。卑屈でネガティブなものを嫌い、人にたいして等しく接することのできる人だ。本当に尊敬できるし、その心意気に憧れる。

 そして、マリナも同じ人種だった。私は自分の母親と同じような人間に出会えると思わなかった。まして、文化や言語の違う異国の地で、出会えるとは思ってもいなかった。私は幸せ者だと思うし、偶然の出会いの数々に深く感謝している。私はこの女性の子どもになりたい、という人の元に生まれることができた。そしてもうひとつ、マリナに会うためにイタリアに来ることができた。

 本当のことをいえば、マリナを日本につれて帰りたい。けれど、当たり前だがそんなことはできない。だからこそ次、イタリアに来るときは、私はマリナに会うためにイタリアに行くのだろう。彼女のためならば、何でもできるような気がする。

 それくらい愛しているんだよ、マリナ。
[PR]

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2012-02-15 23:10 | ROMA留学エッセイ | Comments(0)
ローマ近郊の、湖の町ブラッチャーノへ!
b0206901_2525495.jpg ローマ郊外の町にでかけよう! というわけで、今回はブラッチャーノ Braccianoの散策です。

 この町はローマ中心街から鉄道(鈍行)で、一時間くらいのところに在します。実は同じローマ県の町です。こじんまりとした町なのですが、喧騒から逃れたいときにはとても良いところ。なにより、観光客がほとんどいない……だからといって寂れているわけではありません。

 町中心部(歴史地区)には城があります。それが、写真一枚目です。この城は入場可能(有料です)、広場の雰囲気もよく、周囲にはバールやリストランテもあります。中心部の石畳がとても綺麗です。

 そして、城よりもブラッチャーノで有名なのが、湖! かなり大きいブラッチャーノ湖です。それが、写真二枚目です(説明がないと日本の湖に間違える写真ですが……アングルの問題ですねスイマセン)、ローマ近郊には大小さまざまな湖があるのですが、ブラッチャーノ湖は鉄道を使って最も行きやすい湖だと思います。

b0206901_253723.jpg この町への行き方は、テルミニ駅(ローマ中央駅)から地下鉄のA線でヴァッレ・アウレリア Valle Aurelia駅まで行き、そこから高架にある国鉄の線に向かいFR3ヴィテルボ Viterbo行(鈍行)に乗ります。ヴァッレ・アウレリア駅からだと1時間もしないで着きます。ただ、よく遅延するので、駅の確認は常に必須。

 鉄道の料金は2.3ユーロ(キオスクのような売店、タバッキで切符を買う)。他にも行き方はありますが(始発のローマ・オスティエンセ駅からヴィテルボ行に乗るパターン)、地下鉄を使って乗り換えるのが一番楽だと思います。鉄道は30分に一本くらい。ちなみに、イタリアは交通費が安いので遠出しやすいのです。

 その路線の終着駅となる、ヴィテルボ Viterboという町のほうが観光地としては有名なのですが(歴代のローマ法王が住んでいて、見所はそれなりにある温泉地)、ローマ近郊のちょっとした町でのんびり、湖が見たいというのであればブラッチャーノですねー。ヴィテルボも行ったことはありますが……駅から歴史地区までかなり歩いて、城壁がすごいイメージしかありません(苦笑)。

b0206901_2531943.jpg ブラッチャーノの良いところは、鉄道駅から町中心部まで、大通りの一本道を五分ちょい歩けば城が見えてくるところです。はじめて降り立っても地図がなくても、道に迷わず城まで行けると思います(それくらいちいさい町ということです)。

 湖は城の裏側にあります。この町は湖畔にあって、城の裏側に向かう上り坂から湖の展望台へ向かいます。湖も遠い向こう岸もよく見えますが、ブラッチャーノの町並みもよく見渡せて、けっこう興味深いです。

 この石畳の道のりはとても雰囲気がいいので、私はかなり気に入っています。その一部が写真三枚目です。通りにはちょっとした土産屋さんもあります(私は絵葉書を買いました)。左側の緑のテントや椅子が見えるところはリストランテ。値段もメニュー表をさりげなく見てきましたが、ローマより安いです。

 私がこの町に訪れたのはマリナと温泉テルメに行った帰りでした(その話はコチラ)。夏のことでしたが、都市部のローマよりも涼しくてホッとできた良い印象です。

b0206901_2532868.jpg インフォメーションセンターはないかもしれません。でも、イタリアの人は基本尋ねれば答えてくれるから大丈夫(そういう意味では、良い国)。大通り沿いにあった大き目のバールで休憩しましたが、お菓子もおいしかったし居心地が良かった! マリナと、こういうところがローマにあればいいのに、と、話していました。

 ……というわけで、おすすめしたいものの、正直な話、城と湖以外特に特徴のない町なのでこれ以上紹介することがありません(笑)。ブラッチャーノはローマから簡単に行ける町でありながらまったく観光化されておらず、その長閑さが私にとって魅力でした。

 街全部世界遺産のローマに住んだところで、最終的にはこういうこじんまりとした町のほうが良いなと思ってしまうんですよねー。ローマって観光にはいいけど、やっぱり住むととんでもなくやかましい街だし(苦笑)。

(最後の写真は、鉄道駅から城へ続く大きい通りです。石畳がかなり良い感じです。奥に見えるのが城。前に歩いている緑っぽい服の後姿が、マリナちゃんです。バールはこの通りをもう少し先に歩いた右側にあります。)
[PR]

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2012-02-09 03:09 | 海外旅行のお話 | Comments(0)
雪まみれのローマと小説更新のお知らせ
b0206901_011255.jpg 今年は本当に寒いですね……日本も欧州も大寒波ですが、私がローマに住んだはじめの年も大寒波で24年ぶりに雪が降るわ、暖房弱くて泣きそうだわで大変でした。今冬の状態で、それを思い出してしまいます。

 そして、今年のローマの現状が今回の写真! こんな積もってるのがありえない。スペイン広場です。Grazie per Marina! というか、2010年から毎年ローマは雪が降るようになっていますね……。もう24年ぶりとか言ってたのが嘘みたいだ(苦笑)。

 さて、小説更新のお知らせです。今回は47本目【 たいせつなこと 】というお話をUPしました。 【 たいせつなこと 】を読む(クリックで閲覧できます)。

 今年のカーニバルは2月11日が開始のようです。ヴァチカン市国建国記念日&日本建国記念日ですねー(この二国が同じ日というのが不思議な気分)。イベント期間中、雪降らないといいですね……ローマは雪に脆弱すぎるから。交通機関と役所関係、かなりえらいこっちゃみたいだし(苦笑)。
[PR]

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2012-02-06 00:44 | 小説作品更新情報 | Comments(0)
ローマでカルボナーラを食べるなら!
b0206901_125933.jpg 今回はローマでおすすめのリストランテ紹介です。カルボナーラがおいしいよ! と、いろんなところから教えてもらったところでございます。

 名前は「RoscioLi(ロショオーリ)」。カンポ・ディ・フィオーリ広場の近くにある、そこそこ名の知られたちょい高級の隠れ店です。写真一枚目が、その出入り口です。

 ぱっと見はリストランテというよりも、チーズやサラミなどを売る専門店です。縦長の店なので、注意していないとすぐ通り過ぎます(笑)。実際店内も狭くテーブル席も多くないのですが、本当に不思議なくらいいつも賑わっています(待たされることも多くあります)。予約するのが一番ですが、予約をしないのならば開店時間くらいに昼食として訪れるのがベスト。席は少ないですが急かされないので優雅に食事できます。

 食材屋なだけあって、チーズなどはガラスケースに陳列されて吟味できます。ソースやパスタも売っているので、食事ついでにお土産を購入するのにも便利(そういうお店は少ないです)。リストランテに出てくる料理もお洒落な感じです。
b0206901_131217.jpg 私は二度訪れました。二枚目の写真は、そのときに食べたパスタ、カーチョエペペ。カルボナーラのように卵を使わず、特産の粉チーズを絡めたシンプルなローマの伝統料理です(チーズがおいしいからできる料理!)。これはチーズのせいか少ししょっぱかった(ローマの料理は元々少し塩辛め)ですが……その前に食べたカルボナーラは絶品でした。

 このとき一緒に訪れた友人が写真のとおり奥で、カルボナーラを食べていたのですが(奥に見えるのがカルボナーラ。カーチョエペペとあまり見た目は変わらない)、おいしいと喜んでくれました。カルボナーラを出す店もそれほど多くないので、ローマで本場のものが食べたいときは、個人的にここをおすすめします(観光客にもある程度慣れているけど、地元向きのお洒落店なので)。

 一品料理も充実しています。たとえば、写真三枚目のオムレット等盛り合わせ。一皿が9ユーロ以上しますが(パスタでは、カルボナーラが15ユーロはしたはず。カーチョエペペは11ユーロくらい)、下手なところに行くならここがいいですね……地元でもそこそこ評判だし。ワインも良い銘柄を揃えています。
b0206901_132613.jpg このリストランテは、英語のメニュー表もありました。ウェイターさんが少し慌しいかもしれないですが、そこはイタリアなので……引き止めても笑顔で対応してくれた気がします。運がよかったからかもしれないけど(苦笑)。在住者的には少し高めのリストランテですが、旅行で活用するなら安い店だと思います。

 さて、この場所なのですが……ラルゴ・ディ・トッレ・アルジェンティーナ(アルジェンティーナ神殿跡 Lergo di torre argentina)にあるトラムの始発近くの路地からカンポ・デ・フィオーリ広場へ向かう間にあります。このラルゴ・ディ・トッレ・アルジェンティーナへ向かうにはバスしかないので……ガイドブックと地図を使うのが一番良いと思います(苦笑)。この神殿跡の広場はバスの始発も多いので、慣れてくるとフルに活用できます。

 近くにあるカンポ・ディ・フィオーリ広場で、特徴的なものといえば、イタリアの偉大な哲学者ブルーノの像でしょうか。ちなみに、この広場はブルーノが火あぶりの刑の処せられた場所でもあります(苦笑)。哲学好き以外にはほとんど興味のない話かもしれませんが、ローマに行った際は朝市ついでにどうぞ……(私は哲学好きですが、ブルーノはあまり……でも、ブルーノが活躍していた当時のイタリアは哲学的に輝いていたと思います)。
b0206901_133852.jpg カンポ・デ・フィオーリの由来は、イタリア語でCampo de' fiori(野、田舎の花々)なので……花畑という意味でしょうか。古くから市場で栄えていた場所だったと思います。この地区はトラステヴェレも近く、ローマの下町風情が満載です。

 ただ、注意点としては……このあたりはスリが多いので、気をつけて。特に夜の人気のない路地は危険ですのでくれぐれも用心してください。ローマの土地勘がついている私でも、夜の路地はドキドキします。それでも、ローマの夜のライトアップの仕方は個人的に好きなのです。暗いけど落ち着く。日本もこのライトアップにすればいいのになあ(無理でしょうけど)。

◇今回のリストランテのデータ
・「RoscioLi」(読み方は、ロショオーリ)日曜日定休日
  住所→ Via dei Giubbonari 21-22 (TEL. +38 06 6875287)
  公式サイトwww.salumeriaroscioli.com(伊語・英語対応)
(ラスト写真の壁には、イタリアのグルメ格付け本、ガンベロロッソ Gambero Rosso2008に載ったことが紹介されています。日本ではミシュランが有名ですが、イタリアはガンベロロッソのほうが有名で使えると思います。)
[PR]

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2012-02-02 01:16 | 国内外の美味な食事処 | Comments(0)