イタリア語での地図の読み方
b0206901_13112623.jpg 外国へ旅行していて、一番わかりにくいのは居場所のとらえ方と地図の読み方だと思います。旅行雑誌では日本語表記の地図が載っていますが、現地に行けば日本語なんてひとっつも書かれていないので、脳内で通りの名前をイタリア語→日本語→イタリア語へ変換しなければなりません。私もイタリアへ最初に旅行したときは、日本語表記に頼りきっていましたが、今はカタカナに頼らず地図を読んでいます。

 というわけで、今回はカタカナ(日本語表記)に頼らないイタリア語での地図の読み方です。

 特に現地で地図を得たほうが確実だったり、気になる店の住所は日本の雑誌でもイタリア語で書かれていたり、現地バスの路線の表記は間違いなくイタリア語だったりするので、素直にイタリア語で地図を読めるようになったほうが後々楽です(イタリア語の地図に慣れると、他国言語の地図にも慣れやすいです)。

 イタリア語の場合、おおよそローマ字そのままの発音で読めばいいですし、……あと日本語表記のイタリアの地図って真っ直ぐイタリア語をカタカナにしているのではなく、英語表記を(わざと)採用している地図もあるんです。これが大混乱の元なんですよね。
b0206901_1312139.jpg 極端な例はシチリア島を、シシリー島と英語風に読ませるなど。ローマも Roma がイタリア表記で、英語表記だと Rome です。これが混在する地図だと最悪です。旅行雑誌つくるのもいいけど、編集側も責任もって言語について学んでほしいと心から思うときがある(苦笑)。 

 さて、イタリアでは、どんなへっぽこな道にも(私道以外で)名前がついています。そして、建物には番地のような数字がついています。実は欧州のほうが、地図と実際の道が連動しているんですね。わかりやすいんです。

 例として、以前紹介したことのある美味しいカルボナーラのお店「ロショオーリ RoscioLi 」の行き方を地図を用いて説明します。まず、写真2枚目の地図。これはイタリア語のみの地図になります。(ちなみに RoscioLi の料理などのお話リンクは、コチラ。)

 RoscioLi の住所は、Via dei Giubbonari 21-22。「 Giubbonari 」は「ジュッボナーリ」くらいの読み方で大丈夫。「 via dei 」も「道の」という意味なので気にしなくて大丈夫です。なので、地図で見るときは「 Giubbonari 」を探すこと(土地勘がない場合は特に、インターネットのマップを活用するのが無難です)。
b0206901_13122440.jpg 地図の中央右、線が引っ張られているところが Via dei Giubbonari 。朝市とブルーノ像で有名なカンポ・デ・フィオーリ Piazza Campo de Fiori に通じる細めの路地です(このPiazzaも地図で探せるかな?)。この道は左下のテベレ川 Tevere と、上部に走る大通りのヴィットーリオ・エマヌエーレ二世通り Corso Vittorio EmanueleⅡ にはさまれています(川と大通りは観光の際、重要なポイントになるはず)。実際に行って見つけやすい食事やさんです。

 イタリアの地図の特徴としては、番地が書かれていないこと。どんなに細かい地図でも、基本は書かれていないです(書かれていたらだいぶ親切です)。ただ、通りにはきちんと番号が振られているので、地図に番地が明記されていなくても目的地は探せます。

 RoscioLi の住所に戻りましょう。「 Giubbonari 」という道にあって、番地は末尾に書かれた「 21-22 」。この場合、21と22の建物にまたがって店がある意味です。密集した街での番号は、番地というより建物の番号という扱いに近いかも。

 つまりこの通りに沿って「21、22」の番号を探せばいいわけです。それが、写真3枚目。この出入り口の写真に「21」と「22」の数字が刻まれていますが、わかるでしょうか。すぐわかったひとはもうイタリア旅行ばっちりです(笑)。
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 上部の壁に、数字のタイルがしっかり刻まれています。ここが Via dei Giubbonari の 21と22、RoscioLi 店前。案外簡単です。通りを探すときも番地タイルと同じように、曲がり角の建物に通り名の明記されたタイルやプレートが埋め込まれていたり、大通りだと標識が立っているので確認しやすいです(建物に記載されている場合は目線より上のことが多い)。

 これは実際ローマなど、現地に行って何度か試したほうがいいと思いますが……これに慣れてくると、日本の地図と住所(現地表記)って本当に不親切だと思いますよ。しかもローマ字もないし(漢字なんて欧州人に基本わからない)。外国から来た観光客の皆さんって、どうやって日本地図を見て目的地に辿り着くんだろうといつも不思議に思います。これグローバル化というか五輪に向けた日本の課題だと思うので偉い人がんばって(苦笑)。

 今回は漠然と地図の読み方だったので、次回はもっと基礎で頭を使う部分、「道にまつわる伊単語」と「道の尋ね方」について。あんまり情報量が多いと(特に言語学習は)疲れてしまうので、一旦区切りますです(最後に1枚目写真の大通りは、Via dei Fori Imperali で、Vittrianoそば。ラスト写真は地方都市の路地)。
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by gosuiro | 2014-05-06 13:34 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)


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