ローマの語学学校を選ぶまえに
b0206901_236682.jpg イタリア語についてずるずると話していたので、ここらで実際に私が語学学校を選んだ方法と結果や、学校を通うおすすめの季節とか傾向とか、肌で感じたことをおおまかに書いてみます。ちょっとした選ぶヒントになれば幸いです。

 個人の海外留学は「私立の語学学校」の入学が真っ先にルートとしてでてくると思います。大学に通うもありだけど……でも、イタリアの場合は日本の外語大に通う学生さんでも、留学先にあえて語学学校を活用する子がいるみたいだから、やっぱり導入は語学学校が一番なのかな(ビザ取りやすいし)。その私立の語学学校も、それぞれ個性があります。たとえば、そこそこ高いけれどそれなりの授業はするところ。短期留学者が多くて入れ替わりが激しいところ。宿泊の受け入れ先も斡旋してくれるところ。授業料が安く、授業も規定ギリギリくらいしかないところ(自主性に任せるみたいな)とかいろいろです。

 私も語学学校を選ぶときは、どこが良くてどこがいいのか日本で散々悩みました(情報源は主にネット)。国の手が入った日本・イタリア交流館の現地語学学校のフェスタがあるなら是非行ったほうがいいと思います(私も九段下のところでやっていたフェスタは行った。そして、授業料を割引してくれるクーポンとかたくさんもらってきた。笑)。

 で、いざ悩ましい学校選びの段階をクリアして、現地に住んでみて結論づけると……こればっかりは、本当に個人の相性と目的の違いによって変わるので、学校の良し悪しはわかりませんでした。これからローマの留学先を選ぶ方すいません(苦笑)。本当に、いろんな留学の仕方があって、いろんな日本人がいるんだなーと現地で思いましたから。

 おおまかな印象として、一~二週間おきにクラス替えがあるタイプの語学学校は、バカンスや復活祭の時期になると欧米、南米あたりから大量の短期留学者たちがやってきます。特に3月~4月、7月~8月あたりで入門クラスから入るのはちょっとおすすめできないかも。なんせ、クラスの定員ギリギリまで生徒がはいるので、授業もてんやわんやになるし、主張するアメリカ人やドイツ人だらけの初歩クラスになっちゃうと日本人は基本空気になります(最初からハイレベルなクラスに入れる場合は別)。すると、その週間の授業が意味のないものになる可能性は高く、本当に授業料がもったいないです。英語が話せるなら、他国の短期留学者と仲良くなれるので楽しいですけどね。イタリア語を使わないなら受講する意味はないよね(苦笑)。
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 語学学校には在住・職探しをするために言語取得をがんばるひとや、進学(大学や料理学校など)の前段階で学んでいるひともいれば(主に長期)、旅行感覚でついでに語学も勉強するという気軽なスタイルの外国人も多いんです。外国の休暇は一週間以上がざらだし、学生も長期休みを利用して気軽に他国の文化と語学を学びに短期留学してくるし……クラスも個人のレベルによって毎回かわるから(特別クラスでないかぎり)メンツも二週に一度や月一度で様変わりすることがほとんどです。

 長期で受講している人は、秋から冬にしっかり学んでいる印象が強かったかな。なので、個人的には長期で留学を考えているならバカンスの時期以降にしたほうがいいように思います。冬の閑散期だと、少人数授業になるのでいいですよ。私の場合は、一番少なくて生徒四人の授業だったかな。かなりよかったです。

 で、ここからが本音。語学学校は、八ヶ月目くらいから正直飽きます(苦笑)。なんでこんなに長く在籍するようにしちゃったんだろうって少し後悔したくらい……元々アルファベット言語が嫌いな私は最終的に学校をサボるようになりました(笑)。語学勉強って眠いだけだし(高校・大学時代も英語の授業はサボりの常連でした)、もはや語学学校に行く時間すらもったいなくなっちゃったんですよね。それよりもイタリア人で物知りの家主マリナちゃんと朝から晩まで家でおしゃべりしていたほうが有意義だよね、という感じで。

 本気でその国と接したいひとならば、語学学校は所詮腰掛けでしかないということです。語学学校は結局マニュアルどおりにしか学べないので、語学学校内で真に上達したいならよほど先生と心から友達になるか恋人になるかじゃないと、その先にある本当の扉は開けないかな。それならいっそ、語学学校から大学に移籍したほうがいいと思う。

 語学学校は言語習得の基礎としては大切ですが、それと平行してイタリア人コミュニティーに入っていく校外学習的な努力をしないと、なんの実もなく帰国することになるんじゃないか……と思っています。それが嫌なら、日本にいるときから事前に信頼できる現地のイタリア人の友達をつくっておくことです。今はインターネットがあるので、そういうことしやすいと思う。
b0206901_236511.jpg 私の場合は、イタリアに縁のないどころか、別に欧州に住めるならどこでもいいわの体で(イタリア語もほぼ無知のままで)行ったので、もう最初は不安でした。ただ、語学学校のコミュニティーだけで終わりたくないとは思っていたんです。永住するくらいの気持ちでないと来た意味がないと思っていて……それで自分なりに行動して、ある事情でたまたまマリナに出逢い……彼女が私の専属の先生になっちゃってたという(笑)。

 マリナとは元々家主と借り手の関係だったんですが、人種や年齢を超えてびっくりするくらい仲良くなり、彼女から毎日イタリア語のニュアンスをたくさん教わりました。語学学校に行かなくなったのも、マリナ先生が家にいたからです。マリナなら言語だけでなく、文化も風習も食も教えてくれるし、家=学校になっちゃったんですよね。私は珍しいラッキーな例かもしれませんが。ちなみに、今でもマリナとは仲良しですよ♪

 というわけで、大切なのは、語学学校で学ぶことよりも、その街で「このひとがいるから、私はイタリア語を話せるようになりたいんだ」と思える相手を、語学学校に通いながらできるだけ早くつくることです。いっそ恋人探しでもいいや。現地人の恋人つくったら言語習得早くなるよー、でも悪いひとにつかまったらダメよ(笑)。

 一方、帰国前提でイタリアの雰囲気を味わいたいとか語学だけきちっと勉強したいなら、語学学校はしっかり選んだほうがいいのかな。ちなみに、ちょっと授業料高めのところは、やってくる外国の短期留学生も、そこそこお金ある家庭やジャーナリストとかちょっとハイソな方が多めでした。値段なだけそういう方々が来るんだと思いましたよ。あ、ハネムーンに短期留学を選んできてた新婚カップルもいた。素敵でした。あと設備等はどこもどっこいどっこいだと思う。

 そんな感じです。要は語学学校がどうのというより、モチベーションがすべてなのかな……って、こんな〆ですいません(苦笑)。いずれ、私の渡航前からの思い出話を延々を書き記していこうと思いますのでどうぞお楽しみに。大変なことばっかりだったなあ、イタリア行って本当に心が強くなりました。はい。

(モデル地は、ローマ国立博物館アルテンプス宮 Museo Nazionale Romano Palazzo Altemps。マリナと私がローマで最も好きなMuseoです。)
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by gosuiro | 2014-06-20 23:28 | 語学にまつわるお話 | Comments(0)


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