人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ガウディ建築を観に、バルセロナへ!02
ガウディ建築を観に、バルセロナへ!02_b0206901_025630.jpg 前回はバルセロナのサグラダ・ファミリアとカサ・バトリョだけを熱く紹介いたしました(記事はコチラ)。バルセロナの雰囲気とかすっかり書くのを忘れていましたので(笑)、今回はその点をふくめて……。

 バルセロナはローマから飛行機で二時間前後だったと思います。地中海を横断して行く感じですね。格安航空をうまく利用できれば、片道5000円くらいで行けるはずで、バルセロナ空港から中心部までは30分もかかりません。国鉄やバスもありますが荷物が多いならタクシーでさくっと行くのがおすすめ(私もそうしました)。

 バスでもタクシーでも、中心部のカタルーニャ広場(Pl de Catalunya)を基点にすると楽です。特にサグラダ・ファミリアとカサ・バトリョ、カサ・ミラ、グエル邸など主要観光スポットはカタルーニャ広場の半径二キロ以内くらいのところにあります。

 カタルーニャ広場から海岸沿いに抜けるランブラス通り(Ramblas)は広い通りなので、ここなら夜歩いても危険は少ないかも……でも土地勘ない限り無闇に夜うろうろしないほうが賢明です(ローマもそれは同じ)。でも、バルセロナの中心部はローマより猥雑な感じはなく、すっきりしていて居やすかったです。住んでいる人も比較的人当たりよく親切でしたし!
ガウディ建築を観に、バルセロナへ!02_b0206901_032737.jpg
 あとランブラス通りの小ネタですが、私が旅行した当時はキオスク的な(イタリア語でエディコラ La edicola)店が何店もあって、そこには海賊版とエロスな雑誌やDVDが大量に売られていました。るろうに剣心海賊版とかゲイのDVDとかドーンと陳列されていて眺めるのに飽きなかった(笑)。当然ながら購入はおすすめできません(今はちゃんと規制されていると思いますけど)。

 さて、話は写真のほうに向かいます。今回の写真は全部グエル公園です。なにを隠そう、無料でじっくり観られる開放的なガウディ建築物!

 1枚目はグエル公園出入り口。人が多すぎる上に、デザインがファンシーすぎてまるでテーマパークのようです。地下鉄駅からちょっと離れているのでけっこう歩いて坂を登った記憶があります。

 2枚目は、1枚目から階段を登ってより近づいたところ……グエル公園のシンボルですね。うちの弟、なんてグッドタイミングでかわいい金髪の娘を写したんだ……いい仕事をしているわ(笑)。弟がバルセロナを訪問したのは七月下旬のちょうどバカンスシーズンだったので、どの観光スポットも異常なくらい観光客がいたようです。
ガウディ建築を観に、バルセロナへ!02_b0206901_041836.jpg
 ちなみに、私が訪れたのは正月明けだったので、本当にバルセロナの街は静かで快適でした。ガウディ建築を観に来る人なんてわずかで、ほぼ独占状態(カサ・バトリョは私たちしかいなかったくらい)。グエル公園を訪れたときは、あまりに人がいなくて、これが本物なのか最初疑った(笑)。なので、弟の写真を見ると、夏はやっぱり人たくさん来るんだーバルセロナって観光都市なのかーとしみじみします。

 グエル公園で私が好きなところは、ガウディ建築もそうなのですが……海が見えるのが最高に素敵。高台にあるグエル公園はバルセロナの街を見渡せます。その様子が写真3枚目です。手前のタイルの組み合わせもセンス抜群。しかもベンチになっているので、座りこんで延々この世界観に浸れます。グエル公園は小高い山っぽい中腹にあって、頂上のほうも歩いていけます。天辺には石の大きい十字架が鎮座していて、そこから一望できるバルセロナは郷愁すら感じました。なんか昔住んでた広島市みたいで(笑)。海に面した街っていいですよねー。海っ子の私としては本当に安心する景色です。
ガウディ建築を観に、バルセロナへ!02_b0206901_0125517.jpg グエル公園について好きなポイントが他にもひとつ。写真4枚目の半屋内の天井です(この天井の上、屋上が写真3枚目の部分)。まるで神殿みたいなんですが、波打っているから海の中みたい。風が抜けると気持ちいいです。グエル公園の地区は住宅地で、元々グエル公園を着工した際も、居住区としての扱いだったようです。なので、公園内にはかわいい家も建っています。実際ガウディも住んでいたのかな(そこは有料だったはず)。バルセロナの街が良く観れるという意味では、グエル公園の立地は最高です。私が住みたい(笑)。

 さて、ガウディ建築を観てまわる際の方法ですが、グエル公園、サグラダ・ファミリアは地下鉄がよろしいです。地下鉄は五線くらいありますが、色分けさけています。サグラダ・ファミリア以外は、ほぼ3番の緑線(green line3)を使えば観に行けます。カサ・バトリョとカサ・ミラは徒歩10分くらいの位置で近いですし、カサ・バトリョはカタルーニャ広場から10分程度。サグラダ・ファミリアは5番の青線(blue line5)の駅前です。

 私が実際試した効率的なプランとしては、カタルーニャ広場徒歩でカサ・バトリョ→徒歩でカサ・ミラ→地下鉄でサグラダ・ファミリア→夕焼けの頃にグエル公園締め。いっそカタルーニャ広場からランブラス通りを散歩がてら海方面に下ってあるグエル邸→地下鉄でカサ・バトリョへ、以下同じ……みたいなのもお勧めです。三日間あれば郊外のガウディ建築観にいけると思います(特に日没の遅い夏)。
ガウディ建築を観に、バルセロナへ!02_b0206901_0132659.jpg
 あとは、ガウディ建築はカサ・ミラやグエル公園など主要なものだけが残っているのではなく、個人邸宅とか学校とか病院とか、けっこうなんでもあって、現在も普通に活用されています。それがガウディ建築のすごいところ。

 その中で私が一番好きなのは、サグラダ・ファミリア近くにあるサンタ・クレウ・イ・サン・パウ病院( Hospital de la Santa Creu i Sant Pau。またの名をリュイス・ドメネク・イ・モンタネール Lluis Domenech i Montaner)です。広い敷地の病院ですが、科ごとに小人の三角帽子の家みたいな建物が集まっていて、ここはどこのディズニーランドですか? と、思いました。まったく病院に見えないファンシーなつくりで胸がキュンとしました(笑)。病院も、これくらいかわいいつくりだったら、入院中も気が晴れるし安心感を得られるのではないか……と、病院建築の脱構築をさせられました。あの病院をそっと観に行くのはお勧めです。ただ地元の人が普通に通っているので、注意が必要です(なんせ病院なので)。

 そんな感じで、いろんなところにさりげなくガウディ建築があるのがバルセロナ。散策して見つけていくのもまた一興なのであります。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2012-10-28 00:37 | ⑥スペイン旅行記 | Comments(0)


<< バルセロナ旅行もラストなので…... ガウディ建築を観に、バルセロナ... >>