<   2012年 10月 ( 5 )   > この月の画像一覧

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
ガウディ建築を観に、バルセロナへ!02
b0206901_025630.jpg 前回はバルセロナのサグラダ・ファミリアとカサ・バトリョだけを熱く紹介いたしました(記事はコチラ)。バルセロナの雰囲気とかすっかり書くのを忘れていましたので(笑)、今回はその点をふくめて……。

 バルセロナはローマから飛行機で二時間前後だったと思います。地中海を横断して行く感じですね。格安航空をうまく利用できれば、片道5000円くらいで行けるはずで、バルセロナ空港から中心部までは30分もかかりません。国鉄やバスもありますが荷物が多いならタクシーでさくっと行くのがおすすめ(私もそうしました)。

 バスでもタクシーでも、中心部のカタルーニャ広場(Pl de Catalunya)を基点にすると楽です。特にサグラダ・ファミリアとカサ・バトリョ、カサ・ミラ、グエル邸など主要観光スポットはカタルーニャ広場の半径二キロ以内くらいのところにあります。

 カタルーニャ広場から海岸沿いに抜けるランブラス通り(Ramblas)は広い通りなので、ここなら夜歩いても危険は少ないかも……でも土地勘ない限り無闇に夜うろうろしないほうが賢明です(ローマもそれは同じ)。でも、バルセロナの中心部はローマより猥雑な感じはなく、すっきりしていて居やすかったです。住んでいる人も比較的人当たりよく親切でしたし!
b0206901_032737.jpg
 あとランブラス通りの小ネタですが、私が旅行した当時はキオスク的な(イタリア語でエディコラ La edicola)店が何店もあって、そこには海賊版とエロスな雑誌やDVDが大量に売られていました。るろうに剣心海賊版とかゲイのDVDとかドーンと陳列されていて眺めるのに飽きなかった(笑)。当然ながら購入はおすすめできません(今はちゃんと規制されていると思いますけど)。

 さて、話は写真のほうに向かいます。今回の写真は全部グエル公園です。なにを隠そう、無料でじっくり観られる開放的なガウディ建築物!

 1枚目はグエル公園出入り口。人が多すぎる上に、デザインがファンシーすぎてまるでテーマパークのようです。地下鉄駅からちょっと離れているのでけっこう歩いて坂を登った記憶があります。

 2枚目は、1枚目から階段を登ってより近づいたところ……グエル公園のシンボルですね。うちの弟、なんてグッドタイミングでかわいい金髪の娘を写したんだ……いい仕事をしているわ(笑)。弟がバルセロナを訪問したのは七月下旬のちょうどバカンスシーズンだったので、どの観光スポットも異常なくらい観光客がいたようです。
b0206901_041836.jpg
 ちなみに、私が訪れたのは正月明けだったので、本当にバルセロナの街は静かで快適でした。ガウディ建築を観に来る人なんてわずかで、ほぼ独占状態(カサ・バトリョは私たちしかいなかったくらい)。グエル公園を訪れたときは、あまりに人がいなくて、これが本物なのか最初疑った(笑)。なので、弟の写真を見ると、夏はやっぱり人たくさん来るんだーバルセロナって観光都市なのかーとしみじみします。

 グエル公園で私が好きなところは、ガウディ建築もそうなのですが……海が見えるのが最高に素敵。高台にあるグエル公園はバルセロナの街を見渡せます。その様子が写真3枚目です。手前のタイルの組み合わせもセンス抜群。しかもベンチになっているので、座りこんで延々この世界観に浸れます。グエル公園は小高い山っぽい中腹にあって、頂上のほうも歩いていけます。天辺には石の大きい十字架が鎮座していて、そこから一望できるバルセロナは郷愁すら感じました。なんか昔住んでた広島市みたいで(笑)。海に面した街っていいですよねー。海っ子の私としては本当に安心する景色です。
b0206901_0125517.jpg グエル公園について好きなポイントが他にもひとつ。写真4枚目の半屋内の天井です(この天井の上、屋上が写真3枚目の部分)。まるで神殿みたいなんですが、波打っているから海の中みたい。風が抜けると気持ちいいです。グエル公園の地区は住宅地で、元々グエル公園を着工した際も、居住区としての扱いだったようです。なので、公園内にはかわいい家も建っています。実際ガウディも住んでいたのかな(そこは有料だったはず)。バルセロナの街が良く観れるという意味では、グエル公園の立地は最高です。私が住みたい(笑)。

 さて、ガウディ建築を観てまわる際の方法ですが、グエル公園、サグラダ・ファミリアは地下鉄がよろしいです。地下鉄は五線くらいありますが、色分けさけています。サグラダ・ファミリア以外は、ほぼ3番の緑線(green line3)を使えば観に行けます。カサ・バトリョとカサ・ミラは徒歩10分くらいの位置で近いですし、カサ・バトリョはカタルーニャ広場から10分程度。サグラダ・ファミリアは5番の青線(blue line5)の駅前です。

 私が実際試した効率的なプランとしては、カタルーニャ広場徒歩でカサ・バトリョ→徒歩でカサ・ミラ→地下鉄でサグラダ・ファミリア→夕焼けの頃にグエル公園締め。いっそカタルーニャ広場からランブラス通りを散歩がてら海方面に下ってあるグエル邸→地下鉄でカサ・バトリョへ、以下同じ……みたいなのもお勧めです。三日間あれば郊外のガウディ建築観にいけると思います(特に日没の遅い夏)。
b0206901_0132659.jpg
 あとは、ガウディ建築はカサ・ミラやグエル公園など主要なものだけが残っているのではなく、個人邸宅とか学校とか病院とか、けっこうなんでもあって、現在も普通に活用されています。それがガウディ建築のすごいところ。

 その中で私が一番好きなのは、サグラダ・ファミリア近くにあるサンタ・クレウ・イ・サン・パウ病院( Hospital de la Santa Creu i Sant Pau。またの名をリュイス・ドメネク・イ・モンタネール Lluis Domenech i Montaner)です。広い敷地の病院ですが、科ごとに小人の三角帽子の家みたいな建物が集まっていて、ここはどこのディズニーランドですか? と、思いました。まったく病院に見えないファンシーなつくりで胸がキュンとしました(笑)。病院も、これくらいかわいいつくりだったら、入院中も気が晴れるし安心感を得られるのではないか……と、病院建築の脱構築をさせられました。あの病院をそっと観に行くのはお勧めです。ただ地元の人が普通に通っているので、注意が必要です(なんせ病院なので)。

 そんな感じで、いろんなところにさりげなくガウディ建築があるのがバルセロナ。散策して見つけていくのもまた一興なのであります。
[PR]

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2012-10-28 00:37 | 海外旅行のお話 | Comments(0)
ガウディ建築を観に、バルセロナへ!01
b0206901_23392122.jpg 今回から私の大好きな土地、バルセロナはお話です。実際に私がバルセロナ旅行をしたのは随分前の話なのですが……ちょうど今年の夏、弟がバルセロナへ単身旅行してきて、写真を山のように撮ってきてと頼んだとおり大量に撮ってきてくださったので、この機会にドサッとUPしていこうと思います。

 ……というか、すでにドッサリ公開しています(笑)。先に大量に紹介しているバルセロナで一番有名なガウディ建築のサグラダ・ファミリア写真群はコチラコチラまで。

 私がバルセロナに行って本当によかったー大好きだーと感じるようになったのは、このサグラダ・ファミリアを観てからです。赴いた2005年当時は聖堂内もまったく完成しておらず、内部は骨組みだらけで足場も悪い状態でした。それでも聖堂のすばらしさに感動できたのだから、今はなおさらなのでしょうね。2012年版サグラダ・ファミリア(弟の写真)を見て、こんなにも出来上がってきたのかと思うと感慨深くなりました。サグラダ・ファミリアに関しては完成してからかならず詣でに行くと決めている建築物です。(写真2枚目はサグラダ・ファミリア外観。)
b0206901_23511865.jpg では、なぜそんなにもガウディ建築に惹かれたのか。そもそもバルセロナ旅行を決めたのは、ローマに旅行するついででした。当時前ローマという土地にハマッたばかりの学生身分だった私は、とりあえず現地でセリエAの試合が見たいという理由でフリーパックの旅行を決めたのでした(当然住むことになる大分前の話です)。

 で、ローマだけじゃつまらないよねーということになり(当時すでに一度ローマは旅行していた)、もう一国を同行する友人と決めて……ロンドンとバルセロナを挙げ、旅費高くてもガウディ建築を観に行くほうが価値がある判断でバルセロナを選びました。これは正解でした。なんせ行ったのは正月明け。冬のイギリス観光は寒くてちょっと死相が……バルセロナは冬でも暖かくて観光もすごく快適でした。ビバ地中海沿岸。

 ガウディ建築に惹かれたのは、私の家族がアール・ヌーヴォーからシュールレアリスムのあの時代あたりが猛烈に好みで、幼いときから親にいろんなものを見せられてきたり知識をもらってきたからだと思います(こういう家庭教育はつくづく大切ですね・苦笑)。中学のときにはすでにガウディ建築に興味がありました。
b0206901_23384758.jpg たとえば海外の著名な絵画や彫刻であれば、ある程度日本に一時展示されに来るので、直接現地に行くより来日するのをしぶとく待つのもありなのですが……建築物はさすがにそういうわけにはいきません。どうやってアパルタメント一棟持ってくるんだっていう。写真展が限界ですね。

 というわけで、ガウディ建築が気になるならば自分で観に行くしかなかったわけです。行くまでバルセロナという都市自体には興味なかったけれど……今は、欧州に永住するなら(したくないけど100歩譲って)バルセロナがいいなーというくらいバルセロナが好きです。ローマは永住するところではない。あんなやかましいとこ無理(笑)。

 さて、知識の上ではガウディ建築本を持っていたくらいに知っていましたが、実際に見て圧倒されました。とりわけ感動したのが、バルセロナのシンボルであるサグラダ・ファミリアです。イタリアにもスペインにも数多の大聖堂がありますが、これほどまでナチュラルで生き生きとした大聖堂は見たことがありませんでした。
b0206901_2340371.jpg 建物の中に入って「まるで森だ」と思ったのは後にも先にもサグラダ・ファミリアだけだと思います。柱の一本一本がまるで大木のようでした。節があり枝を生やして天井まで伸び、天井は葉の集まった森のドームのようだし、上階の外に上がると塔の先端部分はイチゴの集まりみたいなのが飾りで乗っている(笑)。外見を見る限りは色味のないごてごてした感じにしか見えませんが、細部を眺めれば眺めるほど植物や虫や人やいろんなものが集まって聖堂をつくっているんです。お茶目でかわいい部分もたくさんある。何時間居ても飽きないしワクワクと感動を与えてくれるのがガウディ建築だと思います。

 サグラダ・ファミリアに関してはキリスト教の聖堂というより、ただ自然を愛し尊く思うかたちをそのまま建築に反映されたように感じられます。人工的なものでもある「建築」というものから、これほどまで「自然の生命力」を表現できるのか、と、ガウディの偉大さに畏怖すら感じたというか……素晴らしすぎて泣けたというか。大聖堂のコンセプトとしてはサグラダ・ファミリアが一等ですね。本当に多くの人に観てもらいたい建築物です。

 そして同じように、建物に入って「まるで水や海の中みたいだ」と思ったところは、カサ・バトリョ(Casa Batlló)です。ちなみに、私がガウディ建築で一番好きなのはこのカサ・バトリョであります。

b0206901_23403156.jpg 写真3枚目の右奥の棟がカサ・バトリョ外観。手前のスッキリした棟とは一線を画すごってり感です。これがまさにガウディ建築。隙間なくアパルタメントが立ち並んでいても、一棟こういう奇抜なのがあると……それがガウディの手がけた建築になります。ガウディ建築はバルセロナの街中に点在していて、バルセロナそのものの魅力になっています。(ちなみに1枚目は、有名なカサ・ミラです。大きな交差点の角にドーンとそびえているので、探さなくてもすぐわかります。ちなみにカサ・ミラは私が行った当時改装中で内部見学不可だったのでここでは割愛。)

 このカサ・バトリョは既存のものを改築してつくられました。内部写真は4、5、6枚目です。まず4枚目は地階部分。天井が波打っているので、まるで水の中にいるようです。ドアも他の装飾も家らしくはないけど、どこか自然と調和している温かさがあります。チープな言い方をすれば、遊園地のびっくりハウス的なワクワク感と、海の上で浮いているような気持ちよさが同居しているのがカサ・バトリョという建築物。

 5枚目は上階に上がる内階段の部分です。100年以上前の建物ですが、なんとエレベーターが設置されています(今は動かされていない)。青系のタイルを敷き詰められた空間は最上階から一階まで吹きぬけていたはずです。ここだけでも見飽きません。色彩の使い方が、本当に目の疲れない感じで素敵なんです。
b0206901_23405241.jpg
 私がカサ・バトリョで一番好きな場所は、最上階です。その写真が6枚目。この空間は降り立った瞬間から一目惚れでした。そしてこの屋敷にいる間、ずっと「ここに住みたい」と豪語していました。壁や天井が曲線だらけなので、家具をどうやって置くかまで友人と話していたほど(笑)。最上階はちいさな噴水球のある小部屋があったり、行き止まりの階段があったり、奇抜な屋上があったりとミステリアスだらけです。でも居て落ち着くのがガウディ建築の不思議なところ。

 バルセロナでおすすめの場所は、とりあえずサグラダ・ファミリアとカサ・バトリョです。この二点に問題があるとすれば、どちらも入場料が高い(苦笑)。私が行ったときのカサ・バトリョは地階と最上階で料金が違っていました。当時トータル13ユーロ、大聖堂は8ユーロだった記憶があります。だ、2012年ではカサ・バトリョ20ユーロ、大聖堂は13ユーロみたいですね。そりゃ値上がりすぎじゃないかい? 

 ということで、次回は無料で見られるガウディ建築に向かいましょうか(笑)。  
[PR]

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2012-10-22 23:58 | 海外旅行のお話 | Comments(0)
バルセロナ旅行の前に小説更新ー。
b0206901_0433772.jpg バルセロナ旅行の話をする前に、小説更新のお知らせです。

 62本目の作品【 甘い水と蛍 】をUPしました。右記のリンクからこちらの話が読めますので、お気軽にポチッとどうぞ! ⇒ 【 甘い水と蛍 】を読む (PC・携帯電話などから閲覧可能)。

 この作品は、私がもっとも得意とするのレンアイネタのお話です(笑)。季節感のある話が多いですが、基本的に更新するときの季節にマッチしていません……これは春の話ですかね。ものすっごい久しぶりの一人称です。

 このたびも書きながら、一人称ってなんて楽なんだろうとしみじみしてしまいました。書くのも読むのも一人称のほうがメリット多いのはわかるんですけどね。いろんな小説読むと、やっぱり一人称って多いし……でも、私はやっぱり三人称のほうが好きです。三人称を上手に扱える人は尊敬します(特に純文学)。

 さて、毎度ながら平凡な言葉しか言えないのですが……ご閲覧してくださいます皆様へ。いつも感謝の気持ちいっぱいです。拍手とブログランキングのクリックも、心よりありがとうございます。のんびりイタリア中心のお話をあーでもないこーでもないやっていきますので、今後ともどうぞよろしくおねがいいたします。

 ……と、言いながら、次回からバルセロナなんですが(笑)。写真が多すぎて、どうUPしていこうか悩んでいます。そして今回の写真は引き続き、サグラダ・ファミリア内部です。やっぱりこの教会のコンセプト愛してる。
[PR]

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2012-10-16 00:45 | 小説作品更新情報 | Comments(0)
日本に住んでいては知りえなかった移民のこと
b0206901_23431017.jpg 私がイタリアに住んでから何度も一時帰国を繰り返しましたが、成田空港に降り立って心の底から思ったのが「日本って、日本人が超多いよね」でした(笑)。あたりまえのことですが、それだけ単一の民族が住んでいるパーセンテージが高いということなんでしょうね。

 イタリアも当然のことながら、一番多いのはイタリア人です。ただ、私が最初にイタリア旅行で訪れたときよりもめっちゃめちゃイタリア人以外の生活者が増えたと思います。移民ですね。政府の政策かなんかでユーロ統一以降、格段に増えたようです。

 ローマ自体、世界中から観光客が来るので本当にたくさんの人種を見ます。憧れの土地で永遠の都のローマに住みたい! という話題も語学学校で日本人以外の方からよく聞きました。イタリアの方々からしても、ローマに住んでいる自負みたいなのがあるようですし(私がそういう話に聞くのはお年寄りのイタリアの方ばかりですが…苦笑)。

 特にローマで移民が増えてしまう理由は立地にあるようです。マリナいわく、アフリカ大陸から渡って来られる国で一番近い首都がローマなのだ……ということです。
b0206901_23434366.jpg また、中東の方が移民でやってくることもかなり多いです。中心地のバリスタがイタリア人以外ということも珍しくなくなってきたし、私の一番身近なところでは、よく活用したマリナ宅近くの八百屋さんですね。エジプト人とその仲間たちが経営していました。

 余談ですが、最初の頃はその八百屋さんにやってくるアジア人で私だけだったので(基本的にイタリア人だらけの住宅地だった)、彼らにはどっかの邸宅のメイドかなんかに思われていたのか、からかわれたりとかいろいろありましたね……面倒くさいので、あまり気にしないようにしていたら良い感じの顔見知りになりましたが(マリナが彼らと仲がよかったので、何か言ってくれたのかもしれませんが)。

 で、その中の一人(エジプト人)の顔が私のものすごい好みで(笑)、やっぱり私は中東南米の濃い顔が好きなんだなあという、どうでもいいことをしみじみ思ったという。本当にどうでもいい話なので話題をちょっと戻します(そして大抵私の好きなタイプは、全体的に濃すぎて話すと日本人の友人に引かれます。イタリア人なら、断然トッティなんですけどね!笑)。
b0206901_23441938.jpg とまあ、ちゃちなからかいや意地悪や差別に一発KOされていたら、海外なんて到底住めないです。でも、あまりにひどいときは、私もものすごい剣幕でキレました(言い寄って金をくすねようとするとか、イタリア語使えないと思ってバカにするとか)。本当に腹立つときは、NOを言って怒らないとダメです(時と場合にもよりますが、マジでヤバそうな人は無視するにかぎる)。語学学校から日々の生活からドバイ単身旅行から、おかげでどの人種に話しかけられても(英語に戸惑う以外で)構えることはなくなりました。

 イタリアに住んで本当に肝据わったなあ、と思います。日本でムカつくことや人にであっても、イタリアでの山のような理不尽な出来事を思い出して、あれらより1000倍ましだ、だってここは日本、相手も日本語使えるんだし、……と思えば、ものすごく気持ちが落ち着きます。どれだけローマ生活が大変だったかというと、日本語を完全に捨てて人格を一から変えなおさないといけないかもしれないと深刻に考えすぎてノイローゼになってマリナに心配されるくらい大変でした。マリナいなかったら、私多分自分を粗末に扱って死んでたと思う(苦笑)。だからマリナには本当に感謝。私の二人目のお母さんっていいたいくらいです(そんなこと本人に言ったら、笑って抱きしめてくれるんだろうなあ)。
b0206901_23444717.jpg さて、移民といえばマリナの仲良くしている仕立て屋さんも、アフガニスタンの人でした。なので件の戦争の話も彼女経由で聞きました。日本でアフガンといえばテレビの中の話で終わりそうですが、私にとってはとても身近に感じられます。特に中東の革命とかね……起きたときの緊迫感はイタリアでもけっこうすごかったですね。それを言えば東日本大震災もイタリアでは強烈なインパクトを与えましたが……あのとき、私は本当に母国を失うかと思いました。まともな情報はNHKのUSTREAM(ユーストリーム)だけでしたから。

 憧れて住む人もいれば、母国に住めず住む人もいる。前者は理由が平和でいいですね。日本では後者にあたる人は本当にごく少数だと思います。母国に住みたいけど住めない、移民になるしかないという感覚は、やっぱり平和で金のある日本という国ではなかなか知りえないものです。ただ私は、イタリアにいるときに東日本大震災の惨劇にあった身なので、移民になるしかない覚悟というか緊迫感を一瞬でも味わい……今も忘れられません。

 移民になるしかない人々の気持ちが少しでもわかったことは、すごく糧になっています。
b0206901_2345216.jpg 自分のアイデンティティーもこんな容易く揺らぐんだっていう……なんていうか、日本という国があることが当然だと思っていたけれど、過信しすぎていたのかもしれない。呆気なく亡国になるルートもあるのだという危機感をもって、先人たちが守ってきたこの国を大切していかないといけない……そういうふうに思いました。海外に住んで客観的に日本を見れて、母国の大切さを知ったのは本当によかったというか……海外に住まないとわからないことだったと思います。いつか震災のときの話はちゃんとしたいですね。

 最後に、今も中東はもめています。リビアは、マリナから歴史的建造物や遺跡が本当にすばらしいと絶賛されていた国。シリアはずっと前、シリアからきた軍関係の男の子と語学学校のクラスで一緒でした。現在の状況を見ると、あの子はどうなっているんだろうと思ってしまいます。たくさんの国の人と接したことで、世界のことが他人事に思えなくなりました。どんなかたちであれ平安が訪れることを祈っています。

(写真は全部……サグラダ・ファミリア! ここまるで森みたいで大好き!! というわけで、次回からバルセロナ旅行話かも)。
[PR]

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2012-10-09 23:53 | イタリア的雑記 | Comments(2)
イタリアに住んでからの「人」とのかかわり方
b0206901_23403249.jpg イタリアに住んで学ぶことはたくさんありますが、なかでも人種(慣習・宗教)・言語・食については本当に興味深いところが多く、私本当に欧州住んでよかったなあ、と痛感されられっぱなしです。今回はこないだのエッセイで取り上げた「人種」にスポットをあてて……。

 はじめイタリアに住む前の私は、ステレオタイプのイタリア人というものを念頭に入れていました。日本にいるとイタリア人に接する機会などほとんどなく、テレビとか本から仕入れるものが多くてですね、……今思えば、先入観をいくら排除してみても、結局、日本人が理想とするフィルターでイタリアの人を眺めていたのかなと思います。

 そしてローマに住み、マリナという年配の友人(家主からすっかり昇格)に出会ってからそのすべてが崩れました。さすがに家計簿をつけてるイタリア人はそうそういないんではないかと(笑)、それくらい生真面目だけどユーモアがあって、理性的で情緒もよくわかっていて、旅行の予定盛りすぎてせかせか動くところも日本人に似ているなと……ようは、マリナが日本人の特性を持ち合わせたイタリア人だったのでありました。日本人に性格が似ているけれど、日本のことをよく知らない外国の人っているんだなーと感心したくらい(マリナは私が来るまで、とりわけて日本に詳しいわけではありませんでした。私が住むことになって、日本に関する資料かき集めていたくらい)。
b0206901_23404722.jpg
 イタリアに住んでまず思ったのは、彼らが別に陽気でもないところですかね。イタリア人の陽気さって底が知れているんです(笑)。そう思ったのは、語学学校で多くの人種に出会えたことから感じた部分でもあります。南米の方とスペイン人のどこか底の抜けたような陽気さに比べれば、イタリア人の陽気さは底がすぐ見えるかな。あと変にずる賢いことができるし、変にナイーヴ。おばちゃんたち集まれば愚痴大会みたいなところもあります。こういうの見てるから、イタリア人と日本人は気質が近いのかなーと思うんですよね(近年は日本人もドイツ人的思考なのかもしれませんが)。でも、イタリア人って元から人好きなところがあるので、なんだかんだ空気読める人種です。これには私もちょっと驚いた。

 あと、確かに男性陣の声掛けの速さは尋常ではないですが、あれは気質というより条件反射に似ているというか……子どもの欲しいものにすぐ手を出してしまうあの感じに似ています。ダメ!って手を叩いたらビビッてすぐ逃げる的な(笑)。気持ちに忠実なところはあるかもしれません。つい、言っちゃいけないところで言っちゃってもめるとか、バレちゃいけない事柄が隠蔽下手ですぐバレてもめるとか……バレたくないならもっと作戦立てようよ!と思うときが多々あるんですが、そういう意味ではオーガナイズ下手なんでしょうね、だって我慢きかないから。
b0206901_2341938.jpg 特にイタリア人でも良い性格の方には人懐っこい人も多いのですが、なにより人情的です。お節介一歩手前くらいに親切(おせっかいだよ! と言えば、ちゃんと気持ちを汲んで手を引いてくれるのが親切な人です。強引なお節介はただの自分勝手。)。言葉きつい人もいるけど、一人でいると心配して声かけてくれるし人のことを気遣ってくれます。しかしながら、それはイタリア人にかぎらずいえること。

 私がイタリアに住んで思ったのは、ある程度は風土や慣習が人の思考や性格を育てるものの、人間的本質の良い悪い部分は世界共通なんだな、ということです。そりゃ人種が違えど「同じ人間であること」には変わりないですからね……そうした当たり前のことを海外に住んでようやく納得することができました。海外の方のほうが、より性格の良い部分悪い部分が見えやすい(あからさまな)だけで、ともすると上手に良い人の仮面をかぶれる日本人のほうがタチ悪いかもしれないし(苦笑)。

 いずれにしても、海外に住んで一番の目からうろこだったのは、「本当に気持ちの通じ合える友人というのは、日本人以外でつくれる」ということです。マリナと出会ったことは、イタリアに住んで一番感動した部分です。なんていうか、私生きててよかったなあ、この人に会うために生きてたのかなあ、と痛切に思えたというか……精神的に成長させてくれたというか、私の人生のお手伝いをしてくれた人というか。身内以外でここまで感謝できる人はいない、という感じです。むしろマリナの身内でない自分が不思議なくらい、彼女のことが好き。
b0206901_23413024.jpg
 別に自分を理解してくれる人を、同じ日本人の中で探さなくてもいいんですよ。本当に思考回路が似てて、一緒にいて安心する友達って、日本にいなくても世界のどこかにはいるんです。地球の人口が多すぎて探しきれないだけで、自分を真に理解してくれる人は地球上のどこかに絶対にいる。

 まるでチープな道徳教育みたいな発言ですが(笑)、私が身をもって体感したのでこれは確かです。だから人とつながることを諦めないでほしいし、小さな世界で自分を卑下することも、自分のことは誰も理解してくれないんだって絶望もしなくても大丈夫です。私だって、大好きなマリナちゃんに出会うまで二十数年かかってるわけですから。

 ちなみにマリナをすごく良い人として私は紹介していますが、彼女のことを好きでたまらないと言っている人(特に日本人)は、あんまりいません。「真面目すぎ、かまいすぎ、窮屈」と思うらしいんですよね……特に日本人は羽を伸ばしたくてイタリアくんだりまで住みに来ているんだから、日本人気質のマリナとは一緒に住めないらしい。単純に、私はマリナとうまがパズルのピースのようにあっていただけです(笑)。だから、自分にとって最高の友人でも、他人にとって良い友人になるとはかぎらないこともまた真実だと思います。人のことを気にしないで、自分の本当に気のあうひとを大切にしていけばいいんですよ。人の目を気にして自分の大切なものを疎かにするほど、もったいないことってないです。
b0206901_23414958.jpg
 ……と、人種の話をするはずが、結局人間論で終始してしまった(苦笑)。国を絡めた人種的な話は次回、その次はちょっとまたイタリアから旅行してまいります。目的地は同じくラテンの国スペイン!

 そうだ、最後に大事な補足。

 海外に住んですごく思ったのは、良いコミュニティーと悪いコミュニティーの差がものすごいはっきりしていることです。良い人のところには良い人しか集まらず、悪い人のところには悪い人しか集まらない。日本も同じですが、外国だとそれが雲泥の差で違います。

 私もマリナのコミュニティーの一員に加わってから、過酷だったローマ生活が、一瞬にして天国になりました(笑)。海外生活される方は、そうした人のコミュニティーを見極めることが大切ですよ。運がよければ、一気に言語も上達しますし、すごく良い上流階級に潜り込めます(私も一時潜り込みました。面倒になって切っちゃったけど。苦笑)。

(写真はすべて、ローマにあるアルテンプス宮です。ここが好きすぎて、写真で美術館観賞……)
[PR]

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2012-10-04 23:55 | イタリア的雑記 | Comments(0)