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ローマにある市国内部写真と小説更新
b0206901_22201493.jpg 今週は、ホロコースト・メモリアル週間ですね……いきなり暗い言葉で、小説更新のお知らせです(苦笑)。

 このたび、67本目の作品【 sacred rights. 】をUPしました。右記のリンクからこちらの話が読めますので、お気軽にポチッとどうぞ! ⇒ 【 sacred rights. 】を読む (PC・携帯電話などから閲覧可能)。

 「sacred rights.」の英語の意味は、「不可侵の領域」です。物々しいタイトルですが、中身は小学四年生の女の子のお話です。ちなみにホロコーストとは何も関係ありません(苦笑)。でも、まあ、私の得意分野な話というか(……私の家系がそうだからなあ、と呟いてみる)。

 単純に学生としてイタリアに住んで、学校行って楽しんで、というだけではわからない、その土地にうずいているもの(や、痛々しいもの)に私は大変興味があって、マリナの家に半ホームステイ状態で生きる歴史と文化を学べたのは本当によかったなーと思います。

 そのひとつが、ホロコーストです。欧州の中では「傷痕」にさせるのではなく「生傷」のままにさせている気がしますね。私は、忘れられるくらいならばいっそそうしてくれたほうがいいと思います。アルジェリアもな……私に哲学という足枷をはめたデリダの出身地で、「マリナ様、わたくしどうしてもアルジェに行きたいんだけど」とマリナに訴えて、即却下(+どれだけ危険か延々と説教)されたのも良い思い出です。

 痛みと悲しみの中に生まれる哲学ばっかり私は好きになるのかな。そういう生と死と愛が重く交錯するところだからこそ、哲学や宗教が人々の胸の内で美しく咲くのかしら。……暗くなってきたので、次回は明るい話に努めようと思います(苦笑)。
 
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by gosuiro | 2013-01-31 22:24 | 小説作品更新情報 | Comments(0)
イタリアで日本語を学んでみれば!
b0206901_19451399.jpg 語学をいかに習得するか、という話を延々してまいりましたが……今回はこの逆バージョン。イタリア語からみた日本語についてです。それも、外国人が日本語に接する際の真面目な話ではなく、完全にネタ的な意味でございます(真面目な語学話は、カテゴリーに分けました。「語学にまつわるお話」を右メニューからクリックください)。

 日本では、たとえば書店などで「英語圏へ旅行用する際にぴったり、ポケット英会話ブック」のようなものが旅行関連の戸棚にずらり揃っていますが……それは、イタリアでも同じ。本屋さんでイタリア語→他言語の旅行用フレーズ集が売られています。そういうものに興味をそそられ、私も買ってまいりました。

 写真1枚目。イタリア語→日本語の旅行用ポケットフレーズ集です! 大きさも手のひらサイズで、日本語の単語は2000収録。日本語の由来から発音、書き言葉、数字、時間、お金と言った基本部分の扱い方、あとは旅行先や簡単なコミュニケーション、料理など必要なフレーズがイタリア語の説明で並んでいます。
b0206901_19454946.jpg 日本語の大きな特徴としては漢字・カタカナ・ひらがなの三種の書き言葉を使用することが書かれ(こんなの日本語くらいです)、イタリア的には日本語の発音は比較的簡単、文法もそこまで難しくはないとありました(おそらく時制的な意味で)。ただ、日本語を使うときはできるだけフォーマルのを使ったほうがいいということで、フレーズはほぼ基本が「です・ます」体です。

 また、写真2枚目の必須フレーズと称された文面の一番右には、赤字で日本語の発音(記号)が書かれています。たとえば「Arrivederci」という言葉は日本語で「さようなら」を意味しますが、発音記号にすると「sa ioo na ra」になる。私たちからすると、アレ? と思えるくらい言い馴れない響きですが、イタリア語自体が「Y」を使わないので、このような発音記号になるのかも。

 それにアルファベット圏では基本的に発音に長音がありません。たとえば、氷「koo ri」といったように二重母音を使うのが日本語の特徴です。あとはLとRに差異なし。他に、小詞をかならず使うとか細々したルールが書かれています。日本語は文法の大まかな決まりがかっちりしていないので、テキトーに使っても通じるものです。が、本気で勉強するとイタリア語以上に奥深い。
b0206901_1946040.jpg ちなみに、マリナにも日本語をごくたまに教えていましたが、彼女いわく「日本語は発音が英語よりも難しくないし、話し言葉は難易度高くないように感じる」と言っていました。イタリア語も日本語も発音は母音に頼りますから(それが、この二言語の大好きな部分です)。書き言葉は、漢字・カタカナ・ひらがなの時点で覚えるのが絶対に無理と判断した模様(笑)。あとは、日本語を勉強しているイタリアの人に「形容動詞の存在がわからない」と言われたことも……形容詞と動詞をごっちゃにして文法に組み込まれた日本語の柔軟性にネイティヴの私自身が感嘆しています。日本語自由度利きすぎでもそこが好き(笑)。

 さて、中にあるフレーズでは交通、出入国、宿泊、通信、道を尋ねるなどの基礎的なものが続いているのですが、中盤から社会生活のものになります。注意書きコラムも多く、たとえば「名前は呼び捨てはダメ。かならず【さん】をつける」とか「挨拶で身体を使うことは今も珍しい。基本はお辞儀。それも、稲穂が風にそよぐがごとくお辞儀する(この表現にちょっとビックリ)」とかですね。

 そして、社会生活のフレーズに当然としてあるのが、アモーレでございます。そう、出会い・恋愛のフレーズです。人好きのイタリアらしいですね。

 で、写真3枚目なのでございます。もう何も申すまい(笑)。
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 フレーズ集にSESSO(=セックス)の欄があるとは思わないっていうか、日本じゃ堂々と載せるなんて考えられないよ!! このページを見た瞬間に私はふきだしました。そして、もうやだ本当にイタリアってやつはーと心から思いました。確かによくよく考えると、こうしたフレーズは必要だと思う。恥を忍ばず掲載したのは間違っていないと思う。(そもそもアモーレについてイタリアに恥という感覚はまずないけど。)

 いいですよアモーレは。人間の大切な営みです。でも、写真4枚目のフレーズ集はあかんやろ(笑)。ときどきやりますって! ぶっとんでますって、あかんやろ!

 マリナにこれを見せたら、「もう! こういうところがイタリアの悪しきところなのよ!!」と激怒しておりました。私としては、……まあ欧州でドラッグNOと言っても、所詮ここに書かれてあるくらいの緩い意識レベルなんだろうな、と、妙なことを学んだ気分になったわけであります。これがカルチャーショックというものなのかしら(苦笑)。
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by gosuiro | 2013-01-24 19:52 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)
語学ネタの合間に小説更新のお知らせ
b0206901_21391834.jpg Che Freddo!!!(和訳:寒い!)そんな語学話に花を咲かせている中で、定例でごじゃいます小説更新のお知らせです。

 このたび、66本目の作品【 ロウバイは咲く 】をUPしました。右記のリンクからこちらの話が読めますので、お気軽にポチッとどうぞ! ⇒ 【 ロウバイは咲く 】を読む (PC・携帯電話などから閲覧可能)。

 真冬に咲く花って、妙に惹かれるんですよね。そして芳香の強い花にも惹かれるといいますか……どさくさになぜかアロマの資格すら持っている私です(苦笑)。最近の個人的流行は、椿油に二種のエッセンシャルオイルを足して香油をつくってからの乾燥+ヘアケア対策です(今はマジョラムが大好き)。椿油に勝るものはありません。私はオリーブオイルよりも椿油のほうが好きだ!

 ちなみに、イタリアの方は肌のケアにもオリーブオイルを使ったりとかしているみたいですが……私としては椿油のほうが質は高いと思うんですけれど。椿も冬の花ですね。とても好きです。

 そして、あと少し語学話は続くのであります。息の長いテーマになりそうなので、今回カテゴリも右記に新設しました。『語学にまつわる話』に全部おさめましたので、まとめて語学の話を読みたい方は是非こちらを活用ください。(この話、はじめたらキリがないんですよ……まだイタリアでのイタリア語勉強の話とかもしてないですし。どれだけ大変だったか。苦笑)。
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by gosuiro | 2013-01-18 21:43 | 小説作品更新情報 | Comments(0)
日本でイタリア語を定着させるには(+拍手レス)
b0206901_2019055.jpg 語学習得(特にイタリア語)についての話も、そろそろ一区切りしていこうかな~と思ったのですが、有り難いことに語学にまつわる拍手のコメントをいただきまして(拍手もありがとうございます!)、今回はプチ補足として、……私なりのイタリア語定着法を少しだけお伝えすべく、久しぶりに自分が本気でイタリア語を勉強していた頃の紙ファイルを開きました(笑)。

 その一部が写真1枚目であります。基礎の動詞(be動詞にあたるESSEREの活用変化)から、何から本当によくまとめた意気込みがわかる……自分がんばっていたんだなあ。もう記憶がほとんどないわ(苦笑)。ちなみに全部イタリアで語学学校の勉強を元にまとめあげたものです。なるべく説明もイタリア語で書いています。

 というわけで、私のイタリア語定着法、その1。【イタリア語文法の説明もできるだけイタリア語を使ってまとめること】。注釈にフレーズをつくるのは難しいですが、preposizione(前置詞)とかverbo(動詞)とか、文法用語だけでも全部イタリア語表記にすると意識が変わります。

b0206901_20192790.jpg そして、その2に向かう前に思い出したこと……写真1枚目の一番奥にあるプリント、語学学校の宿題だったような気がしますが、なぜか答えが書かれてある字、マリナのものなんですけど(笑)。日本にもいらっしゃるかと思いますが、ママが子どもの宿題手伝っていて、気づいたらママが空欄に答えを書き込んでいたという鉄板がですね……マリナと私の間にも確立していたわけですね。

 そう、マリナにとって私に対する語学指導は小学生と変わらなかったわけであります(笑)。むしろ五歳児くらいに接するくらいの丁寧さで、私にイタリア語を教えてください! みたいな感じで(言わなかったけど態度で)接してもらっていたわけです。どんだけ甘ったれなんだ私……。でも、この甘ったれな部分とオトナとしてのプライドを全部かなぐり捨てたのが、その後のイタリア語上達に結びついたと思います(当然、信頼づくりが一番ですよ!)。

 マリナも私に再三言っていましたが、1単語でも1フレーズでも話す努力をしないと身につきません。私もなかなか話すまでに時間がかかる人間でしたが、今は日本にいようがイタリアにいようが、独り言をイタリア語で言うようにしています。
b0206901_20195181.jpg 私のイタリア語定着法、その2。【ささいな独り言は、全部イタリア語で(笑)】。たとえばテレビを見てて、「ほんとに!?」と日本語でつぶやくところを「Veramente!?(ヴェラメンテ)」とか「Davvero!?(ダッヴェーロ)」と言ったり(どちらも似たりよったりの意味)、物を落としたときに「Oddio!!(オッディオ)」と言ったり(完全にこれは口癖になってる・笑)、行動を切り替えるときに「Allora(アッローラ。さて、それじゃあ)」と言うとか、物を探すときに「Dove~?Dove~?(ドヴェ。どこ?)」と言って、見つけたら「Ecco la!!(エッコ・ラ。女性名詞のものが、あった! と同じ意味)」と言うなど……いつも使うちっちゃな独り言フレーズを全部イタリア語にすると、脳がイタリア語を意識します。

 こういうの、親が幼児に向けて言葉を教えるときに努めてやっていることと同じだと思うんですよね。より難易度があがると、PCの調子が悪い状況で、「Che succede?(何が起こってる?)」とつぶやくみたいな感じでしょうか。テレビ番組でふざけたことがやっているときに「Ma che fa!!(何やってんの!)」と言ったりね。faはfare(~する)の三人称単数なので、君・君たち相手だと変化もfai・fateと変化します。
b0206901_20255072.jpg 物探しで見つけたときの「Ecco la」のlaも、探しているものが男性名詞だとloになる。そうしたささいでも重要な活用変化を意識する練習も大切です。常に身近なものをイタリア語で男性名詞「maschile」、女性名詞「femminile」どちらになるのか考える習慣とか(例えば、鞄はborsaだからfemminileだな、とか)……そういう日々の中で、イタリア語を引き出す努力が大切な気がしますね。

 それこそ文法はルールを覚えてしまえばいいですし、正しい文章が書けているかどうかというのは、ネイティブのイタリア人に添削してもらうのが一番になってしまいますから、身近に自分でできる練習とすれば、動詞の活用変化と名詞(代名詞)の判断など。これは日々訓練して慣れていかないとすぐ出てきません。私も日ごろ意識していますね。フレーズにしていくと、鞄を探しているときは「Dove e' la mia borsa?」で、見つけたときは「Ecco la!!」とか、それで少しずつ文も長くしてみる。

 あと、普段イタリアでも会話上は接続法、遠過去をあまり使いません。現在形、未来形、過去、半過去の動詞活用を中心に……条件法はおもしろい表現なので、使えるとよりイタリア語が相当楽しくなると思います。単純なフレーズでも脳裏でつくって口に出す練習が大切かも。一語でも独り言でもいいんです。私もそうしています。
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 そして、注意点はひとつ。【英語は一切忘れること】。本気で習得したいならば、定着させる言語はひとつに絞って貫いてください。日常会話ができる程度になって、はじめて英語など類似言語に寄り道するスタンスにしてください。でないといつまで経っても第二ヶ国語は身につきません。何ヶ国語も関連付けて一気に勉強するのは、よほど語学センスと才能がある方以外どだい無理な話です。(私もある程度イタリア語が慣れてから、英語を意識するようになりました。)

 私にとってイタリア語で唯一ラッキーだったのは、イタリアの発音がやりやすかったこと(笑)。LよりR(つまり巻き舌)が得意というより好きかな。ちなみに、RとLの極め方で一番おすすめの単語は【altro】。ずっとaltro言い続けると、けっこう舌が痛くなります。最後に、独り言に使いやすいフレーズは、写真5枚目にも載せておいたのでご参考ください。

 個人的には、aspetta(待って)、Vediamo un'po(ちょっとみてみよう)、insomma(しゃーない、まあね~)、che fico(=It's cool.のスラング)、e cosi troppo(こんないっぱいやりすぎ)、meno male(ああ安心したー)、meraviglioso(素晴らしいんざますね~みたいな。笑)あたりが大好きな独り言です。
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 ここから下記は、個人宛の拍手レスです。

 ・Midoriさま
 Grazie per il tuo scritto gentile :-) 拍手コメント感謝しております! 独学で(しかも単独で)イタリア語を学ばれているということで、大変な心中お察しします。特に言語体系が違う日本で、イタリア語を勉強するのは並ならぬパワーが必要ですが、同じイタリア語を学ぶものとして陰ながらですが応援しております。マリカ・アヤネさんも気に入っていただけて嬉しいです。他にも良質のポップス・イタリアーノはあるんですが……やはり、勉強で活用するならばマリカさんが若手で一番かも(イタリアでも一時大ヒットした女性アーティストです)。のんびりペースで更新しているブログですが、お暇の際は是非見に来てください。Ciao e tanta gioia e cose belle!!
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by gosuiro | 2013-01-12 20:33 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)
イタリア語を日本で学ぶ際におすすめな本!
b0206901_18143218.jpg このところブログでUPしている「外国語を学ぶこと」についてですが、引き続いて今回もしつこく語学の学び方です……。前々回、英語よりも他の欧州言語(特に英語と親戚の言語)を先に勉強したほうがいい、後々英語も学びやすくなるよ、という話をいたしました。

 まさに、言うは易く行なうは難し(笑)。私はローマに住んでイタリア語を一から学んだ無謀な部類でしたが、……これでも一応住む前の準備として日本でイタリア語の事前知識はちょっとだけ頭にいれていました。というわけで、今回は私が日本で活用していたイタリア語の導入法について紹介します。

 さっそくですが日本での自主勉強ツールは、写真一枚目のNHKテレビ『イタリア語会話』でした! ベッタベタです(笑)。まずは手はじめに月刊誌を一年分購入し、毎週放映される番組を録画しました(12冊・約50回分くらい)。それを活用する前に、半年間大学公開講座でイタリア語入門(先生はイタリア人)を学び、自主勉強前の基礎部分を身につけて家庭学習へ。一年分のイタリア語番組録画を一気に観つつ、文法メインで一月にテキスト二ヶ月分(二冊)終わるペースで学習しました。おかげで現地に住んでから文法だけ理解が早かったです。
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 導入として楽しく学ぶのであれば、どの言語もそうですが日本はNHKのEテレさんが本当にがんばっていらっしゃるので(こんな多岐にわたる趣味や教育に力を注ぐ国営放送など、他にあるのだろうかというくらい)、NHK語学番組を一年きっちり活用してみるのはいいと思います。一番いいのはイタリア語教室などに通うことですが……大学講座ですらけっこう高いし、時間が拘束されますからね……なら、日本でも外国の方々が集まりやすいバーに行くかネットで友達つくるとか(リスクも伴いますが)。

 本気でイタリアに住むつもりであれば、いっそ私みたいに日本で軽く言語を学んで現地に飛び込んでみるのもいいと思いますよ。現地でほぼ周囲に日本人がいない環境ならば、まったく喋られなくても一年ほどで日常会話ができるくらいまで上達すると思います。どちらにせよ、イタリア語を学ぶ情熱が強くなければ日本にいてもイタリアにいても同じ、言語は習得できません(苦笑)。正直、イタリアに住んでいる留学生であまりイタリア語が上達せず帰国していった方も……ちょっと知ってるし……。
b0206901_18151930.jpg 私がイタリア語を学びたい、そして忘れないようにしたいと思わせる一番のモチベーションはマリナの存在です。彼女はイタリア人で、イタリア語と英語しか話せないけど、彼女といろんな話がしたい。なら、私がイタリア語を勉強するしかない、みたいな感じです(笑)。そういう強い想い、情熱が一番言語習得に重要だと思うんですよね。日本にいながらモチベーションだと、好きな外国人作家を原本で読めるようになるとか、ネットで現地サッカーのテキスト観戦や実況がその国の言語でわかるようになりたいとかでしょうか。ないならばないなりに、漠然とNHK語学番組を一年分コツコツしてみるとか……飽きたり理由付けてできなかったりするのであれば、語学を学ぶ姿勢がそもそもなっていないということで時間の無駄です語学勉強なんて捨てましょう……。

 イタリア語に興味があっても難易度に怯む方へおすすめなのが、写真2枚目『はじめてのイタリア語』(郡史郎 講談社現代新書)です。こちらにイタリア語の歴史や概念、発音や文法についてわかりやすく書かれてあるので、第一歩目にぴったりです。また外国語(英語もふくめ)ならば発音も聞ける電子辞書があってもいいですよね(今はひとつで何ヶ国語も辞典がはいるので、イタリア語をいれたの買うとか)。
b0206901_18153412.jpg NHKを使わず自力で勉強する場合の参考書でスタンダードなのは、『イタリア語のABC』(長神悟 白水社)でしょうか。私はイタリアへこの一冊を持って、イタリア語の解説だけで理解できない部分を補っていました。ただ問題文が少ないので、別途問題集が必要かな。たとえばイタリア語検定の本(級は一番下のもの)を中心にして、サポートに『イタリア語のABC』を使うとか。単語帳は何がいいのかわかりません。あれなら、イタリアに行って、前々回紹介した英語+イタリア語のビジュアル単語集買ったほうがいいと思う。

 イタリア旅行する意気込みまであるのであれば、単語帳とともに『Ecco! 日本語版』(15ユーロ程度)の購入をものすごくおすすめします。こちらは、イタリア語で書かれたイタリア文法の参考書を日本語に和訳したという画期的なものです。イタリア人視点の参考書なので難易度は高いですが、案外わかりやすい。写真3枚目はイタリア語で私がおもしろいと感じている目的語代名詞の使い方のページです。例文が多くてEcco!は良きかな。
b0206901_18155884.jpg 結局のところ、語学習得は本当に大変なのは確かです(苦笑)。私も語学勉強は死ぬほど嫌いでしたが、どんなに苦手なものでも情熱があればなんとかなると学びました。でもちょっとでも興味・やる気があるのならば、是非語学を学んでほしいのです。日本語の良さにも気づけるし視野も広がるし、ボケなくもなるだろうし(笑)。今はネットもあるし日本に住む外国の方も増えているので、以前に比べてネイティブの言語表現、発音に触れられる機会がものすごくつくりやすいと思うんですよねー。

 最後に紙の辞書については、もラスト写真の『伊和・和伊辞典』が三千円くらいなので、購入しやすいと思います。電子辞書までの気力がない場合はおすすめ(私も一番はじめはこの辞典を使っていました)。ただ、隣にある『イタリア語動詞活用表』を本屋で探して開いてはいけません。イタリア語を勉強する気力を一瞬にしてなくす魔法の本です(笑)。
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by gosuiro | 2013-01-07 17:40 | 語学にまつわるお話 | Comments(7)
イタリア年始をお奨め曲とともに~♪
b0206901_23322636.jpg BUON ANNO!! TANTI AUGURI :-) というわけで、イタリア式の新年のご挨拶とともに……当ブログは抱負など明記しませんだってたぶん約束破るから(笑)。緩ーくゆるゆる続けていきます、何卒本年も宜しくお願い申し上げます。

 さて、日本は年始休暇を「三が日」といいますが、イタリアで正月気分が抜けるのは1月6日です。この日はエピファニア(Epifania 公現祭)といい、簡単に言えばキリスト教新約聖書での東方三博士がイエスの元にたどり着いた日にあたります。ナターレ(クリスマス)時期に各教会でかならずプレゼーピオという「東方三博士がイエスの元にたどり着いた」シーンのモニュメントが飾られるのですが、その場面が実際に起こった日が1月6日というわけです。

 プレゼーピオはイタリアの12月の風物詩で、この時期に各教会の趣向を凝らしたプレゼーピオをめぐるのは本当に楽しいです(たとえば、写真2枚目みたいな感じ。大きさも教会によります。一番大きいのはおそらく写真1枚目のヴァチカンでしょうね……)。そして、このプレゼーピオが飾られるのはおよそ1月6日まで(飾りはじめるのは12月上旬が多いかも)。
b0206901_23323649.jpg ちなみにイタリアでは、長いことクリスマスにサンタさんからプレゼントをもらう習慣はありませんでした。その代わり、エピファニアの日にベファーナという魔法使いのおばあさんからお菓子をもらいます。イタリアは元祖キリスト教の国なはずなのですが、世界のスタンダードとちょっと違っていますね……どこで変わったんだろう。今度余裕があったら調べてみようかな(死者の日とハロウィンも慣習が違って不思議なんですよねー)。

 1月6日を過ぎると、イタリアも冬のバーゲン(サルディ)の季節になります。つまり、クリスマス前日から1月6日まで、イタリアという国はあまり観光に向きません。皆けっこう平気で店を閉めています(笑)。あと、イタリア旅行におすすめできない日は、パスクア(復活祭)の前後ですね。2013年は3月31日です(復活祭は移動祝日のため)。復活祭は店が閉まるというより、欧米で前後一週間ゴールデンウィークのようなロング休暇となるので、観光地にものすごい観光客が多いんです。ゆっくり観光したいのであれば、春の復活祭シーズンははずすのがおすすめです。

 さて、ここ最近の当ブログは外国語の学び方の話が続いているので、今回も少しだけ語学におすすめできるものを紹介します。
b0206901_23325149.jpg 語学で重要なのは、読み書きとともに会話ですね。哲学でいうところの、エクリチュールとパロール(仏語。エクリチュール=書き言葉、パロール=話し言葉)なのですが……生活する上では、パロールのほうが重要です。ということで、リスニング対策は必須。一番よろしいのは、習いたい言語をネイティブで使用している人と延々会話することなのですが、そんな出会いも余裕もない、実はやる気もあまりでない(でも外国語は習得してみたい)という場合は……私的には歌がおすすめです。

 興味のある洋楽の歌詞を聴いて書き取りして、和訳する練習ですね。特に英語の場合は学生時代に少し文法や単語を学んでいるので取り掛かりやすいですよ。私の弟さん(彼はある程度英語が話せる)も、中学生のときは英語の自主勉強でこの方法を活用していましたし、私もイタリア語で似たようなことをしていました。

 というのも、一人のひとの声で延々と発音や話し方を学ぶよりも、いろんな人の話し方や言い回しを聞いていたほうがリスニングは上達するんです(声質や話しぶり、言い回しにはひとそれぞれ癖があるため、多くのひとの話し方を耳に慣れさせたほうがいい)。ただ人と出会うにも限界があるので、私はわかりやすい歌詞をうたう歌手の曲を聴いていました。あとは、テレビも口の動きもよくわかるからいいのですが、……聞き取りの練習をするにはレベルが高いかも(曲ならば何度でも聴けるし、韻を踏むので耳に単語が伝わりやすいと思う)。
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 私が好きなイタリア語の歌手は、マリカ・アヤネ(Malika Ayane)さんです。日本人の名前で見事に通用するネームですが、れっきとしたイタリア人です。彼女はすごく歌詞が聞き取りやすく、歌詞もすごく好きなので和訳したくなるんです(言い回しがけっこう詞的です)。イタリアの曲は有名なカンツォーネ(オーソレミオとか)やオペラが有名ですが、こういう近年の若いアーティストもけっこういいですよ。というか、私はマリカ・アヤネが大好きで広めたいだけです(笑)。

 マリカさんのCDは日本で売られていないようですが、You tubeという便利なものがありますので、下記にリンクを張っておきます。お暇があれば是非視聴してみてください。私はこのひとの歌のおかげで、一時すっかり嫌気が差していたイタリア語を「美しい言語だなあ」と見直して、また学ぶようになりましたとさ(苦笑)。

◇Malika Ayane - Come Foglie (私の一番おすすめの曲です)
 リンク→【 http://www.youtube.com/watch?v=3LgBfE-u9XY 】
◇Malika Ayane - Perfetta
 リンク→【 http://www.youtube.com/watch?v=iy6qaLyI61w 】
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by gosuiro | 2013-01-02 23:48 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)