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ローマにある泉(噴水)をめぐって
ローマにある泉(噴水)をめぐって_b0206901_1385017.jpg イタリア語で、Fontana(フォンターナ)とは「泉」のこと。前回、ローマ郊外の町ティヴォリのエステ家の別荘(世界遺産です。記事はコチラへ)の庭園に、たくさんの芸術性に富む噴水がある話をしましたが、芸術的な泉ならばローマ中心部も負けていません。たくさんの泉があちらこちらにあります。

 その代表が、写真一枚目のトレヴィの泉(Fontana di Trevi)。ここは、朝のすがすがしい時間(太陽の差し加減が良い)、そして夜のライトアップしているときが最も素敵です。それ以外の時間帯は超有名なだけあって超観光客が多い。そして、スリされやすいスポットです(苦笑)。札幌の時計台並に建物に囲まれていらっしゃる泉ですので、私は毎度見つけるのに時間をかけてしまう……路地が入り組んでいるんですよこのあたり。

 トレヴィの泉がローマ中心部で一番規模が大きい芸術系の泉といえるでしょう。他に気軽に観に行ける大きい泉は、スペイン広場の階段前にあるバルカッチャ(舟)の泉、パンテオン前やポポロ広場の泉など。
ローマにある泉(噴水)をめぐって_b0206901_1392354.jpg あとは、写真の二枚目のナヴォーナ広場の左にある、四大河の噴水(Fontana dei Quattro Fiumi)が有名です。人が多いのと、変な塔みたいな棒みたいなものが目立つせいで噴水だと思われないものですが、サン・ピエトロ広場の設計をしたベルニーニのとても有名な作品です。

 ちなみに、変な巨大棒みたいなものは噴水の彫刻とは別で、オベリスク(obelisk)という歴史的な記念碑です。単純には古代エジプト時代からつくられるようになったモニュメントですが、石碑には物語や歴史などが文字や絵で描かれています。ローマが隆盛を極めた頃に、エジプトから持ってきたものですね。

 この古代につくられたオベリスク、ローマに13本点在しています。オベリスク13本見に行く! という、スタンプラリー的な観光するのもありだと思います。

 さて、水モノの話に戻して……ローマは周辺の町もあわせてとても水の豊富なところです。古代ローマ帝国が繁栄したのは、水の豊かさにあったことは間違いないでしょう。古代に整備された水路はいまだに使われているという話です。
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 そして、写真三枚目! この道の横にあるミニポストのかたちをして、水が流れている水道口。公共の水飲み場です。ローマ中心部のあちらこちらで見ることができるものです。これのすごいところは、蛇口がなくて常時流しっぱなし(笑)。

 ローマでは、一応一般の蛇口から流れる水が飲めます。この流しっぱなしの水飲み場も例外なく飲めます。ただし、水を引いている地区によって味は変わるようで……そして、かなりの硬水です。

 ちなみにマリナの家がある地区は、本人いわく水のおいしいところで、私に再三「ペットボトルの水なんて買わないで水道水飲みなさい! ローマは水道水もおいしいんだから!」と語っていたという。まあ確かに日本には比べられないけど、まずくはないかな……でも炭酸水はペットボトルで買わないと手にはいらないから(苦笑)。イタリア住んで、炭酸水のおいしさに目覚めました。整腸に天然の炭酸は抜群です。

ローマにある泉(噴水)をめぐって_b0206901_1394118.jpg 天然の炭酸と書きましたが……ローマにも天然の炭酸水が汲めるところがあります(そのときの話は、コチラ)。そして日本にもあることを知りました。九州の竹田市あたりだったと思います。車を走らせていたときに、炭酸水汲めるところを発見したので、詳しい場所は定かではないけど(苦笑)。当然のように誰もいなかったですけどね……炭酸水って慣れるとすごくおいしいんですけどねえ。

 (でも苦手な気持ちもわかります……私もはじめは大嫌いだったんですが、オリーヴ油とトルタとチーズといろいろコテコテなイタリア料理を食べ続けていたら、炭酸水って喉と胃がすっきりする! ということを知ってしまいまして、そのままハマりました。イタリア料理に炭酸水は合う)。

 四枚目の写真は大きなすり鉢状の器に水がきれいに満たされた泉。名前は忘れた(調べろよ!)。実は奥に私が写っております……あまり目を凝らしてみないでください(笑)。撮影者はマリナさんです。最後に私の好きな泉ですが、ゲットー(ユダヤ人街にある)亀の泉ですよーっと(写真は前に紹介したもので、コチラへ)。

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by gosuiro | 2012-05-03 13:23 | イタリア的雑記 | Comments(0)


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