人気ブログランキング | 話題のタグを見る
欧州的、脱帽なパッケージセンスを楽しんでみる
欧州的、脱帽なパッケージセンスを楽しんでみる_b0206901_839635.jpg 普段の買い物や土産探しとしてよくスーパーをめぐります。イタリアに限らず、海外に旅行した際はかならずスーパーに寄るようにしています。スーパーってその土地の生活習慣をあらわしていると思うからです(……でもよく考えたら、日本でもよくスーパーマーケットめぐりよくしてたや私。元々好きなのか。)

 さて、その中で、今在住のローマでお気に入りなのが、オーガニック系のスーパーマーケット。数は少ないですが、たまたま借りている家の近くにあったので重宝しています。ヘルシー志向、お肉が食べられない・または食べない人向け、牛乳やグルテンのアレルギーを持っている人向けなどの商品がたくさん揃っている場所です。

 全体的にほんの少し割高なんですが、普通のスーパーのアレルギー向け商品棚よりも種類が多く、そして安全な品質で、品によっては案外安く手にはいることがあります。それに、日本食がベジタリアン向けとして揃っているんですね。値段はかなり高いですがないよりはましです(ローマの場合、中央駅であるテルミニ駅近くに中国人街があり、そこで日本食は安価である程度揃えられます)。

 なにより、ここで売られている豆腐が安めでおいしいんです。250gで2ユーロ切るのはローマでもお手ごろなほうだと思います。それでも食べたくなるのがお豆腐というもの。しかし、ローマの豆腐は全体的に超かたいのです。木綿の3倍くらいかたい。沖縄の島豆腐よりもかたいかもしれません。

欧州的、脱帽なパッケージセンスを楽しんでみる_b0206901_840821.jpg 私は島豆腐が好きなので、ローマの豆腐は好物です。炒め物に使っても崩れないので、ごーやーちゃんぷるー的な炒め物も簡単にできるのです。しかも、ローマはゴーヤー手にはいるんですよね。マリナがある日「これ、シチリアの野菜よ~」と見せてきたのに驚いた記憶があります。

 イタリア的に、お豆腐の立ち位置は『植物性チーズ』なのかなと勝手に思っています。だから、あれだけかたいのかなー……たぶんフレッシュチーズの仲間に近いのでしょう。たぶん。しかしながら、カロリーは断然豆腐のほうが低いです。日本は本当にヘルシーな食べ物がたくさんあると思います。私、ダイエットを考えて結局日本食生活です。(マリナたちと食事のときは、大抵どっぷりイタリア食でオリーブオイルとパンにまみれています。)

 話を写真に戻します。トップクラスのヘルシー食として人気のある日本食。当然日本茶やその他もいろいろ人気があります。そ し て、たまにおかしい日本語にであいます。これがすっごいハイセンスで、見つけるたびにテンションがあがるんですよ!

 だって、 『マイルドで刺激的な煎茶』 に、 『無茶の無は、無限の無』 ですよ!

欧州的、脱帽なパッケージセンスを楽しんでみる_b0206901_8441623.jpg 誰がコレ考えたの……脱帽するしかないこのセンス。このフレーズを考えた人はすごいです。今年の流行語大賞決定です。日本語の奥深さを感じました。本当に、コレ日本人が考えたフレーズではないと思うんですが……また、パッケージをよく見たところイタリアでつくられたものではなく、ドイツとかフランスあたりだった気がします。つまり、欧州各地でこれらは売られているということですね。誰も突っ込まないのかなこの日本語。(笑)

 ちなみに、日本にはない「無茶」というお茶は、ハーブなどもブレンドした独自のお茶のようでした。何か飲んだら無我の境地あたりにいけるのかしら。

 でも、一番好きなのはラストの写真。その名も、『Yoshiko』。抹茶の飴だそうです。なぜにヨシコ。

 私これレジ前で見つけたとき、笑いをおさえるのに必死で完全に怪しい日本人になっていました。よしこ宇宙へ、のコマが浮かんだんです。まさるさん的ツボでした。Yoshikoはボスキャラレベルです。

 ちなみに、すべて購入しておりません! だって高かったし、味が得体知れなかったんだもん!

 また日本人として、これ以上このセンス(特に味)に脱帽したくなかったんであります。欧州の人の、日本食の使い方ってなんでもありだし……日本茶とハーブティのブレンドとかあたり前だし、日本茶に砂糖とかハチミツいれちゃうし……しかも最近、その味に慣れてきてしまった私です……。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2010-11-05 08:56 | イタリア的雑記 | Comments(2)
Commented by milletti_naoko at 2013-06-25 16:31
ローマの日本食の記事から、こちらの記事も拝読しました。日本なら、お茶の謳い文句としては思いも及ばないような言葉が使われていて、おもしろいですね。「無茶の無は無限の無」も、漢字から言うと確かにそうですが、禅問答のようにその心を考えようとすると世界が(変な方向に?)広がって楽しそうです。よしこさんというと、わたしは魔法使いサリーのよしこちゃんを思い出してしまいますが、命名した人にとって、懐かしい名前だったのでしょうか。ペルジーナには、もう長い間売られている、女性名をつけた飴というかキャラメル(Rossana)があるので、それで、日本語の飴には日本人女性の名前をつけようと思いついたのかもしれませんね。

わたしも、日本食品探しに限らず、よくbiologicoの店を訪ねたり、食品を買ったりするのですが、Narutasiって、調べてみたら、ペルージャにもありました。すでに知っている、健康によい食品や東洋の食品を扱う2店に比べて、品揃えがどんなふうか、何だか興味があります。豆腐が安くておいしいんですね! ペルージャにもあるかどうかわかりませんが、いつかのぞいてみたいと思います。
Commented by gosuiro at 2013-06-28 23:55
はじめまして、コメントありがとうございます。日本語を使用したパッケージやタイトルのセンスには目を見張るものがありますよね! 欧州人のフィルターを通すと日本の文化思想、言語はこんなふうに理解されるのか、と本当に勉強になります。Yoshikoは抹茶=日本の流れで……もしかしたらイタリア語的に響きがよかったのかしら(苦笑)。

biologicoの店はスローフードなイタリアらしく、たくさんあって(しかも品が豊富で)、日本もこうした感じのもの(特に加工食品)がんばってほしいなー思います。Narutasiは本当におすすめです! ペルージャにあるのでしたら、是非行ってみてくださいー。私はここの豆腐が一番安全だと思っています☆ 


<< ローマでの休日は、洗濯から シチリア周遊、がっつり「食・生... >>