イタリア語での、場所・道を尋ねる表現
b0206901_2325444.jpg イタリア語の「道」にまつわる、「目的地への道のりの尋ね方」と、それにまつわる単語のお話最終回(たぶん)。だいぶ難しい内容になってきましたが、わかりやすく説明していきたい所存でございます。

 さて、イタリア語の場所を尋ねる表現ですが、シンプルにふたつの構文を紹介。今回の目的地に活用するリストランテは『 サイード(SAID) 』です。ローマでチョコレートが一番おいしいカフェレストランです(店内の詳しい紹介はコチラ)。

 サイードは、イタリア語にすると『 ll ristorante "SAID" 』になります。最初の「 il 」というのは必ず要する定冠詞( Ristorante は男性名詞なので、男性定冠詞を活用。銀行を意味する Banca なら女性定冠詞の「 la 」か前につく)。定冠詞の話になると、がっつり文法の話になるので今回は割愛。

 それで、一番覚えておいてほしい「場所を尋ねる」表現は下記、下線のついている文です。

 ◎ Dov'e' il ristorante SAID ?
b0206901_2326126.jpg 「ドベ・イル・リストランテ・サイード?」=「レストラン・サイードはどこにありますか?」です。この Dove は、英語の Where に相当します。「 e' 」はイタリア語のbe動詞の三人称単数の変化形。「 ' 」がDov のところにつくのは……ややこしいけど知りたい?(苦笑)。

 イタリア語は音の響きを大切にするところがあり、同じ母音が続くときは省略することが多いんです。ちなみに本来は「 Dove e' 」なんですが、「ドベ・エ」なんて響きは美しくないので、「 Dov'e' 」の「ドベ」と省略されます。ちなみに、be動詞が複数になると「 sono 」になるので、複数の場所になれば省略なしで「 Dove sono 」になります。あまり使わないけど。

 構文としては、【 Dov'e' +定冠詞+場所 】でバッチリ通じます。

 実際に一番使われる場所の質問としては、【 Dov'e' il bangno? 】 (ドベ・イル・バンニョ?)です。和訳は「トイレはどこですか?」。これはバールなどでめっちゃくちゃ使われるので、絶対に覚えておいたほうがいいです。ここ実地試験にマジで出ますからね!(笑)
b0206901_23262257.jpg もうひとつ、私が個人的に好きな言い回しの構文は下記(下線部)です。

 ◎ Vorrei andare al ristorante SAID ?

 「ヴォレーイ・アンダーレ・アル・リストランテ・サイード?」=「レストラン・サイードに行きたいんですが…」です。発音として、Vorrei は超巻き舌です。私の大好きな巻き舌系♪

 Vorrei はイタリア特有の動詞(文法説明は割愛)で、意味は「~したいんだけど」というやんわり表現です。 Andare は「行く」という意味。「 al 」は前置詞「 a 」+定冠詞「 il 」を合体させたやつ。つまり、構文としては【 Vorrei andare a +定冠詞+場所 】になります。

 Andare という動詞は本当によく使われます。 『 Andiamo!! (アンディアーモ!)』くらいは聞いたことがあると思いますが、これは Andare の一人称複数の変化形で「私たちで行きましょう!(私たち一緒に行こう!)」という意味です。……そろそろわかっていただけたかと思いますが、イタリアの動詞は時制や条件によって気が狂っていると思えるくらい変化しまくります。1単語64変化とかあった気がする。それをイタリアに住んでから知って、眩暈を覚えた記憶がある。でも結局どんな言語も慣れです慣れ(苦笑)。
b0206901_23504337.jpg
 訊いたときに返ってくる言葉への対応ですが、AndareやGirareの変化形を使われながら、「真っ直ぐ行って、左に曲がる」とか言われるだけなので、そのあたりの単語を覚えていればなんとかなります。左右、前方後方、角、とか前回書いた単語が返答に使われると思います。パズルみたいなもんですよ。(私自身教えるのに限界がやってまいりました。)あと、イタリア人はボディーランゲージで道教えてくれるから(特にトイレあたり。笑)。

 覚えて損のない表現は、【 Dov'e' +定冠詞+場所 】(トイレは→ Dov'e' il bangno? )。あと小ワザとして活用できる一言もついでに覚えていってくださいませ。【 Permesso (ペルメッソ)】という一言です。これは「ちょっとここ通ります、通してください」の意味。混雑している通路を上手に通り抜けるときに、ペルメッソを言い続けながら人ごみを突っ込んで地下鉄に乗り込む朝。案外、日本の通勤と変わらない(苦笑)。

 ……それでは、せめてもの、ということで、また必要そうな単語を、最後下記に載せておきます。ちなみにマークは区別です。◆は動詞(+現在形の変化、順に一人称単数・二人称単数・三人称単数・一人称複数・二人称複数・三人称複数)、☆は名詞、◇は副詞、★は形容詞です。
b0206901_23371219.jpg
◆Andare …「行く」 Vado・Vai・Va・Andiamo・Andate・Vanno
◆Girare …「曲がる」 Giro・Giri・Gira・Giriamo・Girate・Girano
◆Attraversare …「横切る」 Attraverso・Attraversi・Attraversa・Attraversiamo・Attraversate・Attraversano

☆Destra …「左」
☆Sinistra …「右」
☆Fronte …「正面」
☆Qui …「ここ」
☆Angolo …「角」
☆Scala …「階段」
◇Davanti …「前方に」( Avanti という大変よく似た性質の単語もある)
◇Dietro …「後ろに」
★Vicino …「近く」
★Lontano …「遠く」
★Dritto …「まっすぐ」
[PR]

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ   ☆★☆ブログランキング・WEB拍手に参加中です。ポチッとご協力お願い申し上げます☆★☆
by gosuiro | 2014-06-05 23:43 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)


<< ボルゲーゼと小説更新 天空の町チヴィタと小説更新のお知らせ >>