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ローマでコピーをする場合、
ローマでコピーをする場合、_b0206901_1038567.jpg コンビニという便利なものがないローマでも(それ以前に、欧州にはまずないと思うのですが)、どうしてもコピーが必要になる場合はコピーをするお店に赴きます。語学学校に通っていれば、スタッフにお願いしてコピーすることはできるでしょうが、やってくれそうなものも限られているし……というわけで、活用せざるを得ないのがコピー屋さんです。

 日本を基準に考えればコピーひとつするのもローマでは面倒な仕事となりますが(日本は本当に便利な国です)、紙コピー専門の店はローマのいたるところに存在しています。こうしたお店の名前はFotocopisteria(フォトコピステリア)だったような気が……イタリア語でフォトコピア(Fotocopia)がコピー用紙の意味になるので、その文字を掲げた店を探せばコピーができます多分(てきとうでスイマセン……)。

 一枚目の写真のように、店の雰囲気は基本的に殺風景です。コピーがメインのお店ですから、他は必要ないのかもしれません(インテリアの良い店もあると思いますが、私の知っているところは殺風景な店内ばかりです)。原本のコピーは、大抵スタッフの手作業で行なわれます。私がコピー屋に行った限り、自分の手でコピーを行なうようなつくりのところは見たことがありません。

ローマでコピーをする場合、_b0206901_1045052.jpg そのため、まずコピーしてほしい内容をお店の人に言う必要があります。たとえば「この本の見開きページ一枚」「この紙のコピー二枚」などといった感じです。この時点でイタリア語が必須だと思われますので、旅行者にはあまり適さない場所かもしれません……旅行の際は、事前に日本でコピー、またはホテルにお願いするのがベストです(苦笑)。

 さて、このコピーは一枚から可能で、金額も一枚10セントから20セント程度。日本でコピーするのよりは少し高いかもしれません。また白黒印刷の他にカラーもしてくれるようです(値段は知りません)。料金も掲げていないところが多いので、一枚いくらか尋ねるところからはじめなければいけません。

 印刷の具合は、その店に置いてある機種によって変わります。新しいコピー機に会えたらラッキーです。要はコピーできていれば問題ないということです(ローマという街に完璧さを求めてはいけない)。ただし、彼らはコピーする場合に、本当にそのままコピーしてくれます。ホッチキス付きならホッチキスまで留めてくれるし、原本が両面印刷ならそのとおりしてくれる。そこまでする必要ないと言えば、そのように融通利かせてくれるかもしれませんが、こうした単純作業の臨機応変に強くないお国柄だからな……。何事も日本を基準にしてはいけません。

ローマでコピーをする場合、_b0206901_1049575.jpg 二枚目写真のように、私もはじめは店の人にわざわざ頼むことに抵抗があったのですが(しかも半数のスタッフが無愛想に行なうため、妙にハラハラする)、今は使い勝手も思いのほか悪くないし、案外きっちりコピーしてくれるので、気楽に使っています。日本のコンビニの使い勝手には劣りますけど……ローマにコンビニなんてつくったら、コピー機はすぐ盗まれそうだし(苦笑)。この方法が一番なのかしら。

 コピー屋さんはお店の人にコピーをお願いしなければならないため、英語が通じるところがあるのか謎なんですが……イタリア語に慣れる良い勉強の場所になります。イタリアは窓口が機械でなく人であることが多い気がします(そして対人のほうが、失敗も少ない気がするのです……無人機は壊れていることが多く融通が利かないことも多いので)。

 そうした感じで……最近のローマは復活祭(パスクア)に向けて街も彩りが少し華やかになっています。今年はイタリア統一150周年ということもあって、国旗を掲げた家や赤・白・緑の三種で店をコーディネイトしているところもあったり……スーパーや食べ物やさんはパスクアに必須のお菓子を飾っています。三枚目の写真は、卵型の包みを連ねたものがザ・パスクアという感じだったので撮りました。この中身はチョコレート。復活祭といえば、卵なのです。

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by gosuiro | 2011-04-14 10:57 | イタリア的雑記 | Comments(0)


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