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イタリアの夏におすすめは、グラニータ!
イタリアの夏におすすめは、グラニータ!_b0206901_11145145.jpg 夏のローマ観光の話題をさっくり更新していましたが(詳しくは、コチラと食事編コチラ)、その中でも別途にとっておいた一品、冷たくておいしい食べ物の紹介です。

 この名は、グラニータ。一枚目の写真にある氷菓です。

 イタリアでは、日本のかき氷的な役割を担うデザートになります。私の 大 好 物 ! 正直な話、ジェラートよりも好きです。イタリアに住んで私はグラニータに目覚めました。

 しかし、このグラニータは基本的にサマータイム(4月~10月)しか販売されない期間限定の氷菓になります(かき氷と同じ位置づけです)。イタリアも夏はものすっごい暑い日があるので、エアコンのない家に住むと、グラニータを食べて涼を呼ぶしかない、という状況が生まれるんですよね(スイカを食べるというのもありますが……イタリアの人もスイカは好きです)。

 イタリアならばジェラートで涼を呼ぶ、というのもいいんですが、夏の日中食べるとしつこい。ラテ(ミルク)を使うフレーバーが多いので、胃が重くなります。ラテなしのフルーツフレーバーなら、さっぱりしていておいしいですが……やっぱり私は氷がいい。グラニータは何度食べても飽きないんです。そしてたぶん低カロリー。

イタリアの夏におすすめは、グラニータ!_b0206901_11145423.jpg いろいろなバールやジェラート屋でグラニータを食べて、グラニータにも2種類あることを学びました。ひとつは写真のように氷を削ってシロップを浸したものです。かき氷が少し溶けた感じですが、氷の削り具合が荒いのでちょうど良い。もうひとつは日本でも馴染みのフローズンスムージー(コチラの六枚目に、参考写真があります)。

 後者のフローズンタイプは好きではありません。イタリアのバールでも、日本のものと同じような機械を使って、スムージーをぐるぐるまわしていますが……それなら日本にもある。下手すればフリードリンクのところにあって、日本なら安くいつでも食べられる(中身もほぼ同じ。業者から卸されているものでしょうね)。

 フローズンタイプでも、唯一例外は自家製です。人工甘味料・着色料をほとんど使わず、果物と水(と砂糖)だけでつくられた自家製フローズンスムージーは確かにおいしいです。どちらにせよ、自家製かどうか見極める必要があります。

 一方、私の好きなシャリシャリ感のあるグラニータは、少数派です。まず、第一にこの手のグラニータを販売している店を見つけることが難しい。

イタリアの夏におすすめは、グラニータ!_b0206901_11144817.jpg 私がイタリアで調査したところ、おそらく自家製ジェラートをつくっている頑固おやじの(そして店の構えはキレイではないところが多い)ジェラート屋さんに、夏期限定でかき氷タイプのグラニータが置かれているようです。手間がかかる氷菓なので、職人肌でなければつくらないんだと思う。当然、シロップも人工甘味料・着色料をほとんど使わない果物だけのグラニータにかぎります! そこは譲れない。

 というわけで、ローマで食べるグラニータはサルヴァトーレおじさんのところでしか食べませんでした。そのおじさんの店が写真二枚目。

 ローマ中心街からかなりはずれたところにありますが、ここのグラニータを食べるとジェラートがどうでもよくなります。それくらいおいしいです。日本の旅行本にも載っていたくらいみたいです(通いすぎて顔見知りになり、おじちゃんに宣伝された・笑)。

 ここのグラニータフレーバーは三枚目写真の通りいくつもあります。しかも、珍しいイチジク Fico や サボテンの実 Fico india(サボテンの実自体はイタリアでよく食べられている)、パッションフルーツ味もある! 全部果物からシロップをつくっています。おすすめは、その三種に桑の実 Moraとか……もう全部好きだ(笑)。

 カップは2ユーロから、2~3種選んでカップにいれてもらえます。味見もできます。あー食べたくなってきたー。おかげさまで私の人生歴代一位の絶品氷菓になりました。皆、ローマに行ったなら、住んでるなら、ここへ食べに行かないと損だ。いくら地下鉄の駅から遠くても、その味だけは保証する。

 最後に、このお店の住所などを明記いたします。

 ・ 「L' eatro del gelato da Salvatore」(サルヴァトーレおじさんのジャラート屋で地元で通じます)
  不定休ですが午後から夜遅くまで確実に営業している * Via Macedonia 62-64 Roma

 行き方は……ピアッツァ・ザマ(Piazza zama=ザマ広場)から鉄道橋をまっすぐ下った大通り沿いの右側。バスが一番わかりやすく、テルミニ中央駅から、360番Piazza zama行きのバスに乗って終点バス停目の前です。またはヴェネチア広場から628番でPiazza zama方面(カラッカラ浴場方面)で、Piazza zamaがわかりやすいかな。

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# by gosuiro | 2011-08-10 11:39 | 国内外の美味な食事処 | Comments(0)
南イタリア・アルベロベッロの小ネタ (プーリア編エッセイの補足です)
南イタリア・アルベロベッロの小ネタ (プーリア編エッセイの補足です)_b0206901_156930.jpg 8月になっても、こりずに先月UPしていた、弟と南東イタリア旅行へでかけたときのエッセイ(むしろ日記)のラスト「プーリア州+ナポリ編」の補足、其の2をこなすわけであります。長々話を引きずってすいませーん。(該当エッセイを拝読後に読むと、よりわかりやすいです。プーリア州+ナポリ編エッセイのリンクはコチラです。ついで、その補足其の1のバーリ旅行話はコチラ。)

 さて、今回は南イタリアの中でも、日本人的有名な観光地のアルベロベッロです! もう、現地着いた途端日本人がめっちゃいるわ、むしろ土産やさんが日本語カタコト使うわ、ほほえましいかぎりでしたフフフ……皆さま本当にこんな遠いところまでよく来ますよね……感服いたします。

 当日はマテーラからバーリ、バーリ観光後にアルベロベッロと列車移動したので、到着は夕方6時近かったかもしれません。アルベロベッロの観光スポットは、駅から少し歩いたところにあります。徒歩10分くらいだったかな? アルベロベッロにあるのは、白い壁にとんがり帽子のコンパクトな住居群、トゥルッリ Trulliです(Trulloで単数形)。とりあえず、観光はその住居群しかないです。これはマテーラと同じパターンですね……。
南イタリア・アルベロベッロの小ネタ (プーリア編エッセイの補足です)_b0206901_1562492.jpg アルベロベッロのトゥルッリ群があるのは、モンティ地区とアイア・ピッコラ地区になります。前者は観光化されていますが、後者はまだ普通に人が住んでいます。

 住居建築を楽しむ観光地なので、アルベロベッロもマテーラも、実際に伝統住居に泊まらないと、その土地の真の意味での観光は味わえないかも……という観光理念を持っている私は、そのままアイア・ピッコラ地区のトゥルッリに泊まりました。

 借りたトゥルッリの向かいは、本当に地元の人がトゥルッリで住んでいました(笑)。私が予約したところでは、トゥルッリを独立型コテージのように使え、貸しているトゥルッリも点在していたようです。まずは、受付をしている店舗に赴いて、鍵と借りるトゥルッリを案内してもらって、後は翌日のチェックアウトまで自由。

 さて、宿泊に借りたトゥルッリの内部を大公開です! 玄関を開けて、見えるのが二枚目の写真になります。二人用のものを借りたので、とてもコンパクトですが、ソファと食卓、冷房機、テレビなどの生活品が揃えられて、本当に住んでいるように過ごせるつくりになっていました。天井はさすがに低いですが、日本人ならば大丈夫だと思います(何を根拠に、という突っ込みはナシで……)。

南イタリア・アルベロベッロの小ネタ (プーリア編エッセイの補足です)_b0206901_1562165.jpg そして、食卓から右側のつくりが写真三枚目です。ベッドルームと、ミニキッチンがありました! そして冷蔵庫も!(普通海外のホテルではあまりお目にかからないものです。)食器や鍋もあり、これを発見したときは一泊のみの滞在を本当に悔やみました。キッチンがあれば、市場とスーパーで食材買って、野菜パーティも弟とできたのに……結局、果物やトマトを買って食べていましたが、見事住むように滞在したいという願いを叶えるトゥルッリのかたちでした。

 ちなみに、バスルームの食卓スペースの右奥に用意されています。湯船付のバスルームでしたが、ここはシャワーのお湯が20分しか流れません。それ以降は、また30分くらい待たないとお湯が出ないという状態です。夏に加え、それがあたりまえで生活している私なので(マリナんちも同じ仕組み)、全然気にならなかったですが、私の弟は見事に20分越して使い、水浴びになっていました(笑)。くれぐれも気をつけないとですね……でも伝統住居なので余裕の合格点です。

 この地での観光中こそいろいろありましたが(特に現地の人との交流がたくさんあった)、それを話しているといつまでも終わらないので、はしょってグルメの話に移ります。あ、明確な観光スポットとしては……教会くらい?(笑)。集落散策と土産屋めぐりで十分楽しいところです。
南イタリア・アルベロベッロの小ネタ (プーリア編エッセイの補足です)_b0206901_1562696.jpg さて、散策前の腹ごなしをしたのは、トゥルッリ集落のメイン広場にあったジェラート屋さん。たまたま見つけて、自分でつくっているところだとわかったので入店しました。ジェラートでも、企業メーカーなどから卸していることも多いです。自家製は、香料を使ってない天然素材ものにあたることもあり、格別おいしい! ピスタチオが、自家製かどうかわかりやすいフレーバーかもしれません(店の人に訊くのが一番ですが)。

 ここのピスタチオジェラート、細かい実がいっぱいはいってふんわりしてて、ものすごくおいしかったです! アルベロベッロに行くなら、あそこのジェラート屋はマストですね。ただ、従業員がものすごく愛想悪かったので、写真撮る気もなく……詳しい場所の説明は下記へどうぞ(弟が少しかわいそうな目にあっていました。英語わかるのか微妙……押しでいけばなんとかなります。イタリアなので)。

 そして、夜の食事はトゥルッリを改造したリストランテを選びました。夜の開店時間すぐに入店したこともあってか(予約もあったようですが)、ラッキーなことにテラス席をゲットし、トゥルッリ群を眺めながら晩餐となりました。ここでもスペシャル前菜を楽しみました。名前はグラン・ミスト・デッラ・カーサ Gran misto della casa (この家の大きい盛り合わせ前菜みたいな意味です)。7品小皿が出たかな。でもボリュームはマテーラが勝ってました。

南イタリア・アルベロベッロの小ネタ (プーリア編エッセイの補足です)_b0206901_1573954.jpg ……いわずのがな、その食事風景が四枚目です。残骸すぎてゴメンナサイ。あ、ここはテーブルチャージのパンに、オリーヴのつけものがたくさんついてきました! いつもはパンだけなので、これは嬉しかった。値段もそこまで高くなかった気がします。ワインボトル高いの入れて、パスタは抜いて、肉2品頼んで、二人トータル50ユーロちょっと。正直な話、ローマでこの量、この金額は無理。アリエナイ。しかも、アルベロベッロもマテーラも食事が本当においしかったんです! そういう意味でも、南東イタリアは最高の旅行でした。ものすごいおすすめしたい地域です。

☆最後に、紹介したホテル・お食事処の住所です。

・ホテル「 Trulli Holiday 」 Piazza Curri 1 , Alberobello
 伝統住居トゥルッリのホテルについておすすめリンクはコチラです(日本語)
・ジェラート屋「 Arte Fredda 」 Largo Martellotta 47 , Alberobello
 お店の詳しい説明をしてくれているおすすめリンクはコチラです(日本語)
・リストランテ「 Il Pinnacolo 」 Via Monte Nero 30, Alberobello
 リストランテの公式ホームページリンクはコチラ(英語あり、写真もあります。)

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# by gosuiro | 2011-08-04 03:24 | 海外旅行のお話 | Comments(0)
南イタリア・バーリに関する小ネタ (プーリア編エッセイの補足です)
南イタリア・バーリに関する小ネタ (プーリア編エッセイの補足です)_b0206901_18272117.jpg 弟と南東イタリア旅行へでかけたときのエッセイ(むしろ日記)のラスト「プーリア州+ナポリ編」の補足です(該当エッセイを拝読後に読むと、よりわかりやすいです。プーリア州+ナポリ編エッセイのリンクはコチラです)。

 今回は、マテーラとアルベロベッロを観光する際に中継地点となる都市、バーリのお話です。バーリは南東イタリアで一番大きな港街になります。私は早朝マテーラから、アルベロベッロへ向かう途中で訪れました。アルベロベッロ行きの列車に乗り換える時間を有効活用して観光した感じです。

 また、バーリは、イタリア国鉄でローマ以北から南東イタリアへ旅行する際に、かならず通る場所です(ローマから特急で6時間近くかかるかも……)。また、旅の中継ポイントらしく、バーリ~ナポリなど、長中距離バスも豊富です(エッセイに載っていますが、駅前から活用しました。4時間かからなかったかな)。鉄道を使う旅行ならば、バーリは特に寄り道しやすい街でもあります。アドリア海も望めますので、なかなかおすすめ(マテーラ・アルベロベッロは内陸の観光地になります)。
南イタリア・バーリに関する小ネタ (プーリア編エッセイの補足です)_b0206901_18272453.jpg 早速、写真一枚目! バーリの名所のひとつである、サン・ニコラ聖堂 Basilica di San Nicolaです。こちらは駅から海側に歩いて、三十分くらいの旧市街(歴史地区)にあります。アドリア海を目指せば出会える聖堂のひとつ。

 写真が妙にフェスタのようなのは、ちょうどこのとき結婚式が行なわれていたからでした。バーリの聖人をまつっているとのことで、聖堂横の併設ショップも妙に充実(笑)。お土産にちょうどいい品が多かったです。私はプレゼーピオ(聖誕祭前後に教会で飾られるキリスト生誕場面のオブジェ)の立体ハガキを購入しました。

 この聖堂の近くには、カテドラーレやバーリのお城といった観光スポットがありますが、……個人的に一番気に入ったのは、旧市街の街並みです。

 それが、二枚目の写真にあたります。車が通れないほど細くて入り組んだ街並みです。まるで迷路みたいで、日光が強いと真っ白に見えます。バーリはナポリより危険なところがあるといわれ、中でも旧市街は注意! という話でしたが、……海がすぐ近くだからか、建物がナポリより高くないせいか、旧市街はナポリのものより妙に開放的でした。
南イタリア・バーリに関する小ネタ (プーリア編エッセイの補足です)_b0206901_18272632.jpg というか、バーリの旧市街は綺麗だった! ナポリより断然綺麗! 写真の通り、白い石畳で、住民の方々がちゃんと掃除されている感じです。まさに、南の町に迷い込んだアドベンチャー感満載。

 日差しが強くて大変でしたが、歩くだけでも楽しかったです。子どもたちがせまい路地でサッカーしていたり、マンマたちが家のドア開けっ放しで昼食つくっていたり、日陰にチェア出して涼んでいたり、そこから海の青が見えたり……個人的には、自分の故郷がある沖縄北部の長閑な雰囲気に似ていて好きでした。南国はこうでないと! という、開放的な感じがいいですね。

 とはいえ、バーリも引ったくりなど軽犯罪が多いらしく、ナポリと並んで気をつけたほうがいいといわれているようです(それは基本、南イタリアすべてにいえる話ですが)。特に一人で旧市街は迷わないほうがいいかも……と、実際歩いた私的には思えなかったんですが(苦笑)。旧市街では、移民を見かけませんでした。バーリの港は東欧やギリシャに行く玄関口ですが、旧市街は昔ながらに住んでいるひとが多いのかもしれません。だから、個人的に好みなのかもしれない。
南イタリア・バーリに関する小ネタ (プーリア編エッセイの補足です)_b0206901_18272877.jpg 一方で、新市街は三枚目の写真のとおりです。近代都市の風情で整備されて、かなり歩きやすいです。ただ、昼休憩の文化が根強いので、午後1時から3、4時くらいまで多くの店がクローズします(教会もそうです)。観光するときは時間配分に気をつけないといけません。

 それ以上に、私鉄やバスの時刻にはくれぐれも注意です(笑)。かなり接続はよくないので、中継地点としてバーリ観光する前には時刻を常に調べたほうが賢明です。マテーラ方面のアップロ・ルカーネ鉄道は、古いワンマン列車でしたが、逆にアルベロベッロ行きは綺麗。

 それが、ラストの写真です。スッド・エスト鉄道は、ここはスイスかドイツなの? というくらい、ハイテクで綺麗な車両を使っていました。私はそこに南イタリアの本気を見た気がします……そうそう、南イタリアもやればできるんだよね! ね? (笑)

★最後に、活用した鉄道の内容です。(ともに私鉄です)。
 ・マテーラ(Matera Centrale)~バーリ(Bari) 約80分 4ユーロ アップロ・ルカーネ鉄道(Ferrovie di Appulo-Lucane)、別名F.A.L
 ・バーリ(Bari)~アルベロベッロ(Alberobello) 約90分 4ユーロ スッド・エスト鉄道(Ferrovie di Sud-Est)、別名F.S.E(写真のものが、始発駅バーリ)

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# by gosuiro | 2011-07-29 22:13 | 海外旅行のお話 | Comments(0)